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史上初、ドラフト指名からNBAでプレーをする日本人選手が誕生!その名は、八村塁!

2019年06月21日
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ついにこの瞬間が訪れた、史上初のドラフト指名からNBAでプレーをする日本人選手の誕生だ。

現地時間20日、ブルックリンのバークレイズ・センターで行われたNBAドラフト2019にて日本期待の星、八村塁の名が読み上げられた。

“With the 9th pick, in the 2019 NBA draft, the Washington Wizards select, Rui Hachimura!! From Toyama, Japan and Gonzaga University!!”

前情報では11〜14位での指名が濃厚と言われていた中、ワシントン・ウィザーズが9位で指名。ドラフト指名を受ける日本人選手としては1981年8巡目171位の岡山恭崇に次ぐ史上二人目、そしてドラフト指名からNBAでプレーをする選手は史上初の快挙となった。またNBAでプレーをする日本人選手は八村が三人目、一人目は2004年にフェニックス・サンズでプレーをした田臥勇太、そして二人目は昨年メンフィス・グリズリーズと2ウェイ契約を結びシーズンを通してプレーした渡邊雄太だ。

八村は指名を受けると、家族、そしてゴンザガ大の恩師マーク・ヒュー、同じく大学のチームメイトであり今回のNBAドラフトでも指名を受けたブランドン・クラークらと抱擁を交わしステージに登壇した。

以下に指名時に解説されていたコメントの訳をつけたのでチェックして欲しい。

「彼は日本人として史上二人目となるドラフト指名です。これは日本のカルチャーにとって大きな出来事です。日本からは23のメディア、そして46人の記者が訪れています。アメリカを除いて最多数です。彼の名前の意味は野球のベースで、彼の祖父が野球の大ファンだったそうです。彼はゴンザガ大に来た時ほとんど英語が喋れませんでしたが、すぐに順応してみせました。マーク・ヒュー(ゴンザガ大監督)は、八村はとても礼儀正しい男だと私に伝えてくれましたが、まだ来て間もない頃、時折彼のチームメイトがピックアップゲームで彼にファールや点数をごまかしていた事に面食らっていたそうです。」

「彼は(大学3年目で)素晴らしいシーズンを送りました。20得点近い平均得点、彼は才能溢れる男で、あらゆる事をこなせる選手です。彼はこうしてアメリカでNBAキャリアをスタートさせ注目が集まっているため既にCM契約(日清食品)も獲得しています。今日本はとても興奮しています。彼はジュリアス・アービング賞(大学で最も優れたスモールフォワードに送られる賞)も受賞していました。」

「塁のポテンシャルを見てみましょう。205cmの身長で八村塁は強靭な肉体を持っています、素晴らしいアスレチック能力があります。彼は効率的な2点スコアラーで、59%のフィールドゴール成功率を誇りました。素晴らしい中距離ショット、プルアップから得点が重ねられます。そしてゴール下でも強さを発揮します。彼は219cmのウィングスパンを持つ優れたディフェンダーで、ゴンザガで素晴らしいコーチングを受けています。彼はきっと輝かしいNBA選手になるでしょう、これは良い指名です。」

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指名後、終始笑顔を見せていた八村はインタビューでこう答えた。

「ものすごい事です。私、家族、そして日本にとってもですね。とても感謝しています。まず私の中学のコーチに感謝したいです。彼は中学の初めの練習で”お前はNBAに行くぞ!”と指差しで私に言って来たんです。そして私は彼を信頼しました。また高校のコーチやトレーナー、大学のコーチ、チームメイト、みんなに感謝です。」

そして日本のファンへメッセージを求められた際は、

「皆さんやりました!日本人初(のドラフト指名からNBAでプレーをする)NBAです!!」

と語った。

自身のSNSでは、「私はウィザードになりました!」と投稿。

史上初の快挙達成に日本メディア、そしてファンは大盛り上がりとなったが、ドラフト前のインタビューでは、ここからNBAで素晴らしいキャリアを送ることが目標という点を強調していたのもあり、ついにスタートラインに立ったという心境だろう。

ここからどこまで上り詰めることが出来るか、長くNBA選手としてのキャリアを継続させ、スターター定着、オールスター、プレイオフ、MVP、そして優勝… これまでもそうだったようにとても険しい道にはなるが、数々の試練を乗り越えて来た彼ならきっと更に大きな事を成し遂げてくれる、そう信じて彼の活躍を応援したい。

Go!! Rui Hachimura!!!!!!

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About cata.

cata.
96-97シーズンよりNBAを見始め、それがきっかけで中学からバスケを始める。高校ではNBAファンサイトを運営。大学から渡米し7年滞在後に帰国。2015年からツイッターでNBA情報発信を始める。レブロンと同い年の会社員。

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