昨シーズン見事ウォリアーズを優勝に導いたスティーブカーHC、今シーズンは手術した腰のリハビリにより長期離脱を余儀なくされていますのは恐らく皆さんご存知の通り。
その代役としてウォリアーズを率いリーグ最高勝率、35勝2敗という脅威の成績を叩き出しているのがルークウォルトンアシスタントコーチです。
スティーブカーにとってはコレ程優秀なアシスタントコーチの存在はさぞかし有り難い事でしょうが、今シーズンのルークウォルトンの功績があまりにも素晴らしいが故にウォリアーズを去る可能性が高くなっているのは疑いようのない事実です。
当然これだけの成績を挙げればフルタイムのヘッドコーチとして指揮を執って欲しいと思うチームは現れて来ますからね。
そして現在NBAの他チームがウォルトンに目をつける中、特に彼の獲得に本気であると噂されているのが、かつてウォルトンが選手として在籍し、コービーと共に二連覇を果たしたロサンゼルスレイカーズ。
ウォルトンは2013年まで選手としてプレイしており、まだコーチ歴は2年と浅いですが、低迷し続けるレイカーズの現ヘッドコーチであるバイロンスコットは恐らく今シーズン終了前に解雇される見込みが強いと見られているらしく、その後釜にかつてレイカーズでプレイした経験があり、若手とも上手くコミュニケーションが取れチームを統率してくれるのに適役と思われているのがウォルトンというわけです。
更にウォルトンはレイカーズ&ブルズで11度の優勝を果たしている名将フィルジャクソンの元でバスケを学んでおり、父親が同じくNBAの元名プレイヤーであるビルウォルトン、そして現役時代は身体能力は特筆すべき点はないがバスケIQが高いと評価されていたプレイヤーであり、優れたコーチング能力を発揮する逸材としては申し分ない存在です。しかも2011年のシーズンロックアウトがあった時期にはNCAAでメンフィス大のアシスタントコーチを経験したりと、既にコーチングに多大な興味を示しておりました。
ウォルトンはレイカーズ在籍中の10年間に渡りロサンゼルスで特別大人気の選手だった上に、ウォリアーズのメンバーとなる前の2013-2014シーズンにはレイカーズと提携しているNBDLチームのロサンゼルスディーフェンダーズで選手育成コーチをしていた事もあり、もしウォルトンがレイカーズの指揮を執るという事になるのであれば、レイカーズにとってはかなり明るいニュースとなる事が予想されます。
もちろんウォルトンは今シーズン、ディフェンディングチャンピオンのチームを統率するというごく稀なケースに遭遇しているわけでして、プレイヤーが既にチャンピオンとしての経験があり勝ち星は当然挙げやすい状況ですから、単純にレイカーズに来ればすぐチームが上向くかというのは疑問な所ではありますが、これだけウォルトンにとってコーチとしての好要素が揃っていますと、35歳の若き指揮官にレイカーズの未来を託してみたいと思う流れは容易に理解出来ます。
そしてコーチ歴がそれなりにありネッツ時代にはチームをファイナルに導き、2008年にはホーネッツで最優秀コーチ賞に輝いた事もあるバイロンスコットでも今のレイカーズを改革するのは難儀な事ですから、来シーズンコービー無きレイカーズを思い切ってヘッドコーチも若く大変革というのは大いに有りかもしれません。
現時点では確証は全くない状態ですが、いずれにせよウォルトンがフルタイムヘッドコーチになる日はそう遠くないでしょう、オールスター後にウォリアーズの指揮を執ると言われているカーヘッドコーチ復帰後のウォルトンの去就はかなりの注目を浴びそうですね。
ちなみに先月ウォリアーズの練習中にウォルトンがチームのエースであり3ポイントの名手カリーとハンデ有りのシューティング勝負をしたのですが、その結果カリーを負かしてしまいました。ハンデ有りと言えど相手は世界どころか史上No.1と言われるシューターですから、これはまさかのプレイヤーとして復帰もアリ…?(笑)
- ブログランキングに参加しています、記事に価値を感じましたら下のバナーを応援クリックお願いいたします。 -