2年連続MVPに輝いたウォリアーズのステファンカリーが2試合連続(間1日胃腸炎で休み)で大活躍を見せました。
先日の対クリッパーズ戦では29分の出場時間で43点、FGは15/23、得意の3PTは9/15、そして本日の対ホーネッツ戦では30分の出場で39点、FG14/20、3PTは何と11/15と絶好調、流石のオフェンス力を見せつけています。
▼2月1日 対ホーネッツ戦 39点▼
▼1月28日 対クリッパーズ戦 43点▼
今季はサンダーからリーグ屈指のエース、ケビンデュラントが移籍して来たことにより、如何にして強力なスコアラー達が揃う布陣でボールをシェアするかを意識せざるを得ませんでしたが、ここ最近は昨季の得点王らしく自ら積極的に、しかも十八番である3ポイントを果敢に狙っています、ここ2試合でそれぞれ15本という試投数は11月に行われた対ペリカンズ戦で放った17本に次ぐ多さとなっています。
そしてこの爆発の要因の一つであると言われているのが、もう一人の大エース、新加入したデュラントから受け取った言葉。
デュラントは先月の初めに行われた対グリズリーズ戦、残り40秒でトンプソンが得た2ndチャンスから自らボールを要求しアイソレーションで3を放った所グリーンに激昂されるというシーンがありました。
グリーンはこの場面でカリーがボールを持ち、デュラントとのピック&ロールで確実に点を取る形を望んだようでしたが、デュラントがカリーにボールを要求しカリーが渋々ボールを渡してしまった事により完全な1対1、デュラントも開けてくれと指示しているのでカリーも一瞬スクリーンに行きかけましたがそのままスルー、しかも2点リードしていながら3を放ちリバウンドを取られてしまったという一連のプロセスに怒りを感じていたようです。
デュラントにとってはサンダー時代幾度となく行ってきたプレー、特に疑問に思わなかったかもしれませんが、この時彼の中で変わらないといけないという意識が芽生えたのでしょう、↑の動画でもグリーンと話した後すぐさまカリーの元へ歩み寄っています。
そして、デュラントが後のインタビューで語ったカリーに伝えたと言われる助言がコチラです。
「俺は彼にこう伝えたんだ。俺の心配はいらないって。ただ自分のゲームをプレーしてくれ。俺がそれに合わせるから。君の周りで適応する。君はこのチームのエンジンだって事は承知している。俺は全てが自分を中心に回ってくれる事を望んで来たわけじゃないんだ。君のままでいてくれ、俺がそれに合わせてプレーするさ。俺はバスケを十分長い事プレーしてきている、どうやってスコアすればいいかも、どうやってボールを受け取れば良いかも知っている。君はただコート上で君のゲームをしてくれ、それが君がずっと今までやってきた事だからね。」
チームが強くなるには今まで通りもっとアグレッシブに攻める必要があるとカリーに伝えたデュラント、ここ数試合でその効果が大いに表れている事をスタッツが証明しています。
カリー自身今までは3を放っても一種の迷いのようなものが生じていたのかもしれません、今シーズンは3ポイントの確率が一時期4割を切っており得意のドリブルからプルアップで放つ3を外すシーンも目立っておりました。
今回デュラントに気を使う必要はないと言われ昨季のMVPモード、自分本来のプレースタイルで伸び伸びと3を打つ感覚を取り戻せたのでしょう。
そして先日の対ブレイザーズ戦ではカリーが胃腸炎で欠場しましたが、その時はデュラントがチームハイの33点を挙げ見事勝利を収めました、カリーがいなければデュラントがエースとしてチームを引っ張る、シーズンが進むにつれチームケミストリーが高まってきたウォリアーズは他チームにとって恐怖以外の何物でもないですね。
リーグ最高のアウトサイドシューターであるカリー&トンプソンのスプラッシュブラザーズに加え、エースのサポート役にまわる事を厭わない4タイム得点王KD、そして最優秀守備選手賞候補であろうオールラウンダーグリーン、現在42勝7敗で西の首位を快走するウォリアーズ、やはり前評判通り優勝候補筆頭は間違い無いでしょう。
カリーは今の所MVP候補としての声はあまり聞こえていませんが、本来の姿を取り戻した後半戦はMVP級の活躍が期待出来そうです。
最後に今日の試合前にこんなシーンがありました(笑)この親にしてこの子ありですね。
source : SLAM
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