新シーズンが始まって間もないですが、既に多くのプレイヤーが30点を越える得点をあげるなど目を見張るスタッツを残している今シーズン。
そんな中でも一際怪物じみたスタッツを残しているのが、ニューオーリンズペリカンズのアンソニーデイビスです。
今日行われた対ウォリアーズ戦では45点、17リバウンドとゲームを支配、そして先日の開幕戦では50点、16リバウンド、5アシスト、7スティール、4ブロックと、まるでかつて100点試合、50リバウンド試合、シーズン平均50点越えなど数々の伝説を残した怪物ウィルトチェンバレンじみた驚異のスタッツを記録しています。
– 本日のハイライト –
– 開幕戦のハイライト –
見ての通り211cmのパワーフォワードながらコートを広く使い、アウトサイドからポストプレーまで様々なムーブで得点を重ねる事ができるオールラウンドプレイヤー。
彼は高校で急激に身長が伸びたため、元々はガードだったものの全てのプレーをこなせるインサイドプレイヤーに成長したという経歴があります。
フリースローは2試合での確率が83%(キャリア平均は78%)と迂闊にファールも出来ない状態、以前は細身と言われた身体もビルドアップされパワープレーからのAND1も目立つようになりました。
ちなみに開幕から2試合で90点を越えたのは、ここ50年ではマイケルジョーダンとアンソニーデイビスの二人のみ、そして開幕2戦で95点に到達したのは1962年のチェンバレン以来、更に開幕戦で50点、なおかつ15リバウンド、5アシスト、5スティール以上は史上初という快挙。
また2試合連続での45点、17リバウンド以上は史上7人目、正に記録づくしのシーズンスタートとなっています。
この驚異のパフォーマンスにより自然とMVPとの声も挙がっていますが、そこで問題となるのは彼の活躍がチームの勝利に結びついていないという事。
一昨日のナゲッツ戦、そして本日のウォリアーズ戦と、共に勝負所で点差を離され敗退という疲労もたまる終盤でもデイビス頼りになってしまう現状、MVPを受賞する選手は大抵カンファレンスの上位とチームを勝たせているという事が一つの基準となるので個人スタッツは申し分なくともチームがまず勝ち星をあげない事には話しにならないわけです。
そしてこのデイビスの活躍により不安視されているのが怪我、デイビスは昨季も肩と左ひざの負傷によりシーズン後半14試合を全休、今季もそうならないという保証はありません。
デイビスの活躍を素直に喜んではいられない状況ではありますが、ペリカンズは今オフのドラフトでシュート力に定評のあるバディヒールドを獲得、即戦力として期待されている彼が成長しアウトサイドからの援護射撃が増えて来ればデイビスの負担も軽減される予感はしています。
デイビスを軸にサポーティングキャストの活躍次第では非常に面白いチームになりそうなペリカンズ、シーズンが進むにつれてどのような変化が起こるか、デイビスはどこまでスタッツを伸ばすのか、見物です。
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