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デアンドレジョーダンがニックス戦で7本のダンクを炸裂、最強のダンキングマシーンと化す

2016年01月23日
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これぞ私が待ち望んでいた究極のダンキングマシーン、デアンドレジョーダン。

先日のヒート戦とキングス戦を肺炎のため欠場していたジョーダンでしたが、復帰3戦目となる本日の対ニックス戦で凄まじい怪物ぶりを発揮してくれました。

まるで数日間試合に出れなかった鬱憤を晴らしまくるかの如く、第1クォーターからクリスポールと共にダンクフェストを開催。
 

 
まずCPからのバウンドパスを受けたジョーダンは両手で思い切り叩き付けるハンマーダンクを決め、残り3:55からはMSGの観客も唖然とする何と1分の間にダンクを三連発炸裂させるという圧巻のプレイを披露。

CPが外したレイアップを左手のプットバックで押し込んだジョーダンは、続くオフェンスで再びCPとのピック&ロールからボースハンドのリバースでアリウープ、更にまたしてもCPのペネトレイトから今度は同時にフープに飛び込み高く舞い上げられたロブを左手でキャッチし、そのままワンハンドでダンク。高さもパワーもスピードも一線を画した左手ダンクを決めたジョーダンは着地と同時に咆哮。もはやニックスディフェンスは手のつけようがない状態となりました。

第2クォーターではピアースからゴール下でパスを受け両手で押し込み、お次はピアースがポルジンギスからスティールした後のトランジションオフェンスでCPから投げられたボールをそのままノンストップで片足踏切から右手でスラム。

そして第3クォーターには再びCPとのピック&ロールからロペス越しに左手でのアリウープを決めました。

本日のジョーダンはフィールドゴール試投数が7で成功数も7、つまり全ゴールをダンクのみであげFG%は100%と機械のような正確さで圧巻のダンク祭を繰り広げたわけです、FT6本と合わせた20点は1月3日の対サンズ戦で挙げた22点に続く今シーズン二番目の最多得点タイ記録(12月8日のウルブズ戦でも20点)。

今日の試合は私にとって今シーズンの今の所のベストゲームとなったと言えるでしょう、1月2日のシクサーズ戦でもジョーダンが8本のダンクを決めるダンクパーティー状態でしたが、
 

 
何より今日が最高だったと思う理由は、以前なぜデアンドレジョーダンはセットシュートのみ左なのかに関しての記事を書いた時、ダンクは右のみで左手は使えないのかとモヤモヤした感があった事はお伝えしたと思うのですが、今日のジョーダンは左手でのダンクが7本中3本と恐らく過去に例がない程左で叩き込んでくれたからです。

今日のダンクを見た感じですとダンクに関してはやはり右の方が得意なのかもしれませんが、あれだけ豪快に左手でも叩き込めるとなりますとちょっとロブの角度や高さがズレたとしても無理矢理決めてしまえるので、いよいよもって最強のダンキングマシーンと化した印象がありますね。

踏切足に関しましてもファーストブレイクの際は前線を走ってそのまま片足でアリウープを決めれますし、ゴール下では右左、左右あまり関係なく垂直跳びでも合わせられるので、ロブパスに定評のあるCP3とのコンビはそれこそ打ってつけ所ではないレベルで最高のホットラインだと思います。

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オフにマブス移籍がほぼ決まっていましたが、ダンク好きの私としてはクリッパーズで水を得た魚としてプレイするジョーダンが見れて良かったなという気持ちでいっぱいです。

そしてジョーダンはオールスターに選出される可能性もありますし、2016リオ五輪の候補選手にも選ばれましたから今正に油が乗っているセンターと言えますが、指摘されているのがフリースローの確率に加えプレーの幅を広げる必要性があるという点、ダンクだけではいけない、もっと器用にプレイしなければならないと。

しかしジョーダンを見ていますと、それこそダンクとリバウンドとブロック、この三つをとことん極めまくってかつてのベンウォレスに近いスタイルを確立して行けば良いのではないかとも思います、プレイの幅が広がるに越した事はないんですが、今のFG%72%をキープする程ダンクで猛威を振るうスタイルは十分相手チームの脅威となっていますし、センターであれだけのクイックネスと跳躍力を誇るジョーダンですから、CP3との合わせを突き詰めて行けばロブからのオフェンス&セカンドチャンスポイントでも相当稼げる気はします。

まだジョーダンは27歳ですからこれからどんなプレイヤーに進化を遂げるか分かりませんが、身体能力をとことんフルに活かしたプレイスタイルでリーグを席巻させ続けて欲しいです。

そしてあわよくばダンクコンテストにも出場してドワイトハワード以来のビッグマン優勝を果たして頂きたい所ですが、選出の可能性は薄いですかねぇ…
 
先日は試合前にオフザグラスの右手ウィンドミルをやっていましたが、ジョーダンのウィンドミルはもはやセンターのソレとは思えないキレを誇っています、コンテストでも十分高得点を狙えるスキルを持っていると思います。


 
こちらは3年前の映像ですがジョーダンのゲームタイムウィンドミル、センタープレイヤーとしては過去最高の一発ですよね、唯一マイナス点をあげるとすると回す角度がちょい小さめなぐらい、ジョーダンなら上に突き出してからのフル回転で行けるはずです。


 
ちなみにコンテストでと考えますと、それこそ彼は右手も左手も強烈な一撃を叩き込めるわけですから、84年のナンスやドミニク、92年のセバロスがやったようなダブルボールのスタイルで、ジョーダン得意の両足跳びから片方ずつウィンドミルなどやれば、彼ならでの高さ&パワー&スピードで三拍子揃った仰天ダンクになりそうな気はします。

というわけで実現する確率は低いと思いますが、ダンクコンテスト、密かに願っておくことにします。
 
今シーズンはCP&DJのおかげでもの凄く充実したNBA観戦が出来ています、クリッパーズファンというわけではないですが、これからも贔屓目にチェックして行く事になりそうです、最高です。

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About cata.

cata.
96-97シーズンよりNBAを見始め、それがきっかけで中学からバスケを始める。高校ではNBAファンサイトを運営。大学から渡米し7年滞在後に帰国。2015年からツイッターでNBA情報発信を始める。レブロンと同い年の会社員。

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2 comments

  1. デアンドレジョーダンのダンクは半端ないパワーですね!
    センター好きの自分は一試合でこれだけダンクしてくれると最高ですね(笑)
    ハワード以来となるビッグマンのダンクコンテスト優勝見たいですね~

    • デアンドレジョーダンはダンクに特化しているという意味では歴代最高のセンターと言っても過言ではないぐらい支配的ですね。
      何よりセンタープレイヤーは力強いダンクではあっても、あまりスタイリッシュではない事も多いので、あれだけの高さを誇りながらシャープなダンクを叩き込めるジョーダンは特別なダンカーだと思います。

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