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デイミアン・リラードが近日トレード要求の報道を否定、ブレイザーズに対する現在の心境を語ったインタビュー和訳

2021年07月17日
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昨日リラードの近しい関係者から、リラードが近日トレードを要求すると報道があり騒然となったNBA界。情報の出所がハッキリしておらず、デマだという意見が多かったものの、大手メディア達も取り上げ大きな話題を呼んだ。

その翌日である今日、報道を知ったリラードに早速会見の場で質問が飛んだが、発言の全てを聞いてこそ彼の真意が分かると思ったので、今回その報道に関して語った部分を訳させて頂いた。彼の真意、正確な現状を知りたいと思うリラード&ブレイザーズファンの方にとって助けになれば幸いだ。

質問: 今USAB(USA代表チーム)にいるわけですが、最近たくさんのトレードの噂やあなたがチームを出ると伝えたなどの報道が出ています。以前ここでそれらについては自分の口で語りたいと言っていたので、そうした話題についての今の状況、トレードしてくれと言っているという報道について話して頂けますか?

リラード: 朝起きたらそれらの報道が出ていて、たくさんの人々が自分に連絡をしてきていました。まず第一声は、それは真実ではないということ。以前あなた達に話しましたが、多くの話題が出ているものの、それらは私の口から出たものではありません。第一に、真実ではない。第二に、これからの未来の事について固い決断は何もありません。誰か他人が私について言ったり、報道したりする必要は全くありません。もし語るものがあるなら、前も言いましたが、私は直接チームとニール(GM)に話します。それだけです。

質問: では、その決断にはどんな要素が関わってくるのか語ってもらえますか?

リラード: たくさんの事が関って来ますが、公の場で話す事はしないようにします。今私が話し合う必要があるのは唯一私のチームだけです。

質問: あなたを引き入れようとしている他チームのファン達による勧誘に対してはどれ程気づいていますか?特にフィラデルフィアは?

リラード: ソーシャルメディアは頻繁に使っているから気づいていますよ、私のツイッターハンドル付きのものは。しかしそれらはいつもと変わりません。シーズン中もそれらのようなものは見かけますし、今はただあらゆる報道が出回ったりしているので少し多くなっているんですね。それだけです、特段気にかける事はないです。

質問: 今朝のクリス・ヘインズ(Yahoo Sports NBAインサイダー)との話の中で毎オフに一つ行う事として如何に成長するか、チームがどう成長出来るかを客観視して見極めると語っていました。チャウンシー(新ヘッドコーチ)とニールとは球団がどう前進していけるかについて、優勝に向けてどんな会話を交わしたのでしょうか?

リラード: 最適な表現は、より切迫したものになっているという事、我々の次のステップ、どう前進するかについてもっと急がないといけません。我々はこれまでずっとプレイオフに進出し続けている事に関して多くのプライドを持っていると思います、我々は悪いチームではありません、勝っているチームです。

プレイオフには毎年出ていますし、素晴らしい環境が整っています、この都市を愛していますし、素晴らしいファンがいます。たくさんの良い点がありますが、しかし充分とは言えない状況にあると思っています。我々は本当に優勝したいのでしょうか?それが我々の向かっている所なのでしょうか?それを見せるためにやらなければならない事があります、そのレベルで勝つために行動を起こさなければなりません。自分の思いは今までずっと唯一それだけです。

質問: 今回の報道が出てポートランドは少し騒がしくなっていますが、今日ニールかチャウンシーがラスベガスに来てあなたとミーティングすると報道がありますが、それは事実ですか?

リラード: はい、そうです、話す予定ですよ。しかし自分は今USAバスケットボールでプレーしています。今起こっている全てについて話すでしょう、それにも関わらず彼らはここに来てくれます。USA代表に選ばれた際は毎度彼らはサポートしてくれています。今回は話す事があります。人々は今回のような事が起こると重大な、何かヤバいミーティングかとんでもないものと見るのだと思いますね。

質問: 今回の報道は嘘だと言いましたが、もしトレードを要求しているとしたら、どの都市、チームに行きたいと考える事はありましたか?

