NBA史上最も優れたオールラウンダーであると言われているレブロンジェームス。
彼のスゴさは全てのプレーをこなせるという事だけに止まらず、それらをその分野のスペシャリストと同じ、もしくはそれ以上のレベルでこなす点にあります。
そしてそのスゴさに関しまして、今から2年程前にESPNより放送されているスポーツを科学的な視点から分析する、スポーツサイエンスという番組でその事実が分析されておりました。
- ESPN Sport Science: LeBron James
敏捷性
NBAの平均的なプレイヤーはコートの端から端まで13歩で移動する事が出来ますが、レブロンは9歩でそれをこなします。
そしてその最高速度は20+マイル(32km+)、これはクリッパーズのPGクリスポールと同じ速度という脅威のスピードです。
パッシング
レブロンは40マイル(64km)のスピードでパスを出す事が出来ます、そしてパスを出すまでの瞬間速度は0.18秒、これはNFLのクォーターバック選手の平均のおよそ二倍近い速さです。
つまり35フィート(約10m)離れた所、約12ヤードへ、同じ距離でもトムブレイディー(スーパーボウル4度制覇、MVP3度受賞しているNFLのスター選手)より速くボールを届ける事が出来るのです。
テクニック
レブロンのシュートリリースポイントは、9+フィート(約274cm+)と一時停止のサインよりも高い位置となります。
もし6’9(約205cm)の選手が3フィート離れた位置にいた場合、レブロンはそれよりも1フット(30.48cm)更に高い位置でシュートを放つ事が出来るのです、これを止めるのは流石に一筋縄では行きません。
これが今シーズン(2013年現在)、リーグトップのシューターでありチームメイトのレイアレンよりも高いキャッチ&シュート確率を誇っている理由の一つです。
プレー範囲
NBAのセンターの平均身長は6’10(約208cm)です、そして彼らの垂直跳びは32インチ(約80cm)となります。
これは3600キュービックフィート(100立方メートル)をカバーする範囲に等しいですが、レブロンは6’8と2インチ身長が低いものの40+インチMAXのジャンプ力を誇るため、センターよりも12%更に広い範囲となる4063キュービックフィート(113立方メートル)をカバー出来る事となります。
そのため全てのリバウンドの機会の13.1%をレブロン一人で占める事が出来、これはレブロンより5インチ背が高く最終優秀ディフェンス賞を取ったマークガソルと同じリバウンド奪取効率となります。
ディフェンス
レブロンはオフェンスだけでなく、ディフェンスでも優れています。
彼は完全なアイソレーションでのディフェンスにおいて、9/10の確率でポイントを阻止しています、これはディフェンスのスペシャリストトニーアレンと同じぐらい優れた数字です。
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ザッと見るとレブロンがいかに変態であり、PGからCまで全レブロンのチームが最強と言われる由縁が分かりますね(笑)
今回紹介しましたスポーツサイエンスは定期的に面白い分析やスタジオを利用してのテストを行ってますので、気になる方はSports Scienceで検索してみて下さい。
ちなみに今年のドラフトで一位指名されたタウンズ、そして二位指名されたディンアジェロラッセルも早々と分析されておりましたので、是非チェックあれ↓
- Sport Science: Karl-Anthony Towns (HD)
- Sport Science: D’Angelo Russell (HD)
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