このブログの膨大な(嘘)過去記事を熟読して下さったみなさんは既にご存知でしょうが、私はバスケ&NBAにおいてダンクをこよなく愛しております。
このダンク、NBAを見始めた頃はもちろん最初の数年は特にテレビにしゃぶりつくようにして、NBAのスター選手が繰り出すダンクに見入っておりました。
そして後にダンクコンテストのビデオをコレクションするようになり、徐々にダンクにも豊富な技がある事を知り始めたのです。
幸い私の家には高さ調節つきのリングがあり、自分でも自ら数々の技に挑戦し、
「どの技がどう難しいのか」
を追求していきました、例えば股下を通す場合、片足跳びなら既に踏み切る足と逆足が跳ぶと同時に上がっているからボールを通すのが楽だけど、両足跳びでとなるとあえて足を引き上げなければならないから難しい、またボールを一度バウンドさせた一人アリウープの方がボールを所持していない分跳びやすく、高さのあるダンクが決めやすい、などなど。
もちろん10フィートのリングではありませんでしたが、日に日にダンクの奥深さ、楽しさを感じて行きました、それと同時になぜ私は黒人さんではなく日本人に生まれたのかという運命を疑問に感じh(略
そして、私が自らの身体を駆使してダンクを追求していった結果、
「この選手はすごいダンカーである」
という事に気付かされたプレイヤー達がおりますので、彼らの何がどうすごいのかをこの記事で伝えたいと思った次第であります、はい。
まず、ダンクに多くの種類がある事はこのブログに来る方であればみなさん既にご存知かと思われますが、案外ダンクにおいてみなさん着眼しないポイントというものがあります。
それは、
「ダンクする際にどう踏み切るか」
と言う事です。
大きく分けてダンクに限らずシュートするために跳ぶ動作をする場合、ステップには4種類あります。
左足での片足跳び
右足での片足跳び
そして、右足→左足の順で踏み切っての両足跳び
それから、左足→右足の順で踏み切っての両足跳び
この4種類です。
ほぼ全てのダンカーにおいてそれぞれ得意なステップというものがあり、無意識で跳び上がる際にはその得意なステップになるというのが通説なのです。
さて、それではここで私なりにザッと、過去にダンクコンテストに出場した選手で得意ステップごとにダンカーを分類してみようと思います、ちなみに片足跳びは大半が右利きの左足跳びなので、あえて右足と分類はしません。
片足跳びを得意とするダンカー
ジェームズホワイト
テレンススタンズバリー
アイザイアライダー
ジュリアスアービング
リッキーデイビス
ブレントバリー
セドリックセバロス
アンドレイグダーラ
ダマーデローザン
スコッティピッペン
ラリーナンス
フレッドジョーンズ
クライドドレクスラー
などなど
そして、ここからが更に重要です、片足跳びはほぼレイアップにおいても使うステップなのでほとんどの選手が無難に跳べますが、両足跳びだとなると大きく二極化されます。
まず右足→左足の順で踏み切る両足跳びを得意とする選手。
ビンスカーター
マイケルジョーダン
スティーブフランシス
トレイシーマグレディー
ネイトロビンソン
ジェラルドグリーン
ドワイトハワード
ブレイクグリフィン
リチャードジェファーソン
バロンデイビス
ポールジョージ
ハロルドマイナー(左)
次に左足→右足の順で踏み切る両足跳びを得意とする選手。
ドミニクウィルキンス
スパッドウェッブ
ジェイソンリチャードソン
デズモンドメイスン
テレンスロス
JRスミス
エリックブレッドソー
ジョシュスミス(左)
ディーブラウン(左)
と、これらの選手がダンクに行く際はほとんど全ての機会において得意なステップで踏み切ります。
これは通常ごく自然な事で、誰しもが自分の得意ステップというものを持っているものです、私自身右足→左足から踏み切る両足跳びなら高く跳べますが、左足からの逆ステップだとやはり高さが落ちますし、バランスという点において空中で自由に動く事が出来ません。
NBAにおいて歴代最強のスラムダンカーと呼ばれているビンスカーターでさえ、試合中本来の得意ステップではない左足→右足で踏み切ってのダンクは見られません、あってもほぼ垂直跳びのアリウープなどで、ウィンドミルなどの技は無いです。
更に、カーターはよく試合中にリバース360の動作をダンクに限らず多用しますが、あれはリバースが難易度が高いからやってるとかではなく、カーターの得意なステップが右足→左足の踏切&利き手が右手なので自然とそうなっているのです、そして必ずそれをやる際はリングに対して左サイドから踏み切ります、カーターは右サイドから切り込んで踏み切る場合左足→右足のステップは得意ではないので、右サイドからとなると片足跳びか最後に左に切り返しての右足→左足踏切のダンクになります。
そしてこれはカーター以外の全ての右足→左足の両足跳びステップを得意とするプレイヤーに言えます、ジョーダンも例外ではありません。
其れ程ダンカーにとって、得意なステップというのは重要であり、得意ステップと逆のステップも使いこなすというのはなかなか至難の業なのです。