リラード: 私が固い決断は何もないと言う時は、つまり他のチームに移籍する方向性はなく、何かこうしますなどと言っているのでもないです。我々はその状況にはありません。

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質問: ブレイザーズは現状のままではいけないと思うと語りましたが、どのプレイヤーを球団に獲得して欲しいという考えはありますか?

リラード: えぇ、もちろんです。特に変わったことではないですよ、毎年そう感じています。ただ今年はより切迫したものです。最適な表現をするなら、背景には切迫した状況があるということ。もちろん我々の助けになれると思う選手達はいます、我々が狙うべき選手達が。

質問: ニール・オルシェイは昨季ロスターに問題があるとは信じていないと語っていました。そして新しいコーチとより良いディフェンスで優勝に近づけると。それに関しては同意ですか?もしくは何らかの動きをする必要があると思いますか?それは自身のこれからを決める上で重要視していることですか?

リラード: リーグにはロスターに劇的な変化を加えずにコーチ陣を変えてチームが改善されたというチームがたくさんあります、恐らくそれらのチームは新鮮な指導と新しい指導者が必要だったのでしょう、度々コーチというものはそれ程重要なものです。ですので、チャウンシーが本当にチームを変革し、より良いチーム、我々をその道へと導いてくれるという事に対して反対はしていません。しかし来季に向けての我々のチームを見ると、「よし、これが優勝を狙うチームだ。必要なのは新しいコーチだけだ。」と如何にして言えるのか分かりません。怪我人がいるチームに1stラウンドで敗退しておきながら。それが私の考えです。

質問: 未来については何も決めていないと言いましたが、それはつまり来季に向けて完全にコミット(ブレイザーズで優勝するぞと集中)しているわけではないのですか?

リラード: 今は、私がどうするのかは分かりません。言える事は、私のハートと意思は常にキャリアを通してトレイルブレイザーズのユニフォームを着る事にあります。しかし時が経つにつれて、優勝したい、分かりますよね?トレイルブレイザーズのユニフォームで優勝したい、でも我々はそれに向かって大きな進歩をしなければなりません。

質問: あなたはこれまでオフシーズンで話題性がありませんでした。しかし今季はあなたの周りで多くのドラマが起こっています。それに関してどう感じていますか?

リラード:  そのドラマは私から起こっているのではないと思います。それが私にとって最も安心できる事です。私は言わなければならない事に対して自分はシャイにならないと知っている事で安心しています。誰かがあまり話さなかったり黙っていたり、遠慮したり、そういった状況の時に私は多く口を開きます、そこから話題が生まれますね。私はインターネット上で起こる事や報道に関しては完全に平穏を保っています、なぜなら私は自分自身を完全にコントロール出来ているからです。私は道を踏み外す事はないと知っています、人としてらしからぬことは何もしていません。他の人々にとっては慣れない事かもしれませんが、私の読みは常に正しいです。私は常に正しく行動します。私は今もその範囲内にいると思っています、私がドラマを生み出す以上に他の人々がドラマを生み出していると思います。

質問: 明白にしておきたいのですが、次のシーズンもポートランドのユニフォームを着ていると予期しますか?

リラード: はい、そのつもりです。

質問: ニール・オルシェイと連絡を取っていると語りましたが、ジョディ・アレン(オーナー)とはどうですか?

リラード: ニールともジョディとも話しています。話す必要がある事は話しました。あなた達がいますから、私はオープンかつ正直にいる事が出来ています。私はありのままを話します、ジョディとニールとも同じように話しました。

質問: それはジョディと1対1で話したんですか?それか皆で?

リラード: ニールと話して、ジョディとも話しました。1人ずつかなんてそれを語る事は重要なことではないと思いますよ、私は2人に対して正直でいます、私がそうあるべきですから。

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About cata.

cata.
96-97シーズンよりNBAを見始め、それがきっかけで中学からバスケを始める。高校ではNBAファンサイトを運営。大学から渡米し7年滞在後に帰国。2015年からツイッターでNBA情報発信を始める。レブロンと同い年の会社員。

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