先日レイカーズへの移籍が正式に確定したレブロン・ジェームズを巡り、ロサンゼルスで痛ましい事件が起こった。
The King has arrived 👑#LakeShow + @KingJames
🔗: https://t.co/UNEqg5pveF pic.twitter.com/jWNiqoTBeW
— Los Angeles Lakers (@Lakers) 2018年7月10日
NBAを代表するスーパースターであるレブロンが名門レイカーズに加入という報道がされ盛り上がりを見せる中、ロサンゼルスのある壁画アーティストがBaby Blues BBQという店の壁に許可を得た上でレブロンの画を描いた。
Welcome to LA @KingJames #thekingofla … by me and my boy Menso @The7thLetter pic.twitter.com/nBTlowZH3p
— Jonas Never (@never1959) 2018年7月6日
The King of LA、ロサンゼルスの王様という文字と共に黄金のレイカーズユニフォームに身を包むレブロン。その素晴らしいクオリティで瞬く間にSNSで拡散され注目を集めたが、この画が一部のレイカーズファンの反感を買う形となってしまう。
この画が話題となってから間もなくして、何者かがその画を落書きで汚すという事件が発生。
Well that didn’t last long smh pic.twitter.com/Jjq0rrEM43
— LWOS LA Lakers (@LWOSLALakers) 2018年7月8日
「俺たちはお前を求めていない。」
「3-6(レブロンのNBAファイナルでの通算成績)」
「王ではない。」
レブロンを批判する言葉と共に口元を黄色で塗りつぶされた画、一体誰がこんな事をするのかとニュースとなったが、実はこのトラブルが起こる前にある者から「この画を汚し動画をシェアした者に300ドルをやる」といったツイートも投稿されていた。
I’m offering $300 to anyone who destroys this mural and shares a video. The mural is located at Baby Blues BBQ – 444 Lincoln Blvd, Venice, CA 90291 #Lakers #Kobe #Lebron pic.twitter.com/N1UhEHbnjL
— Lakers Fanbase (@BenOsaze) 2018年7月6日
ハッシュタグには、レイカーズ、レブロン、そしてコービー。LAの王様と言うのは20年に渡りレイカーズのフランチャイズ・プレイヤーとして活躍したコービー・ブライアントを侮辱しているというメッセージにも取れるツイートだ。(後に彼はジョークだったと謝罪、身の危険を感じるコメントも受け取っていたようだ)
このツイートが直接影響したか否かは定かではないが、実際に何者かが実行。またしても瞬く間にニュースになったが、負けじとアーティストもすぐさま修復。
Ruined?? Don’t worry… the little scribbles and the offending “of” are gone. pic.twitter.com/SRXp3cyUlO
— Jonas Never (@never1959) 2018年7月8日
前回は “LAの” 王様、と描いたため、一部のレイカーズファンの怒りを買った可能性があるとし、今回は “of” の部分を消した上で修復した。
だがしかし、それでも荒らし行為は止まなかったようで、
それを見兼ねたアーティストが自らその画を白く塗り潰すという悲しい結末を迎える事となってしまった。
Good news guys, the artist who painted the Lebron Mural in LA was actually the one who painted over it (@never1959)
Now please stop saying Lakers fans don’t deserve Lebron. Most Lakers fans are glad he is a Laker pic.twitter.com/45ZxNK2mgG
— GodZo🐐 (@GodzoBall) 2018年7月11日
The artist of the LeBron mural in LA, @never1959, has now painted over it because it was vandalized again. pic.twitter.com/1nRkza1rvC
— SportsCenter (@SportsCenter) 2018年7月12日
この白塗りの画像のみが拡散された際は、なんとひどい行為かと多くのNBAファンが憤慨したようだったが、それを行ったのは描いた本人だった。
白くペイントしている動画内で彼は「アンチレブロンか、それともコービーファンか、誰かただ注目を集めたい者の仕業かもしれないけど」と語っているが、誰にせよこの行為は褒められるものではないだろう。レブロン本人に対して失礼なのはもちろん、一生懸命この画を描いたアーティストの苦労も水の泡と化してしまう愚行だ。
ちなみにこれらのツイートに返信されるコメントを見る限りでは、一部のレイカーズファンはロサンゼルスの王はコービーであり、彼は非常にタフな選手だったが、レブロンは審判になきついたり試合の途中で全力を尽くさないシーンもあるなど情けない選手だ、またレイカーズのスターというものはコービーやマジックのようにフランチャイズ・プレイヤーとして生まれるもので、キャリア終盤に移籍して来て「王」と呼ばれるのは納得が行かない。などといった見方をしているようだ。レブロンは自身にとって地元のチームであるクリーブランド・キャバリアーズを二度離れている、そしてレイカーズにとって逆カンファレンス最大のライバルチームのエースだったという点も彼のレイカーズ入りを好まない理由となり得るだろう。
こちらはあるファンがコービーの壁画の顔にレブロンの顔が貼られているのを見て、下から必死に靴をなげつけ剥がそうとしている動画だ。相当頑張って最終的に剥がすことに成功しているが、最後の一撃からかなりの憎しみを感じられる。(ただこれに関してはコービーの画にレブロンの顔を貼るという事自体が好ましくはない)
He put some respect on the Mamba’s name (via @andoneperez) pic.twitter.com/63Y2KoiZXv
— Bleacher Report (@BleacherReport) 2018年7月5日
多くのレイカーズファンはリーグ最高のプレイヤーであるレブロンの加入をありがたく思い歓迎しているが、やはり一部のファンがこうした対応を見せているのは切ない。もちろん彼らの気持ちが全く理解出来ないとは言わないが、やはり今回のような行動は起こすべきではないだろう。そして愛するチームの一員となったのであれば全力で応援するのがファンのあるべき姿だと個人的には思う所だ。
何よりその比較対象となっているコービー自身がレブロンのレイカーズ入りを大歓迎しているので、ファンの方々も是非快く彼を迎え入れ新生レイカーズの躍進を期待して欲しい。
Welcome to the family @KingJames #lakers4life #striveforgreatness @JeanieBuss @MagicJohnson and RP well done!!! 🙌🏾
— Kobe Bryant (@kobebryant) 2018年7月2日
レブロン本人はこうしたファンの対応も想定内なのかもしれないが、そんな彼らを見返す勢いでチームを牽引、名門レイカーズを再び強豪へと生まれ変わらせる原動力となる事を望みたい。
「俺の朝食」と文字を添えて早朝トレーニングの様子を公開するレブロン、NBAのキングは新シーズンに向けて早くも気合十分のようだ。
Not your average morning meal from @KingJames pic.twitter.com/UDNBbaWKL9
— Bleacher Report NBA (@BR_NBA) 2018年7月11日
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