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NBAダンクコンテスト2018の出場者が発表、アーロンゴードンを筆頭に参戦ダンカー達を分析してみた

2018年02月02日
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今年も待ちに待ったNBAダンクコンテストの季節が到来だ、本日2月17日(日本時間18日)に行われるダンクコンテスト出場メンバー4名が正式に発表された。

今回コンテストでその妙技を披露してくれるのは三年連続の出場となるアーロンゴードン、ハイフライルーキーとして評価の高いデニススミスJr、今季も数々のダンクハイライトを生み出している初代NBAダンク王者の息子ラリーナンスJr.、そして2015年に続き二度目の出場となるビクターオラディポの4名だ。

今回参戦する4名は全員が既に相当な実力者だと分かりきっており、かなり無難かつ納得の人選となったと言えるだろう。

アーロンゴードンは一昨年のコンテストでザックラビーンと死闘を繰り広げ、昨年こそ不発に終わったもののコンテストにおいての実力は証明済み。デニススミスJr.はデビュー前からダンクのすごさには定評があり、昨オフにはドラフト候補生による身体能力テストで史上最高タイとなる48インチ(122m)を記録したと言われている。シーズンが始まってからもウォームアップでは軽々と難易度の高いダンクを披露し、インゲームでも迫力のダンクを決めている。そしてラリーナンスJr.は多くのダンクファンがコンテストで見たいと切望していたダンカーであり、その跳躍力と空中モーションは折り紙つき、毎年ダンクオブザイヤー候補の一発を炸裂させている。コンテストでの実力は未知数だが、十分に期待するに値するポテンシャルを秘めているのは間違いない。更に2015で540リバースを決めるなど回転系ダンクを得意とするビクターオラディポ。前回のコンテストから3年が経つが現在25歳と身体能力は衰えていない、今季も高い跳躍から素晴らしいダンクを次々と決めている。

▼全ダンカー紹介動画▼

 

このメンバーに文句があるかと言えば個人的にはない、ただオラディポに関しては意外ではあった。そのスポットにデニススミスJr.同様ダンクで注目を浴びているルーキー、ドノバンミッチェルが来るのではと思っていたからだ。しかしオラディポは過去のコンテストでもワクワクさせてくれた存在であり、今回オールスターにも選出されている彼が再びこの舞台に立つ事は嬉しい。

そしてオラディポが今回参戦を決めた最大の理由と言われているのがコチラ。

 

Defending @glennrob3’s title.

Indiana Pacersさん(@pacers)がシェアした投稿 –

昨年チャンピオンとなったグレンロビンソン三世が怪我明けのためダンクコンテストに出場出来ず、その代わりにオラディポが出て彼のタイトルを守りたいとの事、何とも泣かせる話だ。

 

それでは早速毎年恒例の各ダンカー分析に移りたいと思う。

 

まずは一昨年のコンテストでラビーンと史上最高の競い合いを見せてくれたアーロンゴードン。

▼アーロンゴードン 今季BESTダンクハイライト▼

昨年はコンテストの数週間前に怪我をしていたというのもあり万全の体調ではなかったのが悔やまれた。そしてドローンを使ったアシストからのダンクをミスしリズムを掴めず予選敗退と不完全燃焼に終わったが、トライしていたダンクはいずれも一発で決めれば満点が期待されるものだった。特に二発目で見せてくれた360からのUTL(アンダーザレッグス、ボールを太ももの下を通過させる技)はNBAのコンテストでまだ一度も決められていない。一昨年にマジックのマスコット、スタッフを越えながら足下を通した大技を見せたが、そこに360を加えた複合技にトライしていた事は彼の伸び代がまだあるという事を証明してくれた一発と言えただろう。しかも怪我明けであれを決められると思っていたのだから、そのポテンシャルには脱帽せざるを得ない。

昨年の期待外れの結果によりもはやダンクコンテストは見限ったかとも思ったが、シーズンが開幕してから「もし招待されればまたダンクコンテストに出たい」と発言していたため、今回の参戦が実現し個人的にはホッとした。なぜなら彼の実力はまだ全てが暴かれたわけではないと思っているからに他ならない。

今年も間違いなくゴードンが優勝候補の一人である事は疑いようのない事実だろう。そして再び前代未聞の高難易度ダンクにチャレンジしてくれる事を大いに期待して止まない。

 

