本日行われたピストンズ対ウォリアーズ戦でステファンカリーがとんでもないショットを見せてくれました。
試合はウォリアーズが95-113で大敗する形になりましたが、今日もエースのカリーは3ポイント7本成功の38点と一人気を吐く展開、そして第1クォーターには観客の度肝を抜く仰天3ポイントを炸裂。
何とカリーはフロントコートにボールを運んだドレイモンドグリーンからパスを受けるや否や、ショットクロックが18秒もあるにも関わらずピストンズロゴの先端から3ポイントを放ち、まさかのNOTHING BUT NET。
これにはディフェンスのKCPも成す術無し、まさかそこから打って来るとは思わなかったでしょう、チェックせずボールの軌道を追うしかありませんでした。
カリーは今シーズン試合前も3ポイントラインの後方からロングレンジのショットを練習してますが、ショットクロックが迫っている時に打つであろうショットの精度を高めているわけではなく、この距離からの3ポイントを完全に武器にしようと打っていますね。
この距離でこの精度です。
先日のナゲッツ戦では、5点差を追っていた第4クォーター残り40秒で35フィートの距離からすぐさま3を放ち決めて来ました、通常であれば時間はかかるもののより高確率である事を考えて3ポイントラインまで近づき打つと思いますが、普段から離れて打っているカリーにとっては時間をかけずに遠くから打ってしまった方が良かったのでしょう、何よりそれを決める自信がある。
この最近のカリーのプレイを見て、カリー用に4ポイントラインが必要だと言われるレベルになってきてますが、この型破りのプレイスタイルは賛否両論ありそうですね。
私個人的には大外れのエアボールを放つとかではありませんし、チームが良しと言ってるならガンガン打って良いと思っています。世間一般の常識であるディフェンスを崩しフープに近づかなくてはいけないという考えよりも一番は「とにかく点が入る事」が勝利する上で重要だと思うので、体力を温存させなおかつ3点取れるこのプレイは極めたら相当な武器になるであろうと思います。ディフェンスもこの距離まで詰めて来てくれたらカウンターで抜ける可能性が上がりますし、フロアスペースも大きく広がります。
何より「こうあるべき」という固定概念を崩さんばかりのこのプレイは見ているものを興奮させますし、そういうのもアリかと違った視点を与えてくれるので私は大好きです。
史上最高のシューターが史上最高にクレイジーなスタイルを持っている、何ともカッコいいじゃないですか。
これからカリーがどうゲームを変革していってくれるのか、非常に楽しみですね。
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