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ドウェインウェイドがマイアミに凱旋、古巣ヒートとの一戦を制す

2016年11月11日
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オフにヒートからブルズへと電撃移籍を果たしたウェイドにとって初のマイアミ凱旋となったヒート対ブルズ戦、やはりウェイドはヒートにとって永遠のヒーローでした。

本日の試合に駆けつけたヒートファンはウェイドのジャージを着る者、プラカードを掲げる者もおり、ウェイドの帰還をスタンディングオベーションで歓迎。

試合が始まると相手チームであるにも関わらずウェイドの1stショットの際には外れた瞬間ため息が漏れ、ヒートを応援しながらもウェイドの活躍を願うというファンの複雑な心理が如実に表れていました。

そして第1クォーター途中にはウェイドのヒートでの13年間をまとめたトリビュートビデオが流され、ウェイドが去った要因の一つであると言われたヒートのオーナーであるパットライリーも感極まる様子を見せていました。

– ウェイドのヒートトリビュートビデオ –

 

これには流石のウェイドも感情を揺さぶられたのか、そのビデオが流される前は2本のショットを沈めていましたがそれ以降はフィールドゴール3本のみのフィールドゴール5/17、計13点止まりと感謝に見せかけたヒートの作戦?が功を奏したのかもしれません。(笑)

– ウィンズローを振り切ってからのダブルクラッチ –

 

フィールドゴールは苦戦したものの、第4クォーター残り14秒でウィンズローからファールを受けた際のフリースローは2投ともきっちり沈め、自らの手で勝利を決定付けました。

この最後のファールに対してウィンズローは、

「あの判定には納得していない。今日は彼が戻ってくるという特別な舞台だったから吹かれたと思う。今日は明らかに普通のアリーナでは無かったし、いつもと変わらない試合ではなかった、あのコールは起こるべくして起こったんだね。」

とコメント、これにはウェイドも同意したようで、

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「あのプレイはベテランコールをもらったね、ファールをしてくれた彼には感謝しないと。」

と今日の試合で激しくマッチアップしたかつての後輩にコメントを送りました。

ウィンズローはウェイドが移籍する際、去って欲しくないと語り人一倍尊敬の念を抱いていましたが、だからこそ他メンバーが和気あいあいとする中本気でウェイドに向かって行った気がしています、ウェイドと絡み合った後スティールからダンクを決める様はヒートの次世代エースを思わせる活躍でした。

– 本日のウェイド –

ウェイドは試合後、

「ここのリムはよく知っているから、もう少し上手くシュート出来ると思ったんだけど(笑)」

と笑いを誘いました。

そしてこの試合をコート横で観戦していたパットライリーは、ウェイドとの契約更新の際それまでチームのために減棒を受け入れ自己犠牲をして来た34歳の彼に対し掲示額を低くした事を後悔しているようで、ウェイドはフランチャイズプレイヤーとして最優先に考えてあげなければならなかったとコメントしていました。

しかしウェイド本人はそれがあったからこそ地元であるシカゴに移籍するという選択肢を得られたわけで結果的には感謝していると以前に発言をしていましたし、ヒートも若手中心に再建する環境が出来たわけなので考えようによってはWINWINですから、是非これからも二人には良い関係でいて欲しいものですね。

 

最後に、ウェイドは本日の試合についてこう語っていました。

「こんなに妙な試合は経験した事がないよ(笑)早く終わって欲しかったね、すごく妙な気分だったんだ。かつての仲間と対峙するのは、まるでプレイオフで一緒に戦っている気分だった。とりあえず勝つ事が出来て良かった。

会場の雰囲気は良かったね、ファンも素晴らしかった、総立ちして拍手くれたのも感謝している、みんなが投げかけてくれた言葉にもね。ただ、ゲームそのものは物凄く変な感じだった。」

 

13シーズンも過ごした場所で敵として戦い、更に敵なのに応援されるというのは確かに違和感が物凄い感じはしますね… そしてそれだけ妙に感じるという事は、やはりマイアミがホームだという意識が未だに根強いという表れとも言えるかもしれませんね。

via : BALLISLIFEnba.com

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About cata.

cata.
96-97シーズンよりNBAを見始め、それがきっかけで中学からバスケを始める。高校ではNBAファンサイトを運営。大学から渡米し7年滞在後に帰国。2015年からツイッターでNBA情報発信を始める。レブロンと同い年の会社員。

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