続いて今回のコンテストで最も期待されているであろうマブスのルーキー、デニススミスJr.だ。

▼デニススミスJr. 今季BESTダンクハイライト▼

先ほども言ったようにその身体能力は脅威的、今回の参加者の中でもナンバー1と言っても過言ではないだろう。高校時代に前十字靭帯を断裂しているものの回復後は更にジャンプ力が伸び、ノースカロライナ州立大では爆発的な跳躍から観客の度肝を抜くダンクを決めていた。そしてインゲームではもちろん、コンテスト向けの技も十分なバリエーションを誇っている。NBAデビュー後、度々ウォームアップでは一度ボールを後頭部まで下げてからのダブルパンプリバースを披露しており、これをいとも簡単にこなしている。アーロンゴードンが2016年の最後に見せたダンクだが、これが出来るのはずば抜けた身体能力を持っている一握りのプレイヤーと言える。更にリバース360でのBTLや、高さを活かした余裕のあるウィンドミルなども見せており、NBAのコンテストでも高難易度のダンクを披露してくれる可能性は高い。何よりそれを期待させるだけのポテンシャルを秘めているのは十二分に証明されている。

また彼のダンクで特筆したいのは、両足跳びの際、左右、右左でも変わらず高い跳躍が出来る事だ。こちらの動画の23秒と32秒のウィンドミルを見て欲しい。

ご覧いただければ分かる通り二つのステップを使いこなしているのである。ほぼ全てのダンカーは己の得意ステップが決まっており、それこそウィンドミルなどの技を披露する時は左右、もしくは右左のどちらか一方に偏るのが普通なのだが、彼にはそれがない。過去記事でも書いているが、このタイプのダンカーはケンプやコービー、ウェストブルックなどごく一部に限られる。それこそコンテストという自分の持つ最大のダンクを披露しなければならない場面で二種類の両足跳びを使いこなせるのはどちらも差がないという証拠であり本当に凄まじい(91年のケンプがこのタイプだった)。そしてコンテストにおいて片足飛びと両足跳びを使い分けるダンカーは五万といるが、両足跳びを左右と右左で使い分けるダンカーはほとんどいないのだ。(過去記事参照

彼はインゲームでは右左でのトマホークを頻繁に見せてくれるが、先ほどあげた後頭部ダブルパンプリバースの際は必ず左右で踏み切っている、普通に「一本のダンク」という視点で見ている方は気にも留めないかもしれないが、個人的にこのフレキシブルさは特筆せざるを得ない。

今回のコンテストでは恐らく全て得意の両足跳びでトライすると思うが、その中で二種類のステップを使い分けながら前代未聞の高難易度を決めてくれたら度肝を抜かれるだろう。

個人的な好みの話に偏ってしまったが、とにかく彼のポテンシャルは恐ろしい。今回ゴードンと並んで優勝候補の一人と言えるだろう。

 

次に、1984年初代NBAダンクコンテストチャンピオンの父を持つラリーナンスJr.だ。

▼ラリーナンスJr. 今季BESTダンクハイライト▼

彼は是非一度コンテストの舞台に立って欲しいと思っていたので、今回の参戦は何より嬉しい。そして今回のオールスター開催地がロサンゼルスであるため、彼がこのタイミングで選ばれたのは正にベストと言えるだろう。彼は今までコンテスト向けの大技を披露している場面がほとんどない(リサーチ不足だったら申し訳ない)ので予測はかなり難しいが、インゲームではNBA最高峰のダンカーである事は皆さんもご存知の通りだ。高さに優れリバティースタイルで叩き込まれるトマホークが持ち味、コンテストでは自慢の高さを武器に何かしら独創的な仕掛けを+して挑んでくるのではと睨んでいる、高さを最大限に活かすためアリウープを用いる可能性も高いだろう(アリウープの場合ボールを持たず両腕をフルスイングして跳躍出来るため高さを稼ぎやすい)。また彼の父がかつて十八番としていたゆりかごダンクを真似して再現する事も考えられる。実際にNBAの舞台でも披露しており(ノーカウントだったが)、案外父のジャージを着込んで同じダンクを見せるのではという可能性も有り得る、そのぐらいのお祭り要素が見られるのがNBAのダンクコンテストだ。

彼は両足跳びも片足跳びもそつなくこなせるため、もしかしたらコンテストでは予選一本は片足跳び、一本は両足跳びという流れで来るかもしれない。その場合片足跳びならゆりかご、もしくは飛距離を活かしたフリースローラインからの跳躍、はたまた技を取り入れるのであればBTLやスタンズバリーが見せたようなリバティースタイルの360などが予想される。両足跳びなら高さを活かしたトマホーク、インゲームでよく見られるがコンテストでも高さとパワーに特化して叩き込めば高得点は期待出来るだろう。両足跳びならウィンドミルがスタンダードだが、彼はあまり得意とはしていないのではないかと見ている。もし両足跳びでBTLなど高難易度を披露したら嬉しい驚きだ。

正直な所、今回のメンバーの中では優勝候補と言う程の評価は与えられないが、そんな自分の考えを見事に覆してくれる驚きの一発を期待したい。そしてダンク王者の親を持つ特権を活かして、是非親父さんネタを絡めた一発は何かしら見せて欲しい。

