これぞDame Time、デイミアンリラードが暗殺者となるトキ。
ナゲッツのホーム、ペプシセンターで行われたブレイザーズ対ナゲッツの一戦はデイミアンリラードが4Q、そしてOTと二度に渡るクラッチショットを沈め115-113でブレイザーズが勝利しました。
– ゲームハイライト –
第3Qにはセカンドチャンスから点を重ねたナゲッツが一気に突き放し、点差を二桁に広げ波に乗っていましたが第4Qにアリーナ照明が一部消えてしまうアクシデントにより20分以上試合が止まる事態が発生。
復旧が終わり試合が再開されるとブレイザーズが反撃を開始するものの残り1分を切った時点で8点差と劣勢は変わらず、しかしナゲッツがターンオーバーやロバーソンが残り4秒で得たフリースローを二投とも落とすなどブレイザーズに追いつくチャンスを与えてしまいます。
そして残り2.9秒、ナゲッツ2点リードでブレイザーズのインバウンドから試合再開。
ハイポストでレナードのスクリーンを使ってトップへマッカラムがカットすると、すかさずリラードもレナードの横をすり抜け一気にゴールへダイブ。
ナゲッツはムディエイが追うものの完全に振り切られファリードもスイッチ出来ず棒立ち、リラードが完全にフリーの状態で空中でボールを受け取り見事レイアップを沈め試合はオーバータイムへと突入。
延長ではヨキッチとマッカラムの点の取り合いから始まり、その後ナゲッツがリードする形で試合は進みますが、マッカラムが勝負所でフローターを沈め残り34.6秒で再び同点に追いつきます。
タイムアウト明けガリナリがペイントのトップからペネトレイトを試みますがアミヌが体を張ったプレーでゴールを死守、そして再びデイムタイムが到来。
リラードはファリードを前にトップから1on1を仕掛け、ファリードのブロックを交わす絶妙な高さのフローターを放ちこれが見事イン。
ショットがフープを通過した後クロックを見ろと己の手首を指差し、リラードの二度に渡る劇的なクラッチショットが窮地に立たされたブレイザーズを救いました。
– リラードの技ありフローター –
本日のリラードは37点、5リバウンド、7アシスト、3スティールの活躍、3試合を終えた時点での平均スタッツは、35点、8リバウンド、5.3アシスト、FG54.9%、3FG44.4%、FT90.5%と素晴らしい数字を残しています。
– 本日のリラードハイライト –
リラード本人は今シーズンMVPを受賞したいと意気込んでいましたが、現時点でレナード、ウエストブルックに続きMVP候補の一人である事は間違いないでしょう。
そしてブレイザーズはリラードの他昨年のMIP、CJマッカラムが23点10リバウンドのダブルダブルと期待通りの活躍、今日も勝負どころではリラードと共に貴重なショットを沈めていましたから、リラードとのコンビはリーグで最も危険なバックコートと言っても過言ではありません。
一方敗退したナゲッツは本日ムトンボの永久欠番セレモニーがあったため、虹色のラインが入ったスローバックジャージで試合に臨みましたが惜しくもムトンボの前で勝利を飾る事は出来ませんでした。
本日の試合を振り返ってナゲッツのマローンHCは、次のように語りました。
「ターンオーバー、フリースローのミス、残念な試合運び、ブレイザーズにクレジットを与えたい。彼らは食らいつきアウェイで試合をモノにした、それこそが良いチームがする事だ。私たちはこれから前を見て進まないといけない、この敗戦から学ばなくてならない。」
ナゲッツは昨シーズンの終盤から若手のヨキッチ&ヌルキッチのツインタワーを起用していますが、二人ともまだまだ伸びしろがあるビッグマンであり、それに加えファリードがベンチに控えているというインサイドの層の厚さはなかなかのモノです。
今日もインサイドでブレイザーズをアウトスコアしていましたし、勝負所でのミスが減りチームが上手く機能すればプレイオフ滑り込みも有り得るかもしれません。
この2チームは来月の現地時間15日に再びペプシセンターで対戦となります、次回はナゲッツがリベンジを果たす事が出来るか、注目です。
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