で、その事実を前述した上でここで紹介したいのが、片足跳びも得意とし、更にどのサイドからでもその方向からの切り込みにあった両足ステップを用い自然にダンクを決める事が出来る天才ダンカー達です。
私はNBAナンバー1のダンカーは誰かと聞かれれば、即ビンスカーターでFAですが、このステップという点においては次に挙げる選手達を最上級と考えております。
それは、
コービーブライアント
そして、
ショーンケンプ
の二名です、他にも両足ステップを二種類器用に使いこなす選手はいますが、リーグ屈指のレベルでダンクを見せたという意味でこの二人を挙げさせて頂きます。
この二名は、試合中に二種類の両足ステップを器用に使いこなし、右サイドからも左サイドからも両足跳びでダンクを決める事が出来ます。
各々の状況によってのダンクのフレキシブルさは本当に天才的と感じます。
まずコービーは試合中に右足→左足踏切のウィンドミルも逆の左足→右足踏切からのウィンドミルも過去に両方披露しています、恐らく頻度から見て得意な方は左足→右足だと思うのですが、右足→左足でもキレイなウィンドミルを決めています。
こちらの動画の3位で右足→左足踏切のウィンドミル、更に2位では片足跳びのウィンドミルも見れます。
コービーは左サイドから切り込んだら右足→左足のカーターやジョーダンと同じステップで振りかぶったモーションからのトマホークを決め、右サイドから切り込んだら左足→右足のステップで身体を弓のようにしならせながらブロックをかわしダンクを決めて行きます。
次にケンプですが、彼は91年のダンクコンテストの際、左サイドから一度バウンドさせてのアリウープ時には右足→左足で踏み切ってのトマホークだったのに対し、後に見せたウィンドミル時は左足→右足で踏み切っています、これは両方どちらのステップでも変わりなくダンクが決めれるという証明だと思います。
↓の動画の一本目と36秒のダンクの踏切足に注目してみて下さい。
ケンプ以外にも85年のジョーダンや03年のリチャードジェファーソンなど得意ステップとは逆のステップ(いずれも順回転の360)でダンクをしていた例はありますが、いずれも迫力不足のダンクで低得点に終わりました。
コンテストでは自分の持つ最高の業を披露しなければなりませんから、そこで本来得意とするステップと逆で跳ぶというのはリスクが伴う事と言えるでしょう。
ケンプはゲームタイムにおいても正に天才的であらゆるシチューエーションで器用に全てのステップを使いこなし、リバースは朝飯前、ウィンドミルも決める、その上パワーが圧倒的という超人ダンカーでした。
というわけで、ダンクを堪能するという点においては単純にすごい業が見れればそれで良いと思いますが、この
「踏切足」
という点にも注目してみると、各選手の味が見えてまた一つダンクの魅力を違った角度から楽しめるかもしれません。
それでは最後に、その二選手のTOP 100 Dunksのハイライト動画を載せておきたいと思います、見ればステップの多彩さに驚かされると思います(そこに着眼してないと普通は気付かないと思いますが)。
特に90sのNBAをあまり見た事がない方には、ケンプのダンクというのは是非一度見て頂きたいと感じます、彼のダンクは正に相手を恐怖に陥れる必殺技と言えるものだったでしょう。現代で言うとグリフィンがそれに近いかもしれませんが…
[Kobe Bryant’s Top 100 Dunks Of All Time]
[Top 100 Shawn Kemp Dunks]
余談ですが、ビンスカーターは95年の高校時代のダンクコンテストではNBAで見せたリバース360ウィンドミルではなく、順回転の360ウィンドミルを披露しています、元々は左足→右足のステップでも迫力抜群で決めれるというのはやはりすごいですよね…、もちろん優勝しています。
↑の動画は今ではこうしてyoutubeであっさり見れますが、昔このビデオを入手するためにものすごーく苦労したものです(泣)
いずれはカーターがダンカーとして最強な理由、私にとっての歴代最高のダンクコンテスト、マイケルフィンリーの側転ダンクは側転にちゃんとなっていたと言えるのか、などトピックとして記事を書いて行きたいと思いますが、私の事なので3年後ぐらいになるかもしれません。
定期的に覗き見して下さってるエロいみなさん、ありがとうございます。
それでは。
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お久しぶりっ子~♪
いやぁ、ケンプの話題が出たらコメントしないわけには逝かないでしょ~♪
ケンプと言えばペイトン、ペイトンと言えばmtoも子、mtoも子と言えばドMとはよく言ったもので、mtoも子なくしてドMは語れないのです!!!
と言うことで、トップにケンプの画像貼りながら全然出てこねぇよ!どうなってるんだ???
リストにもあがってねぇじゃん!!!マジおかしいんじゃねぇの???
と、さんざん焦らしての最後にドォ~ン!!!
いやぁ、逝っちゃいましたよ♪
お久しブリーフ、訪問嬉しかとぶぁい!!
昔はもちろん今でもケンプのダンクにはイカされまくってます、レインマーン♪