ヒートカルチャーの象徴、ユドニス・ハスレムがパット・ライリーの信頼を勝ち取った話

2020年10月05日
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現在ファイナルを戦っているダンカン・ロビンソン、デリック・ジョーンズJr.、ケンドリック・ナン達と同じドラフト外としてヒートに入団。それから球団史上最長となる17シーズンを過ごし、通算リバウンドで球団記録を樹立。勝利のためにハッスルし続け3度NBAの頂点に立ち、チーム&フランチャイズの信頼を勝ち取り、地元マイアミで様々なビジネスのオーナーとなり地域活性化に貢献しているマイアミレジェンド、ユドニス・ハスレム。

今季プレータイムはほぼないものの現在ファイナルの舞台で必死に声掛けをし、チームを鼓舞し続けている大ベテランの彼ですが、今回はそんな彼のヒートカルチャーを象徴するエピソードを紹介します。

引用元はこちらの動画です、5:24から。

彼はドラフトされずフランスに渡った後、彼の地元でもあるマイアミ・ヒートからワークアウトの声が掛かりアメリカに帰国、ヒートのジムを訪れました。

「(声が掛かった事は)凄く気分が良かったよ、でもジムに入ったら50人ぐらい自分と同じ状況のヤツがいたんだ。4~5人ぐらいかと思ってたらマジかよって感じだった。50人もいるのかよ、どうやってこの中で目立てって言うんだってね。

このビジネス、そしてスポーツを知っている者はトレーニングキャンプに呼ばれる大半がチームに入れない事を知っている。だから本当に俺が求められている人材なのか、それともテストのための数合わせで呼ばれてるだけの存在なのか分からない。

そんな中でどうすれば他のプレイヤーを上回れるか、それには長所を生かすしかないんだ。そして俺にとってそれはシンプルだった、それは俺のキャリアを作り、そして今でも俺のスタイルである事だ。

練習で5対5があった、シュートが外れハーフコートにボールが飛んで行ったんだが、全員が足を止めた。でも俺はボールを追い続けてボールを拾った。そしたらコーチライリー(パットライリー)が笛を吹いて「なぜ止まらないんだ」と言って来た。その時俺は何か過ちを犯してしまったと思ったんだ。俺は「でもまだ誰も笛を吹いていませんでしたし、プレーは続いていました。」と言った。

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そんな小さな事が俺のキャリアを大きなものに跳ね上げた。その後コーチライリーが俺をオフィスに呼んで、「チーム入りだ。」と伝えて来た。それ程小さな事、プレーを諦めなかった事がそのジムにいた他の多くのプレイヤー達との違いを生んだんだ。」

パット・ライリー「10年以上に渡って、ユドニスはマイアミ・ヒートのユニフォームを着るという事がどういう事かを体現してくれた。」

逆境の中で小さなことでも自分が出来ることに集中し、常に全力を尽くし人生を切り開いて来た、そんな彼のアドバイスはヒートにとって大きな原動力となっています。現在行われているファイナル第2戦では彼が檄を飛ばした後チームの調子が上がり、エースであるジミー・バトラーも試合後のインタビューで「次は試合前からみんなをこき下ろしてくれれば良い」と言う程、効果的なものでした。

そして本日行われた第3戦ではヒートがゴラン・ドラギッチ、バム・アデバヨの主力2人を欠きながらも見事レイカーズに勝利。 きっと彼はチームの定番となっている彼を中心とした試合前の円陣から全力でチームを鼓舞していたのでしょう。第4Q終盤にタイラー・ヒーローが駄目押しのAND1を決めた際はベンチで「良くやった!」と言う表情で手を叩いていました。

ヒートの選手達は皆が球団社長のライリー&インターン時代から数えてヒートに32年携わっているGMのアンディ・エリスバーグによって集められたハードワーク、そして厚い信頼関係を重んじるというヒートカルチャーに沿ったプレイヤー達。そしてそんな彼らの精神的支えとなっているのが、ライリーが全信頼を置いているハスレム。きっとこのチームは第4戦以降も驚異の粘りで我々を驚かせてくれることでしょう。

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About cata.

cata.
96-97シーズンよりNBAを見始め、それがきっかけで中学からバスケを始める。高校ではNBAファンサイトを運営。大学から渡米し7年滞在後に帰国。2015年からツイッターでNBA情報発信を始める。レブロンと同い年の会社員。

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