今季より始まる3年間のジャージスポンサーシップ試験導入、このオフにも各球団が続々と大手企業とスポンサー契約を結んでいますが、何とこの度昨季の王者ゴールデンステイトウォリアーズが日本のトップIT企業である楽天とパートナーシップ契約を結ぶ事が決定しました。
これにより今季からウォリアーズは左胸上部に赤い楽天のロゴパッチ入りのジャージを着用となります。
気になるデザインですが、完成画像がこちら。
“Rakuten is an innovative global leader that we knew would align well w/ our values & principles” -GSW President @RickWelts #WarriorsRakuten pic.twitter.com/dHoCfBiLT7
— GoldenStateWarriors (@warriors) 2017年9月12日
楽天の契約金は3年約66億円、ちなみにグッドイヤーと提携した二位のキャブズでこの約半額と、他スポンサー契約を結んでいる球団に大差をつけての高額契約となります。
楽天は昨年11月にリーガ・エスパニョーラに加盟している世界屈指のプロサッカークラブ、FCバルセロナと今年から始まる4年間のスポンサー契約を結んでおり、そちらの契約金は約257億円と今回のウォリアーズとの契約金を合わせ300億円を越える特大出資。スポーツを通して全世界へ効果的なマーケティング戦略を展開する意思の表れと言えます。
楽天の三木谷浩史社長は契約の過程に関するインタビューで、スポーツを通した未来を見据えたプランについて語っていました。
「スポーツは人々に感動を与えるもので、そのスポーツをサポートするという事は私達の経営哲学そのものなのです。最初は小さい会社でしたが今は大きく成長して、今年は会社創立20周年です。私達は常に何か特別かつユニークなものを生み出したいと思っています。ウォリアーズはただのバスケチームに止まらず、それは楽天も同様で、ユニフォームのスポンサーに限らずこれから幅広い協同パートナーシップを結んで行けると思っています。」
Inside look at how the Dubs & @RakutenToday came together for new jersey badge sponsorship 👀 #WarriorsRakuten pic.twitter.com/K2X6GU1W36
— GoldenStateWarriors (@warriors) 2017年9月12日
そして本日この契約締結により名称が「Warrios Practice Facility」から「Rakuten Performance Center」へと改名された練習施設で記者会見が行われました。そこで三木谷社長はウォリアーズのドレイモンドグリーン、そしてアンドレイグダーラと共に登壇。
Check out some of the best 📷 from today’s #WarriorsRakuten news conference » https://t.co/odaXdjafHf pic.twitter.com/v8OgjtgbTq
— GoldenStateWarriors (@warriors) 2017年9月12日
こちらは三木谷社長がツイッターの新しいプロフィール画像にしたグリーンとの2ショット。
#NewProfilePic pic.twitter.com/DeS3AXlkG1
— 三木谷浩史 H. Mikitani (@hmikitani) 2017年9月12日
会見でグリーンは、
「この夏の海外経験を通してバスケに限らず如何にNBAというものが大きいものなのかと実感しました。なので、この関係性が築けるのはウォリアーズ、NBA、そして楽天にとってとても素晴らしい機会です。これからどんどん国際的にゲームを広めて行きたいです。日本にはまだ行った事はないのですが、海外でのバスケに対する愛が如何に大きいか分かったので、この特別な出来事を通してこれから共に成長して行くのが本当に楽しみです。」
とNBAがより幅広く展開して行くことに意欲を見せていました。
▼楽天×ウォリアーズの新ジャージ宣伝PV▼
Closer look at the Dubs’ new uniforms, featuring @RakutenToday jersey badge 👇 #WarriorsRakuten pic.twitter.com/6lBQAsJ2WI
— GoldenStateWarriors (@warriors) 2017年9月13日
実はこのデザインに関するファンの反応自体はかなりイマイチ、やはりチームカラーの青と真逆の赤はマッチしていない、そしてパッチも正方形でロゴがそのまま縫い付けられていて安っぽいとの意見が溢れています。しかし赤のロゴはかなり目立つのでスポンサーとしての宣伝効果は高いでしょう。そして、何より日本のトップ企業がNBAの頂点に君臨するフランチャイズと提携する事は日本のファンにとっととても夢が広がる出来事だと思います。三木谷社長はウォリアーズの試合を日本で開催したいとも意気込んでおり、将来が本当に楽しみな状況となりました。
ちなみにこのロゴパッチ入りジャージですが、NBA公式の情報によると市販されるジャージにはロゴパッチは付かないものの、各チームストアではロゴ入りジャージの販売が可能となるようです。楽天のロゴ入りジャージを着てウォリアーズの試合を観戦に行くのも大いに有りですね。
ウォリアーズ以外のチームの日本人NBAファンにとっては素直に喜べる状況とは言えないかもしれませんが、これは間違いなく日本のバスケ界にとって+の要素を生み出すであろう歴史的な出来事、不評ではあるジャージデザインも含め是非前向きに捉えて行きたいものですね。
EyeCatch Photo by Warriors
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