近年アリウープが頻発する布陣でリーグを席巻しているクリッパーズ aka ロブシティ。
そのロブシティの一角であったジョーダンはチームを去ってしまいましたが、来シーズンもロブを出すCP3とダンカーグリフィンは健在です。
現在のNBAでは圧倒的な破壊力を誇るダイナミックデュオと名高い彼らですが、何気に90sのNBAをこよなく愛したおっさんファン達は、
「もっとすごい元祖ロブシティを俺たちは知ってるぜメーン!!」
と口々に言っているようです、過去を美化しすぎる風潮はいかにもアメリカらしいですよね、私はそこであえて「そのもっとすごい元祖ロブシティはマジ神だったメーン!!!」と言いたいです。
それは今から20年以上前になりますが、抜群のコンビプレイでダンクの嵐を巻き起こした元シアトルスーパーソニックスのペイトン&ケンプ。
ペイトンからのロブでフィニッシャーケンプの強烈なダンク、当時をリアルタイムで見ていた方にはさぞよだれもんだった事でしょう。
こちらは三年前の動画になりますが、その元祖ロブシティの一人として活躍したケンプがその件に関してインタビューを受けていました。
インタビュアー「クリスポールとブレイクグリフィンのコンビは過去最高のロブデュオと言われていますが、、、」
ケンプ「彼らがやっているダンクのいくつかはダンクとは呼ばないよ、それらは叩き入れって言うんだ。ダンクっていうのは、もっと攻撃的にリングに叩き付けるものだ。そしてリムが傾く。俺たちが過去にやっていたアリウープっていうのはそれこそトマホーク(斧を振り下ろすように叩き付けるダンク)だよ、そこが違いだよね。」
ケンプ「彼らのやるプレイはほとんどがランニングスタイルから来るものだけど、自分は誰かの上から叩き込む時は、それこそ垂直跳びだったり、ありとあらゆる状況から起こるんだ、サイドから切り込んでくる場合だけとか一つの状況のみではなくてね、例えばフープの真下から跳び上がってダブルクラッチでダンクしたりね、彼(グリフィン)のプレイを見るのはすごく楽しいよ、でもショーンケンプ程ではないね(笑)それらのダンク程パワフルではないよ。」
インタビュアー「(2011年ダンクコンテストで車の上をグリフィンが跳び越えた事に関して)上を跳び越えた事は、、、」
ケンプ「(車の)フロントだからね、フロントを跳び越えるのは大したことはないな。(笑)」
いかにもケンプらしい自信満々の受け答えですよね。
自分としては、ダンクに対するフレキシブルさ、それこそケンプの言うあらゆるシチュエーションでダンクに持って行く能力、更に肩、肘関節の柔軟性、全身バネのような跳躍力、躍動感、キレなど総合的に考えますと、ケンプの方がダンカーとしては上手である気がします。
この動画でも9割以上がケンプを支持しており、コメントでも、
「比較にならない、ケンプのハイライトを見れば分かる。」
「ケンプがダンクに関して話す時は、とりあえず全員黙って、ただ聞け。」
「ケンプのダンクはヤベぇよ、、、ヤベェよ、、、」
「獣です。」
「伝説です。」
「レインマンです。」
と大半がケンプを推しているようです。
まぁケンプはゲームタイムダンカーとしては史上最高の一人と称される程のダンカーですから、比較されるだけでグリフィンも相当なダンカーだと思います。
そして、なぜかグリフィンのダンクにアンチが多いのは、癖なのか左手でディフェンスをブロックしてたり、あまりスタイリッシュではないなど、その辺りの理由もありそうですね。
ただグリフィンは、3年前に見せたパーキンスの上からの投げ込みダンクを含め、彼のようなダンクが出来るのもまたグリフィンぐらいかなと思います、間違いなく現在を代表するモンスターダンカーですね。
それでは最後に、グリフィンとケンプのダンクハイライトを貼っておきます。
グリフィンには来シーズンもDJの分までCPのロブから叩き込んで欲しいですね、それでは。
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