全世界のキャブスファンは正に第二戦を前にしてこのような心境だったのではないでしょうか。
レブロンと並んでチームの得点源だったアービングが去り、誰もがキャブスの勝利を信じきる事が出来ない中行われたNBA FINALS 2015 第二戦、
ゲーム1に引き続きOTの末、95-93で、
キャブスWIN。
アービングに代わって先発PGとなったデラベドバがカリーに対し超絶ナイスDを見せ、レブロンもFG%は良く無いながらも39pts、16リバウンド、10アシストとオールラウンドぶりを見事に発揮しトリプルダブルの大活躍。
レブロンが第一戦後の宣言通り他選手をより巻き込んだおかげでチーム全体でバランス良く点が取れる事が出来、正にキャブスが望むゲーム展開となりましたね。
何と言ってもキャブスはこのゲーム、レブロンのアイソレーションを上手く用いショットクロックをフルに使ったスローオフェンスで、ウォーリアーズに速い展開でのトランジションゲームをさせず終始相手のペースに持ち込ませなかったのが大きいでしょう。
インサイドではモズコフがコンスタントにファールをもらい、レブロンも自分が囮になってのキックアウトでジェイムスジョーンズ、JRスミス、シャンパートに上手くチャンスを作っていました。
そして、ディフェンスではデラベドバがカリーへの密着マークで完全にリズムを狂わせる事に成功、カリーはこの試合で今季ワーストの3ポイントが2-15、トータルのFGは5-23と大乱調、スプラッシュブラザーズの相方で34得点挙げたトンプソンとはこの試合に限っては対称的でした。
第3Qまでは第一戦同様シーソーゲームが続きましたが、第4Qに入るとキャブスがレブロンの3などで一時11点のリードを奪う展開、しかし終盤に差し掛かるにつれウォーリアーズが一気に点差を詰め、終了間際残り7.2秒でカリーがフィンガーロールのレイアップを沈め、87-87のタイゲーム。
ラストポゼッションで第一戦に引き続きゲームの命運を託されたレブロンでしたが、今回はイグダラのマークを強引にペネトレイトで突破し左手でのバンクレイアップを狙うも、ボールはフープの上を転がりゲームオーバー、NBAファイナル史上初の1、2戦連続でのオーバータイムに突入となりました。
OTでは、シャンパートの3を皮切りに、レブロンのFTと5点差をつけ逃げる形となりましたが、グリーンに連続でインサイドを攻められ、残り30秒にはJRスミスの手痛いファールによりカリーにFTで1点をリードされる展開。
キャブスはその後のオフェンスで、ジェイムスジョーンズの3が外れたリバウンドを掴んだデラベドバがルーズボールファールを受け、クラッチFTを2本成功で1ポイントリード。
デラベドバは最後の最後までカリーに振り切らせず、厳しいジャンパーを打たせエアーボールを誘い、それを拾ったレブロンがFTを1本外し2点差とウォーリアーズにチャンスは残されたもののカリーからトンプソンに送られたバウンズパスは足下に入り込んでしまいTO。
レブロンが試合終了と同時にボールを床に叩き付け咆哮、キャブスがアウェイで貴重な一勝を挙げました。
アービング不在となった時点でキャブスの勝利の可能性は非常に薄くなってしまったと思われたシリーズでしたが、デラベドバがカリーに執拗なディフェンスを披露した事で一気にキャブスに光が射した印象でしたね。
元々アービングはオフェンスに大分定評はあるもののディフェンスに若干難ありだったので、守備面での相性も考えるとデラベドバは逆にカリーのマッチアップには向いているのかもしれません。
とは言っても、カリーもこの試合を機にデラベドバ対策はしてくるはずですし、この試合程不調なゲームというのもそうそうあるものではないと思うので、安易に互角と考えるのは危険でしょう。
レブロンも今回50分を越える出場時間となっているので、疲労がどれだけ第三戦以降影響してくるか、ますますブラットHCの手腕が試される展開となって来そうです。
そういえばブラットHCの選手起用についてですが、この試合終始良い活躍を見せていたモズコフが第4Q以降ほとんど出場しなかった件に関して、ウォーリアーズがスモールラインナップでボガットを使わなかったため、相手に合わせた起用法、更にモズコフを終盤使わない戦法は今までもずっと取り入れて来たと試合後コメントしたのですが、実際の所モズコフが出ている方が単純にペイントエリア内で攻守共にメリットがあり、オフェンスではインサイドアウトのボールムーブメントが生まれますし、ディフェンスではペイント周辺でイージーショットを打てなくなるなど、モズコフが出ている時間帯の方が確実に試合を有利に進められているので、第三戦以降はこの辺りの修正を考えた方が良い気はします。
明日はキャブスホームに戻っての第三戦、NBA.comでは第三戦の結果予想投票で、キャブスが勝利すると予想するファンの方が多い事から見てもキャブスに流れが来ているように感じますね。
私もこの第二戦を見終わった現在、キャブスはアービングがいなくても十分に戦える、CFでもホークス相手に勝っているし、イケルぞ!と強く実感しています。
ちなみに本当に何とかしてしまったレブロンですが、ここまでの二試合で平均41.5点、12リバウンド、8.5アシストと脅威のスタッツを残しています。ファイナルのシリーズ通して40点越えは1993年のジョーダンが記録した41.0点のみで、もしかしたら快挙が飛び出してしまうかもしれません。
うむ、しかしこのブログはいつからキャブス応援ブログになっていたのかと小一時間自分を問いつめたいです。
「さぁ今日も仕事だ!」って言いながら、リーグパスにアクセスする生活を夢見ているレブロンと同い年の中年でした。
第三戦も要チェックや!それでは。
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ドモ^ ^ファイナル熱いですね☆アーヴィングの負傷もうダメかと思いましたが…さすがのキング☆ また覗きに来ます^ – ^
ケンタさんコメントありがとうございます!
アービングが離脱した時は、GSW相手にキツすぎるなと思いましたが、レブロンを中心に上手くチームが機能していますね。
何気にカリーも好きなのでGSWが負ける所は見たく無い気持ちはありますが、今回は是非キャブスに勝って欲しいです(>_<)