新たにレイカーズへ移籍となったラジョン・ロンドが大人な対応を見せている。
レイカーズでは若手有望株のポイントガード、ロンゾ・ボールの存在もありスターターの座を巡る論争が繰り広げられていたが、当の本人はあくまでもチームのために尽くすという姿勢を明らかにした。
「彼ら(レイカーズ)には、自分がここにいる上でのプランがある。自分を含め新たに加入したメンバー、そして既に若く才能溢れる核となるプレイヤー達がいる。だからスターターになるとかそういった類についてはこだわっていない。俺は優勝を勝ち取るために来たのだからね。」
ロンドは出場時間をかけて争う事よりも、まず同じPGであるボールの良き指導役となる事に焦点を当てているようだ。シカゴ、そしてニューオーリンズではベテランとしてチームの若手に良い影響を与えていた、レイカーズも同様のリーダーシップを彼に求めている。
「俺はあれだけ若いプレイヤー(ボール)にとって最大限の助けとなれる事に興奮している。」
間も無く左膝の関節鏡視下手術を受けると伝えられているボール。復帰時期は未定のようだが、リーグ屈指のバスケIQを誇るロンドから多くを学べる今シーズンはきっと実りあるシーズンになる事だろう。
MEDICAL UPDATE: Lonzo Ball is scheduled to undergo arthroscopic surgery to his left knee on Tuesday.
An update will be provided following the completion of the surgery. pic.twitter.com/jHPyQ0rQZS
— Los Angeles Lakers (@Lakers) 2018年7月13日
ちなみにレイカーズGMのロブ・ペリンカによると、ロンドはチームに合流した初日から「映像担当の人間はどこだ?」と尋ね、全ロスターの映像を掻き集め全員のプレーを研究し始めたそうだ。そのバスケIQは天性だけではなくこうした緻密な努力の元に成り立っているということを実感させられる。
かつてはレイカーズのライバルであるセルティックスの司令塔としてデビューからわずか2年で頂点に立ったロンド、ここ数年はアップダウンもあったがその経験も大いに生かし名門復活に貢献してくれる事を大いに期待したい。
それでは最後に彼のレイカーズ公式インタビューをお楽しみ頂こう、レイカーズファンの方々はきっと大きな希望を感じられるはずだ。
▼ロンド レイカーズ入団インタビュー▼
「逆側(ボストンの)に来るとは思わなかったね、KG(ボストンでの元チームメイト、ケビン・ガーネット)からちょっとだけ悲観されて、最近彼と会ってたけどからかわれてね。でも人生何が起こるかは分からない、そして自分のキャリアにおいて良いタイミングで事が起きてくれている、レイカーズの一員になれるのは本当に楽しみだよ。
レイカーズの若手達は今まで見て来た感じ凄くハードにトレーニングをして来ているし、彼らと練習で競い合い、彼をより良いプレイヤーにし、そしてコンスタントにプロであり、毎日、毎晩高いレベルでプレーするために必要なものを伝えたい。
彼(ボール)のIQは19歳か20歳ぐらいでは今まで見て来た中で最高の一人だ、彼のゲームに対する利己的ではない姿勢が好きだし、チームメイトにとって最高の存在となりたがっている。それは自分との共通点で、最大限力になりたいと思うし、それと同時に彼からも学ばせてもらいたい。自分は常にオープンだし、俺はベテランだから若手から学ぶことはないなんて考えは持っていないんだ。素晴らしい人と仕事をし友好関係を築くのは本当に楽しみだよ。
ルーク(ヘッドコーチ)は型に囚われないし、彼を見て来た者は彼が如何に頭が良いか知っている、そんな彼が好きだし、今季は変化の年となるけど我々に勝ち方を教え成功に導いてくれると思う。
目指す所は高いよ、もちろんさ。それは勝利だ。そしてそれは勝つか、失敗か。勝つか負けてゴーホームか。レイカーズのジャージを着るというのは王者への挑戦だ、彼らはカンファレンス王者のバナーを掲げたりはしない。頂点に立つか否かなんだ。プレッシャーは問題ではない、彼らは期待されて当然なんだ。自分は今までの人生でそうした期待を受けて来た人間ではないし、このチームの多くもそうだと思うが、共に挑戦出来る事が楽しみだよ。
このチームを生み出す上でマジックとロブの描いているものを信じているし、ウォリアーズをシュートで負かすのは無理だ、彼らはそれにおいて史上最高だから、そこで対抗は出来ない。彼は違ったアプローチを持っていて自分もそれが好きさ。自分もその一部って事だね。
勝つ事、優勝さ。自分は前に一度勝っているから、またそれを勝ち取る事にハングリーだよ。毎年同じチームが勝つことにうんざりしているし、その挑戦が楽しみだね。」
参考記事 : theScore
TOP画 : Lakers
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