▼ラリーナンス親子 ダンクハイライト▼

 

最後に二度目の出場となるビクターオラディポ。

▼ビクターオラディポ 今季BESTダンクハイライト▼

昨季のダンクオブザイヤーを受賞しているだけあって優秀なインゲームダンカーだが、コンテストでも優勝を狙えるポテンシャルは十分に秘めている。2015では540リバース、そして決勝ではミスをしたもののホールドしてもらったボールをBTLと高難易度に果敢にチャレンジした姿が印象的だった。コンテストでは全て両足跳びの左右踏切からのダンクとなると思うが、十八番とする回転系のダンクにどうアレンジを加えてくるかが見物だ。もちろん2015で披露したリバースは今でも一発で決めれば満点は十分狙えるだろう、360+BTLも現実的で小柄な彼がやれば高得点が期待出来る。一人アリウープを組み合わせての360も面白いし、2015でトライしていた360スクープに再チャレンジする確率も高い。彼はスピードとパワーというインパクトで勝負出来るタイプではないので、高難易度&アイディアを重視し、それらをミスなく決めきれれば勝機は見えてくるだろう。このメンバーだと手堅いダンクでは優勝は厳しい、2015は狙いは良かったもののミス&易化により自滅した結果となったが、今回も極力大技を狙いつつミスをしない事が重要となるだろう。

是非グレンロビンソン三世のためにも奮起して欲しい。

 

というわけで、ザッと今年のダンクコンテスト参加者分析をさせてもらったが、果たして誰が勝つのか。

予想は難しいが、単純な実力で考えればゴードン、そしてスミスJr.が二強と言えるだろう。

ちなみに先ほどツイッターで行ったアンケートでは同様の結果が出ていた。(現在ゴードン43%、スミスJr. 30%、ナンスJr. 14%、オラディポ 13%)

個人的には今年優勝してもしなくてもこれが最後のコンテスト参加となるのではないかと睨んでいるゴードンに優勝して欲しいと思っている。

やはり一昨年のコンテストで他の年であれば優勝間違いなしのパフォーマンスを見せておきながら敗れた事を考えると、是非ダンク王者の称号を勝ち取り有終の美を飾って欲しいと思うのは当然だろう、あのコンテストを見ていた方なら誰しもが思っているはずだ。

しかしそれと同時にデニススミスJr.にスーパースターへの第一歩としてダンク王者に輝いて欲しい、ラリーナンスJr.に親子二代での優勝を勝ち取って欲しい、オラディポにロビンソン三世のトロフィーを死守して欲しいという気持ちもある。

詰まる所、とにかく私は素晴らしいコンテストが見たい(笑)一ダンクファンとしてはやはりそれに尽きる。

 

それでは最後に、今回個人的にコンテストで見たかったものの残念ながら出場に至らなかったダンカー達を数名紹介し締めとさせて頂く事にしよう。

 

サンダーのルーキー、テレンスファーガソン。先月初めの対レイカーズ戦で見せた二発はコンテスト参加を期待せざるを得なかった。過去のコンテストであらゆる高難易度を披露していたので出れば盛り上げてくれる事間違いなしと思っていた。

▼テレンスファーガソンの仰天ダンク二連発▼

 

ジャズのルーキー、ドノバンミッチェル。彼もデニススミスJr.同様、二種類の両足跳びをそつなくこなし尚且つ抜群の跳躍力を誇る逸材だ。自らドライブしてのダンクも魅力的だが、ワンハンドでのアリウープ&プットバックが特に凄まじい。

▼ドノバンミッチェル 今季の全アリウープハイライト▼

 

昨年のダンクコンテストに出場したものの不完全燃焼に終わってしまったデリックジョーンズJr.、現在はマイアミヒートと2way契約を結んでおりGリーグでもプレーしている。今年もう一度コンテストの舞台で見たかった、それは単純に彼がそれだけの才能を秘めているから。高校時代と比較してどんどんダンクスタイルが洗練され、空中モーションに磨きがかかってきていたのもとても魅力的だった。ダンクに限らずNBAのロスターに定着して欲しい選手筆頭だ。

▼デリックジョーンズJr. 対ラプターズ戦でのプットバック▼

 

 

数名紹介させて頂いたが、なんだかんだで今年の人選には満足している。

今年は一体どんな仰天スラムが飛び出すのか、今から楽しみで仕方がない。


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About cata.

cata.
96-97シーズンよりNBAを見始め、それがきっかけで中学からバスケを始める。高校ではNBAファンサイトの運営に夢中になり青春を台無しにする。大学から渡米し7年滞在後に帰国。三度の飯より四度の飯が好きってぐらいダンクを愛するB型アラサー。

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