本日行われたペリカンズとのセミファイナル第4戦でゲームハイとなる38得点を挙げ勝利に貢献したウォリアーズのケビン・デュラントだが、その大活躍の裏にはドレイモンド・グリーンから送られた一つのテキストメッセージがあった。
大差での敗北となった第3戦の後、グリーンは一晩中起きていた事をESPNに告げた。
「あんな負け方をしたら寝れやしない。」
その夜は試合の映像を見ながらチームのパフォーマンスに苛立った挙句、午前4時にデュラントにとても長いメッセージを送っていたそうだ。彼はデュラントに自分がどう感じたかを伝える必要性を感じていた。
「俺は彼に本来の姿になってもらうようチャレンジしたんだ。彼は本来在るべき姿である積極性、アタックを終始見せていなかった。俺は遠慮しないぜ。何か間違った事を見つけたら、思った事を声に出さないといけないんだ。別に怒っているとかじゃない。俺たちはただ試合に勝とうとしているだけなんだ。」
そのメッセージが送られた数時間後に起床したデュラントはこう返信したそうだ。
「任せろ(I got you.)。」
デュラントはそのメッセージを受け取った事自体に関しては驚いたようだったが、グリーンの着眼点については特に驚きはなかったと語った。35分の出場時間でフィールドゴール8/18の22得点のシューティングパフォーマンス、それはデュラントの本来の姿ではなかった。
「簡潔に言うと彼は、余計なことは気にするな、ただ強引さを持ってプレイしろ、もっと積極的になれ。って言ってたよ。」
そしてその助言を今日の試合で忠実に実行した。
「俺は今日なるべく多くそれをしようとしたよ。第3戦では積極的ではなかった、自分もそれは理解していた。チームメイトが支えてくれているのを知る事が出来るのは良い事だ。彼(グリーン)からそれを伝えられたのは良かったよ。」
▼デュラント 第4戦ハイライト▼
グリーンはここ二日間をかけて、チームがデュラント本来の姿を求めているという事を彼に思い起こさせるよう接していた。
「彼が今日見せてくれた姿こそ俺たちが必要なものなんだ。彼は責任を全うした、ありとあらゆる場所からスコアを重ねた。彼はゲームを変えていたよ。俺たちにとってあの積極的なプレーこそが彼の持つインパクトなんだ、それこそ俺が本当に見たいものなんだよ。」
フィールドゴール15/27の38得点、更に9リバウンド、5アシストの活躍を見せたデュラントを称えたグリーン。自身も8得点・9リバウンド・9アシストを挙げ118-92の勝利に貢献した。
これでウォリアーズは3勝1敗、4年連続のカンファレンスファイナル進出まであと1勝に迫った。シリーズは場所をベイエリアに移して第5戦が行われるが、ウォリアーズは再びニューオーリンズに戻ってくる事を阻止したいだろう、そのためにもグリーンが早朝から長いメッセージをデュラントに送ったのだから。
デュラントは試合を振り返りこう語っていた。
「この場所(スムージー・キング・センター)は物凄い熱気だ。だから俺はスタートから自分達を落ち着かせたかった。様々な方法でアタックする事が出来たが、自分の仕事に徹する上でチームメイトが励ましてくれているのは大きな助けとなった。ドレイモンドは最も大きなサポーターの一人だ。彼はチーム第一の男、尊敬しかないよ。」
▼ウォリアーズ対ペリカンズ 第4戦ハイライト▼
参考記事 : ESPN
- ブログランキングに参加しています、記事に価値を感じましたら下のバナーを応援クリックお願いいたします。 -