現地時間11月8日に行われた対オクラホマシティ・サンダー戦以降、カーメロ・アンソニーは体調不良という理由で欠場が続いている。
しかしESPNのエイドリアン・ウォジナロウスキー氏によると、その真の理由は既にヒューストン・ロケッツが彼に見切りをつけたからだそうだ。今の所ロケッツで戦線復帰するという話は全く進んでおらず、彼の代理人は既にNBAのフロントオフィスからカーメロの次の移籍先の情報を集めていると伝えられている。
Carmelo Anthony has reportedly been informed that his time with the Rockets will soon be ending.
(via @TheSteinLine) pic.twitter.com/ACY28a4ZsS
— NBA on TNT (@NBAonTNT) 2018年11月11日
近い将来、カーメロはロケッツを去る事になる。どうやらこの説が濃厚らしい。
カーメロは今季10試合のみの出場(スターター2試合)で、ロケッツは昨季リーグ勝率1位となったチームにしては負けが先行し物足りないスタートとなっていた。カーメロは6thマンとして3試合で20得点を越えるなど要所で活躍を見せてはいたが、マイク・ダントーニ監督は新人のパワーフォワード、ゲイリー・クラークの方がチームによりフィットすると考えているそうだ。彼の出番を増やすとなると、必然的にカーメロの出場時間は削られる事になる。この10試合を見て、カーメロの居場所はない、チームはそう判断したわけだ。元々カーメロはポストプレーやペリメーターからのミドルシュートを得意としており、高確率なペイントエリア内のシュート、そして得点効率の良い3ポイントに特化したオフェンスを展開しているダントーニバスケットには合わないという声は多かったのは確かではある。なおかつディフェンスもオンボール、オフボール共に優秀と言えるわけではない。しかしそれは既に周知の事実だったはずだ。カーメロは彼に求められた役割、このチームでスポットアップシューターになるという責務を理解し、それなりの活躍はしていたと言えるが、それでも不要となればどうしようもないだろう。ちなみに彼が最後に出場したサンダー戦ではフィールドゴールが1/11と不調に終わってしまっていた。
このままカーメロがウェイバーにかけられればロケッツとの契約金であったベテランミニマムの240万ドルを引き継いで他チームと契約が可能、もしそれがクリアーされれば改めてフリーエージェントとなる。カーメロは新チームとすぐさま契約、もしくは最もフィットすると思えるチームが現れるまで市場を吟味する事になるだろう。
いくつかの他チームのGMやコーチは既にこの情報を元に、カーメロを獲得するべきか否か協議を開始しているとの事だ。
ロケッツのGMであるダリル・モーリーは、「カーメロは私たちが彼に求めた事をしっかりこなしてくれている、彼のアプローチには満足している」と答えていたが、ロケッツのコーチ陣、そして選手達はカーメロがチームに戻らない事を確信済みだという。
カーメロは次戦のデンバー・ナゲッツ戦も引き続き欠場となる、理由は変わらず体調不良だ。
今年34歳となった10タイムオールスター、彼の行き着く先はどこになるのか。引き続きその動向に注目が集まる。
▼対ネッツ戦 カーメロ・アンソニー 28得点ハイライト▼
参考記事 : ESPN
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