はい、今年もこの季節がやって参りました、このブログにとっても最も盛り上がらなければならないシーズンそれつまりそう!
毎年恒例NBAのダンクコンテストであります。
この時期になるとオールスター本戦メンバーよりもこちらの出場選手が気になって朝も昼も眠れない日々が続くわけですが、ようやく本日発表されました。
先日2年連続で王者に輝いたザックラビーンが昨年のパフォーマンスを上回る事は厳しいと辞退を表明し、かなり盛り下がった感は否めませんが今年は今年で素晴らしいメンバーが揃っております。
それでは早速見てみましょうドン。
The #VerizonDUNK field at #NBAAllStar! @DeAndre of @LAClippers@Double0AG of @OrlandoMagic@GRIII of @Pacers@TheRea1DJones of @Suns pic.twitter.com/j13NWJgQAu
— NBA (@NBA) 2017年2月3日
昨年ザックラビーンと死闘を演じたオーランドマジックのアーロンゴードン、NBAオールスター&王者の父を持つインディアナペイサーズのグレンロビンソン三世、ロブシティでお馴染みロサンゼルスクリッパーズのダンクマシーンデアンドレジョーダン、そして今シーズンの大半をDリーグでプレーしていた知る人ぞ知る超人ダンカーフェニックスサンズのデリックジョーンズJr.、この4名が選ばれました。
▼2017ダンクコンテスト出場者ベストダンク集▼
私個人的にこのメンバーをザッと見た感想は、素晴らしい。ベストではないものの、グレイトと言って良い理想的な選出だと思います。
早速一人一人分析&解説していきましょう。
アーロンゴードン(206cm、100kg、21歳)
▼アーロンゴードンの今季ベストダンク集▼
Representing the @OrlandoMagic in the #VerizonDUNK at #NBAAllStar@Double0AG pic.twitter.com/sEUhRHQz9u
— 2017 NBA All-Star (@NBAAllStar) 2017年2月3日
まず昨季のダンクコンテストでその実力は証明済みのアーロンゴードン、そのダンクスキルは折り紙付き、抜群の高さに加え高難易度の技をこなす事が出来る優勝候補筆頭です。
昨年は決勝でネタ切れ感を露呈する形になってしまいましたが(私としては全て素晴らしかったと思う)、マスコットを使ったアシストなど創造性にも長けているので今年も予想の斜め上をいく一発を用意してくれる事を期待したいです。
昨年の技があまりにも多彩だったので今年見れるであろう技も予想はし辛いですが、高難易度であるBTL&跳び越え系は今年も織り交ぜてくる可能性が高いのではないかと思います、もしかしたら昨年見せた足の下を通すUTLを両手でトライ、もしくはかなり難易度は上がりますがリバースで、など進化系として再披露してくれる可能性もあるかもしれません。
いずれにせよ昨年のダンクで期待度が半端ない事になっている状況なので、そのプレッシャーを跳ね除け思い切りダンクを決めて欲しい&昨年の雪辱を是非果たして欲しいですね。
グレンロビンソン三世(201cm、101kg、23歳)
▼グレンロビンソン三世の今季ベストダンク集▼
Representing the @Pacers in the #VerizonDUNK at #NBAAllStar@GRIII pic.twitter.com/7cUjKvqqIE
— 2017 NBA All-Star (@NBAAllStar) 2017年2月3日
元NBAオールスターであり2005王者であるグレンロビンソンを父に持つ、グレンロビンソン三世。昨シーズンよりペイサーズでプレーしている彼ですが今季は出場試合の約半分でスターターを務めるなど徐々にプレイヤーとしての評価を高めており、時折迫力あるダンクでも見せ場を作っています。
過去のコンテストなど技の参考になる動画自体は少ないですが、潜在能力は十二分に備えておりゲームタイムでも軽やかに360を決めるなど今回のコンテストでもダークホースとして期待が出来るダンカーです。恐らく360、もしくはウィンドミルに+αで攻めてくる予感がありますが、もしBTL辺りを決めてくる事があれば決勝行きも十分有り得そうな気配はあります、良い意味で驚かせて欲しい所ですね。
デアンドレジョーダン(211cm、120kg、28歳)
▼デアンドレジョーダンの今季ベストダンク集▼
Representing the @LAClippers in the #VerizonDUNK at #NBAAllStar@DeAndre pic.twitter.com/ZhM2osB7Yv
— 2017 NBA All-Star (@NBAAllStar) 2017年2月3日
オールスター本戦にも初選出された皆さんお馴染みデアンドレジョーダン、個人的に一度ダンクコンテストで見たいビッグネームとしてウェストブルックに続いて彼の出場を望んでいましたが、まさかこのタイミングで実現するとは驚きでした。
ダンクコンテストではビッグマンは不利とされる傾向はありますが、彼は2008年の王者ドワイトハワードと同タイプのアスレチックなビッグマンであるのでコンテストでもかなり期待が出来ると思っています。そして彼はインゲームダンカー色が強いように思われがちですが、ウォームアップ時はコンテスト向けのダンクを度々披露しているので普通に映える一発を見せてくれる事でしょう。
こちらは彼のウォームアップダンクTOP10、リバース360ウィンドミルに止まらずBTLでも決めるスキルを持っています、これはコンテストで満点を取れるレベルです。
