現在41歳、リーグ最高齢プレイヤーのビンス・カーターがアトランタ・ホークスと単年240万ドルのベテランミニマムで契約合意したとESPNのエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が伝えた。
Vince Carter ➡️ @ATLHawks. pic.twitter.com/ZZX829RIUC
— theScore (@theScore) 2018年7月25日
ホークスは期待のルーキー、トレイ・ヤングや昨季平均二桁得点をあげる活躍を見せたジョン・コリンズらを含めた若手のメンター役としての貢献をカーターに期待しているようだ。ちなみにヤングはカーターがNBAでドラフトされた日にはまだこの世に生を受けていなかった。
Vince Carter was drafted 3 months before new Hawks teammate @TheTraeYoung was BORN. pic.twitter.com/Mw8ZJJrJTb
— ESPN (@espn) 2018年7月25日
カーターにとって若手の教育役はもはや慣れたもので、昨季は若手が主体であるサクラメント・キングスにおいてチームリーダーとしてロッカールームでも存在感を示していたと伝えられている。
そしてカーターは、これ程長くプレーして来ていても未だにバスケットボールのゲームに対する愛は冷めていないとコメントした。
「このゲームを愛しているから出来る限り長くプレー出来るよう、より一層ハードにトレーニングしているんだ。それはお金の問題ではない、もちろん自分の貢献に見合った報酬は求めたいものだろう。それは理解している、しかしそれが全てではないんだ。自分は追加のトレーニングを自分に課す、どんな状況にも対応できるよう、ゲームをプレーするために、そして競争するためにね。」
その言葉通り、カーターは今でも要所でのベンチスコアラーとして活躍が出来ている。彼は昨季一試合平均17.7分の出場時間で5.4得点、フィールドゴール成功率40.3%、そして3ポイントは34.5%を記録していた。
ちなみにカーターは今季でNBA21シーズン目に突入する事になるが、これは同1998年のドラフトでNBA入りしたダラス・マーベリックスのダーク・ノビツキー(同チームで21シーズンは彼のみ)と並びNBA史上最長タイ記録となる。これまで21シーズンをプレーしたのは、ロバート・パリッシュ、ケビン・ウィリス、ケビン・ガーネットの三名のみの快挙だ。
また、このニュースを知ったラプターズ時代のチームメイトかつ従兄弟である殿堂入りプレイヤーのトレイシー・マグレディーは、カーターが成し遂げた偉業を手放しで称賛した。
Vinsanity is headed to Atlanta.@Real_T_Mac loves it. pic.twitter.com/lWVHR05Gci
— NBA on ESPN (@ESPNNBA) 2018年7月26日
「ビンスが21年目を迎える事は凄まじい。これだけ長くプレーしながら体型を維持し、ゲームをプレーしたいという願望を持ち続けることはとてつもなく困難な事だ。」
きっとマグレディーは自身が怪我によりキャリアを全うする事が出来なかったため、その凄さを人一倍実感しているのだろう。
ここ2年は単年契約でチームを転々とし、今季で自身8チーム目を迎えた41歳の大ベテラン、ビンス・カーター。昨季中には「あと2年だ、それで終える」というコメントも発していたが、一カーターファンとしてまだまだ彼のプレーを見続けていたい。
▼ビンス・カーター 2017-2018シーズン ハイライト▼
参考記事 : Bleacher Report
- ブログランキングに参加しています、記事に価値を感じましたら下のバナーを応援クリックお願いいたします。 -