今年のドラフトでマブスから9位指名を受けた19歳のデニススミスJr.がデビュー2戦目となる本日の対サンズ戦で25得点、8リバウンド、4アシスト、4スティール、1ブロックの大活躍を見せました。
▼デニススミスJr. 対サンズ戦 フルハイライト▼
解説から「ヤングデリックローズ」と称される程のクイックネスを誇るスミスですが、速いだけではなくヘジテーションやクロスオーバーなどのスキルにも長けておりフィニッシュまで持っていく能力はルーキーの中でも群を抜いています。フィニッシュも空中でダブルクラッチに容易に移行出来る滞空時間を備え、フェイダウェイも幅が広く、ディフェンスにとっては非常に厄介な存在です。
更に3ポイントも本日3/5と高確率で沈めており、そのフォームから見ても非常に癖のないシュートを放ちます。中でも外でもコンスタントに得点を稼げる理想的なスコアリングPG、あのドライブがあるとなるとディフェンスも引かざるを得ませんから、アウトサイドもより活きてくるでしょう。
ノースカロライナ州立大時代はディフェンスに課題が残ると言われていましたが、持ち前の身体能力を活かしたブロック、そしてスティールはやはり脅威。ゲームメイクに関してはまだ未知な部分は多いですが、そのポテンシャルはリーグを代表するプレイヤーになる可能性を十二分に秘めていると言っても過言ではありません。
そして彼の一番の持ち味と言えば本日の試合でも垣間見えていましたが、まるでウェストブルックを彷彿とさせる爆発力。身長は188cmと決して大きくはないですがその跳躍力はリーグトップクラス、今年のドラフト候補生による身体能力テストの垂直跳びでは史上最高タイとなる48インチ(122cm)を記録しました。(某複数ソースを照らし合わせた情報によると同48インチは過去にジョーダンとダレルグリフィスが記録、伝説の100得点男チェンバレンも48インチ跳んだという情報もあり、そしてJRich、ラビーン、スパッドウェッブが46インチを記録、カーターは43インチ。)
ちなみに昨日のデビュー戦でのウォームアップでは軽々と後頭部まで下げてからのダブルパンプリバースを披露していました。2016ダンクコンテストでアーロンゴードンが見せた技ですが、これ程易々とこなして良い技ではない気がします(笑)
👀 @Dennis1SmithJr pic.twitter.com/A2A5A5BN0l
— Dallas Mavericks (@dallasmavs) 2017年7月8日
先日はリバース180からのBTLも決めており、そのアスレチックぶりは凄まじいものがあります。
#MFFL @Dennis1SmithJr pic.twitter.com/EW0Rk3HbhR
— Nickels (@HokageNick_) 2017年6月25日
こちらは彼のダンクまとめです。
見て頂ければ分かるかと思いますが、彼は両足跳びでは左右、右左の両方のステップを使いこなす非常に器用なダンカーです。(ダンクの際の両足跳びについてはこちらを参照下さい)
実は彼は高校時代に前十字靱帯を断裂し手術を経験しているのですが、その影響は微塵も感じさせない爆発力を見せています。むしろジャンプ力は怪我前よりも8インチ伸びているらしいです。(コアのトレーニングを入念に行うことによりジャンプ力が伸びるケースもあるらしく、再び怪我をしてしまいましたがジャバリパーカーがその例。パーカーは同じ怪我をしたラビーンにアドバイスを送っていました。)
今年のルーキーは実力者が勢揃いしている印象ですが、中でもこのデニススミスJr.、是非注目して頂きたいですね。
シーズン開幕後には一体どんなハイライトが飛び出すのか本当に楽しみです。
▼デニススミスJr. 大学ハイライト▼
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