▼デアンドレジョーダンTOP10プラクティスダンク▼
そして現在28歳なので少し出るには遅かったという意見もありますが、今季のダンクを見る限り遅すぎる事はないでしょう、自信が無ければ本人も出場しようとは思わないはずですからね、大いに期待致しましょう。
ちなみに親指を怪我をしてはいますが、出来れば少しだけCP3にアシスト役として出て欲しい気も…(笑)
デリックジョーンズJr.(201cm-86kg、今月15日で20歳)
▼デリックジョーンズJr.の今季ベストダンク集▼
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— 2017 NBA All-Star (@NBAAllStar) 2017年2月3日
Introducing 2017 @verizon Slam Dunk Contest participant: @TheRea1DJones aka Airplane Mode ✈️ pic.twitter.com/VTEwhyvgFU
— Phoenix Suns (@Suns) 2017年2月3日
そして最後にサンズ公式からも見知らぬベストダンカーと紹介されている謎のプレイヤー、今季NBAでの出場は3試合のみ出場時間は計11分、まだ一度もダンクを決めていないデリックジョーンズJr.。と言ってもNBAファンの方にとっては謎であってもダンクファンの間ではかなり名の知れた凄腕ダンカーであります、NBAの舞台で一度もダンクを決めていないのに選出される事自体が彼の実力を物語っていると言えるでしょう。
高校時代には超人的なジャンプ力を誇ったクウェパーカーと並び全米ナンバー1のダンカーとも呼ばれ複数のコンテストで優勝、“Airplane Mode”の異名を取る彼のダンクは高いだけではなく360&BTL、BTB、や人越えBTL、はたまたボード横に当ててからBTLなど難易度も高く、更に細身ながら腕が折れるのではないかと心配してしまうぐらいハードに叩き込むのが特徴です。
ダンカーとしての潜在能力は相当のものでコンテストでは基本的に両足跳びですが、片足跳びでフリースローラインからウィンドミルをこなす事も出来る程の器用さも兼ね備えています。
こちらは2014年のものですが、彼が無双したシティオブパームスダンクコンテストのハイライトです。
Dリーグでは空中モーションが更に磨かれた印象を受け、ゲームタイムでアリウープからウィンドミル、そして豪快なトマホークを叩き込んだりと抜群のインパクトを残しています、ちなみにDリーグでプレーしたシーズンにNBAのダンクコンテストに出場する選手は史上初となります。
今回ゴードンと並び優勝候補と言っても過言ではないデリック、NBAのダンクコンテストという大舞台で一体どんなダンクを見せてくれるのか、私としては未だかつて誰もこなした事がないような超難易度の一発を見せてくれないかという期待もしています、それぐらいの能力を持ったダンカーである事は間違いありません。
くれぐれもNBAでのプレータイムが殆どない中ダンカーとしての実績のみでコンテストに選出され、大いに期待されたものの緊張&力が入りすぎたためかダンクをミスりまくって不完全燃焼に終わってしまった2013年のジェームズホワイトの二の舞にはならない事を願います。
というわけで、ざっくりまとめさせて頂きましたが今年は昨年ほどの熱い対決が見れるかというとなかなか難しい所ではありますが、総合的には間違いなく今年の方が良い人選であると思っています。
単純な話、
アーロンゴードン=アーロンゴードン
デリックジョーンズJr.=ザックラビーン(それぐらいの逸材だと信じたい)
グレンロビンソン三世>ウィルバートン
デアンドレジョーダン>アンドレドラモンド
個々の力量としては今年の方が上回っているからです。
欲を言えば、やはりこのメンバーにディフェンディング王者のラビーンがいればほぼベストと言えるメンバーだったと思いますが、昨年の彼のパフォーマンスを見れば辞退も納得ではあります。もしかしたら昨年延長戦で最後に見せたフリースローラインからのBTLを披露する必要が無かったのなら3年連続出場は固かったかもしれません。
そして今季練習中にフリースローラインから360という大技を披露していて三連覇に向けて気合十分かとも思いましたが、あの一発が彼が魅せる事が出来る最後の大技だった可能性はあります。正直ラビーンの実力であればあれを決勝用に一本取っておけば、予選含め残りの3本は何とか他の技でカバーし三連覇を狙えたのではという気もしますが致し方なし、昨年までのパフォーマンスで十分すぎる程盛り上げてくれましたしね。
ちなみにそのラビーン辞退はともかくとして、空き枠にオフにリバース720にトライしていて今季も迫力あるダンクを決めているラビーンのチームメイトのアンドリューウィギンズが出ていればかなり面白い事になったとは思います、そこだけ少しブーイングしたいです(笑)しかしなんだかんだ言いつつもデリックジョーンズJr.がいる時点でかなり妥当な人選なので今年は今年で素晴らしいです(黙)
一体どんなダンクが、そしてどんなドラマが待っているのか、今からワクワクが止まらないNBAダンクコンテスト2017、非常に楽しみですね。以上今年も昨季に続きオールスターサタデー当日に仕事が入る可能性はあるもののきっとフリーになると神をひたすらに信じている私でした、それでは。
image : NBA
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