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最強のライバル対決 コービーブライアント VS トレイシーマグレディー

2015年08月10日
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来シーズンが最期のプレーとなるか注目されているコービーですが、彼は96-97シーズンのデビュー以来18年にも渡ってジョーダンを初め様々なタイプのスコアラーとマッチアップしてきました。

コービーにとっては相手チームのエースとなればどのプレイヤーもタフな勝負だったと思いますが、実際の所どの選手が彼にとって最も厳しい相手だったのか、その答えを2013年に行われたジミーキンメルによるインタビューで語っていました。

「今まで一番タフな相手か、、、う〜ん時代ごとに選べるかな。アイバーソンはかなりタフだったよ、彼がフィリーだった時44点取られた事があったね、あとマーベリーがニュージャージだった時は50点取られた、そしてアリーナスは60点取ったね、カーメロは常にタフだし、、、デュラントもタフだ。でも一番自分にとって手強かったのはトレイシーマグレディーだね。なぜなら彼は全てのスキルと優れたアスレティック能力を持っていた、更に6’9の身長だったし、本当に対抗するのが難しかったよ。」

 

コービーが選んだプレイヤー、それはTMacことトレイシーマグレディー。

彼はコービーがドラフトされた翌年となる97年に同じ高卒として9位指名を受けラプターズに入団。そしてその翌年の新人王である彼にとって従兄弟のビンスカーターとのワンツーパンチは度々ハイライトとして取り上げられていました。

その二人の活躍もありラプターズは2000シーズンにフランチャイズ初となるプレイオフ進出を達成。惜しくも1stラウンドでニックスに敗れはしましたが、若手が育ち始めこれからチームが躍進して行くかと思われていました。が、何とそのオフにマグレディーはトレードを要求。その理由はカーターの陰に隠れるのを拒んだ事、チームのエースとして活躍出来る場を求めた彼はマジックに移籍となったのです。しかし実はこの同タイミングでマジックはピストンズからリーグ屈指のオールラウンダーグラントヒルも獲得していました。これによりマグレディーはマジックでも二番手となるだろうと思われましたが、ヒルの怪我により奇しくも彼が1stオプションとなったのです。

そして若きマグレディーがチームを背負う形となり、彼は移籍一年目から飛躍的な活躍を見せMIPを受賞。

2002&2003シーズンにはオールNBA1stチームを二度受賞、更に2003&2004シーズンにかけて得点王を二年連続で獲得とマジック移籍後一気にスターダムにのし上がりました。

しかし2004-05シーズンからロケッツに移籍しましたが度重なる怪我によりマジック時代のような輝きはなかなか取り戻せず、徐々にフェードアウトしてしまい、ニックス、ピストンズ、ホークスとチームを転々とし、中国CBAでのプレーを経て、スパーズへ。素晴らしいポテンシャルを秘めていたもののキャリアを通しては活躍し続ける事は出来なかったという悲劇のレジェンドでした。

背中と膝に爆弾を抱えてからはかつての爆発力を取り戻す事はありませんでしたが、それこそ彼の全盛期を見ていた方達は口々にマグレディーのスゴさを語ります。

何より彼のスゴさが一発で分かる出来事は、ロケッツ移籍後の一年目、2004年の12月9日に行われた対スパーズ戦。

ロケッツは第4クォーター残り1分を切った所で、10点の差をつけられており敗退は濃厚、アリーナを去るファンも目立ち始めましたが、何とマグレディーは残り35秒から4点プレイを含む3ポイントを4連続で成功させ一人で13点を叩き出し、残り1秒で1点リードを奪い歴史的な大逆転劇を演じたのです。

この試合はNBA史上最もドラマティックな逆転試合として語り草となっています。

NBAの舞台で輝いた期間は決して長くはありませんでしたが、マグレディーが与えたインパクト、そしてそのプレイヤーとしての能力の高さはNBA史上最高峰と言っても全く過言ではないぐらいアンストッパブルなプレイヤーだったと言えるでしょう。

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コービーが先ほどの動画でトレイシーマグレディーが最も手強かったと発言するのも大いに頷けます。そして年齢も近い二人だっただけに彼の怪我が本当に悔やまれます。お互いに万全の状態で30を過ぎ、丁度スキルが熟した頃にマッチアップをしていたら一体どんな対決が見れただろうと思います。

 

ちなみに、そんなマグレディーにとっての最もタフでありお気に入りだったマッチアップ相手は、、、

 

「コービー。」

 

容赦なくぶつからないと太刀打ち出来ない相手であり、もの凄い競争心の持ち主だと語っています。そしてディフェンスに関しては、ブルースボーエンとも付け加えてますね。

何気に相思相愛と言いますか、お互いに一番のライバルと認め合っていたとは面白いですよね。

恐らくコービーもTMacも純粋なスコアラーでありリーグを代表するSGとしてタイプも似ていた事から、もの凄く意識していた点は多かったのでしょう。

 

こちらはその二人のマッチアップまとめ動画です。

 

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About cata.

cata.
96-97シーズンよりNBAを見始め、それがきっかけで中学からバスケを始める。高校ではNBAファンサイトを運営。大学から渡米し7年滞在後に帰国。2015年からツイッターでNBA情報発信を始める。レブロンと同い年の会社員。

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2 comments

  1. ドモ^ ^
    マジック時代のTMacは華がありましたね〜
    当時BSでワクワクして観てたのを思い出しました☆
    動画もスゴイですね〜
    ちゃんとニックス時代のプレーも入ってて、
    ビックリです(^-^)
    ではまた覗きに来ま〜す。

    • cata.

      ケンタさん毎度どうもです〜♪
      マジック時代のTMacはハンパなかったですね〜、ラプターズに残ってたらあの輝きは見られなかったと思うと複雑ですが、カーターとのワンツーパンチをもっと長く見ていたかった気持ちはあります。
      動画はちょこちょこ作って行きたいと思ってますが、なかなかまとまった時間が取れないので新作作りが難航しております。
      またいつでも覗いちゃって下さい〜ありがとうございます。

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