昨季故郷シカゴへ戻って来たドウェインウェイドがブルズとのバイアウトに合意しました。
Dwyane Wade gave back approx. $8M of his $23.8M salary to reach a buyout agreement w/Bulls, sources tell @wojespn. https://t.co/2b3eqUay8v
— ESPN (@espn) 2017年9月25日
ブルズはこのオフにバトラーを放出しロンドをバイアウトするなど若手中心に再建を図る方向性が明確になっていたためウェイドが残留する可能性も低いのではと見られていましたが、トレーニングキャンプを前にして買い取られる形となりました。ちなみにウェイドは今季の年棒である$23.8Mのうち$8Mを譲歩したとの事です。
これでウェイドは完全FAとなったわけですが、気になるのは次の移籍先。
ESPNのエイドリアンウォジナロウスキー氏によると、その候補として現在挙げられているのはキャブズ、古巣ヒート、スパーズ、そして昨日カーメロアンソニー移籍の報道があったサンダーの4チームだそうです。
Cleveland’s clear frontrunner with LeBron James, but Wade may take a little time to decide, league sources tell ESPN. https://t.co/onXPOeaYfG
— Adrian Wojnarowski (@wojespn) 2017年9月25日
中でも有力なのが元ヒート時代のチームメイトであり大親友でもあるレブロンジェームズ率いるキャブズ、レブロンはインスタグラムで彼とウェイドがクリーブランドの新ユニフォームを着ている画像にいいねをしており大歓迎ムードである事が明らかとなっています。
That ‘Like’ though pic.twitter.com/zNjAS0dnlD
— Bleacher Report NBA (@BR_NBA) 2017年9月25日
そしてレブロンは昨夏にウェイドがヒートを去る際に一度勧誘していたもののCLE側に十分なサラリーキャップスペースがなかったため断念となりましたが、今オフにも再度ウェイドと連絡を取っていたと伝えられています。
そのキャブズに続く候補と見られているのはサンダー、レブロン同様大親友であるカーメロが加入し、更に今オフにポールジョージも加わったため王者ウォリアーズを脅かすチームとなったのは再度優勝を目指す彼にとって大きな魅力でしょう。優勝という意味ではスパーズも昨季ウォリアーズに続く西の2位、そしてカンファレンスファイナルでレナードの怪我がなければウォリアーズに一泡吹かせていただろうと考えると申し分ありません。
古巣ヒートはかつて契約金を巡って確執が囁かれた球団社長のパットライリーが彼を引き戻そうとする意思があるようで「チャンスがあればいつでもアプローチする」と明言、そして現在掲示できる金額としてはヒートが$4.2Mと最も高額で、スパーズが$3.3M、キャブズが$2.5M、サンダーがミニマムとなる$2.3Mとなっています。しかし契約する場合一番痛手となるのはキャブズであり、もしウェイドと契約した場合はサラリーキャップ超過によるラグジュアリータックス(贅沢税)を$10.5M支払わなければならなくなります。
ちなみにウェイドはわずか一年で幼少時代から憧れ続けた地元チームを離れる事について、
「少し失望している。昨季のプレイオフでボストン(ブルズは8位シード)にアウェイで2連勝を挙げたが、その後ロンドが怪我をしてしまった。もしあれが起こっていなかったら、今状況は異なっていただろう。」
と回答、ブルズでのキャリアが上手く運ばなかった事に不満を抱いていましたが、移籍には早くも前向きな姿勢を見せています。
「これから目を通す移籍先のリストを持っている。自分が重要視しているのは正しい役割を得られる事だけだ。自分はまだプレー出来ると確信しているからね。」
ウェイドは昨季60試合に出場し(59試合スターター)、1試合平均18.3得点、4.5リバウンド、3.8アシストを記録していました。
今季は果たしてどのチームで開幕を迎えているのか、注目です。
SOURCE : ESPN
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