開幕戦ではトリプルダブルまで後一歩に迫る32点、12リバウンド、9アシストの活躍を見せチームを勝利に導いたウエストブルック。
チームリーダーの一人であるKDがチームを去った事によりボール保持率が上がり、スタッツも更に伸びるだろうと予想されていた彼ですが、本日の試合では正にそれを象徴したと言える驚異のパフォーマンスを披露しました。
51点、13リバウンド、10アシスト、何と1975年のカリームアブドゥルジャバー以来となる50点越えでのトリプルダブルを達成。
サンダーは第1Qにサンズに3ポイントをコンスタントに決められ40点を献上、いきなりダブルスコアの立ち上がりとなりましたが、後半に入るとウエストブルックが覚醒。
第3クォーターのみで23点を叩き出すパフォーマンスで一気に点差を縮め、第4Qにリードを奪ってからは一進一退の攻防が続き試合はOTへ。
そして残り7.6秒でウエストブルックが勝ち越しとなるレイアップを沈め、その後ブッカーのファールを受けフリースローを二投成功、113-110の3点差で逃げ切り見事サンダーが勝利をあげました。
OTを含め45分間コートに立ち続けたウエストブルックは試合後のインタビューで、
「ただ勝ちたいだけだ、単純な事だ。勝ちたいと思った時は疲れたなんて考えない、俺にとっては、疲れるって事は脳内だけでの話なんだ。それは意識の中にある。高いレベルで競争し、全てをフロアに置いてくるだけだ。」
と発言、以前にも「俺は疲れない、なぜならそう決めたからだ。」とあくまでも疲れというものは自分がそう思わない限り存在しないものだというコメントをしていました。
そんな彼だからこその高スタッツ、フィールドゴールは17/44で39%と決して高い数字ではありませんでしたが45分間プレーし44本のショットを放つ事ができるというのはやはり驚異の身体能力と言えます。
ちなみにウエストブルックのショットアテンプトは確かに多いものの、試合の全体の流れを通してみると極端な無駄打ちというのはそれ程目立っていない印象を受けました。
ただ今日の試合ですと3ポイントが2/10と、3に関しては打つべきオープンの時に限らず早打ちしていたシーンも見られたので、チームの司令塔である以上より高確率で点を取れるオプションをまず重視してゲームを組み立てていく必要性は感じます。
今季は1962シーズンのオスカーロバートソン以来となるシーズントリプルダブルを達成するのではなんて声も挙がっているウエストブルック、ここ2試合に関してはそれも夢物語とは言えない活躍ぶりを見せています。
果たして疲れを知らない彼が今後どこまで数字を伸ばし、勝ち星をあげていくのか、非常に楽しみです。
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