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レイカーズ・レブロンの壁画を描いたアーティスト、度重なる荒らし行為を見兼ね自ら白塗りに

2018年07月12日
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先日レイカーズへの移籍が正式に確定したレブロン・ジェームズを巡り、ロサンゼルスで痛ましい事件が起こった。

 

NBAを代表するスーパースターであるレブロンが名門レイカーズに加入という報道がされ盛り上がりを見せる中、ロサンゼルスのある壁画アーティストがBaby Blues BBQという店の壁に許可を得た上でレブロンの画を描いた。

The King of LA、ロサンゼルスの王様という文字と共に黄金のレイカーズユニフォームに身を包むレブロン。その素晴らしいクオリティで瞬く間にSNSで拡散され注目を集めたが、この画が一部のレイカーズファンの反感を買う形となってしまう。

 

この画が話題となってから間もなくして、何者かがその画を落書きで汚すという事件が発生。

「俺たちはお前を求めていない。」

「3-6(レブロンのNBAファイナルでの通算成績)」

「王ではない。」

レブロンを批判する言葉と共に口元を黄色で塗りつぶされた画、一体誰がこんな事をするのかとニュースとなったが、実はこのトラブルが起こる前にある者から「この画を汚し動画をシェアした者に300ドルをやる」といったツイートも投稿されていた。

ハッシュタグには、レイカーズ、レブロン、そしてコービー。LAの王様と言うのは20年に渡りレイカーズのフランチャイズ・プレイヤーとして活躍したコービー・ブライアントを侮辱しているというメッセージにも取れるツイートだ。(後に彼はジョークだったと謝罪、身の危険を感じるコメントも受け取っていたようだ)

このツイートが直接影響したか否かは定かではないが、実際に何者かが実行。またしても瞬く間にニュースになったが、負けじとアーティストもすぐさま修復。

前回は “LAの” 王様、と描いたため、一部のレイカーズファンの怒りを買った可能性があるとし、今回は “of” の部分を消した上で修復した。

 

だがしかし、それでも荒らし行為は止まなかったようで、

 

Ballislifeさん(@ballislife)がシェアした投稿

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それを見兼ねたアーティストが自らその画を白く塗り潰すという悲しい結末を迎える事となってしまった。

 

 

この白塗りの画像のみが拡散された際は、なんとひどい行為かと多くのNBAファンが憤慨したようだったが、それを行ったのは描いた本人だった。

白くペイントしている動画内で彼は「アンチレブロンか、それともコービーファンか、誰かただ注目を集めたい者の仕業かもしれないけど」と語っているが、誰にせよこの行為は褒められるものではないだろう。レブロン本人に対して失礼なのはもちろん、一生懸命この画を描いたアーティストの苦労も水の泡と化してしまう愚行だ。

ちなみにこれらのツイートに返信されるコメントを見る限りでは、一部のレイカーズファンはロサンゼルスの王はコービーであり、彼は非常にタフな選手だったが、レブロンは審判になきついたり試合の途中で全力を尽くさないシーンもあるなど情けない選手だ、またレイカーズのスターというものはコービーやマジックのようにフランチャイズ・プレイヤーとして生まれるもので、キャリア終盤に移籍して来て「王」と呼ばれるのは納得が行かない。などといった見方をしているようだ。レブロンは自身にとって地元のチームであるクリーブランド・キャバリアーズを二度離れている、そしてレイカーズにとって逆カンファレンス最大のライバルチームのエースだったという点も彼のレイカーズ入りを好まない理由となり得るだろう。

こちらはあるファンがコービーの壁画の顔にレブロンの顔が貼られているのを見て、下から必死に靴をなげつけ剥がそうとしている動画だ。相当頑張って最終的に剥がすことに成功しているが、最後の一撃からかなりの憎しみを感じられる。(ただこれに関してはコービーの画にレブロンの顔を貼るという事自体が好ましくはない)

 

多くのレイカーズファンはリーグ最高のプレイヤーであるレブロンの加入をありがたく思い歓迎しているが、やはり一部のファンがこうした対応を見せているのは切ない。もちろん彼らの気持ちが全く理解出来ないとは言わないが、やはり今回のような行動は起こすべきではないだろう。そして愛するチームの一員となったのであれば全力で応援するのがファンのあるべき姿だと個人的には思う所だ。

何よりその比較対象となっているコービー自身がレブロンのレイカーズ入りを大歓迎しているので、ファンの方々も是非快く彼を迎え入れ新生レイカーズの躍進を期待して欲しい。

 

レブロン本人はこうしたファンの対応も想定内なのかもしれないが、そんな彼らを見返す勢いでチームを牽引、名門レイカーズを再び強豪へと生まれ変わらせる原動力となる事を望みたい。

「俺の朝食」と文字を添えて早朝トレーニングの様子を公開するレブロン、NBAのキングは新シーズンに向けて早くも気合十分のようだ。


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About cata.

cata.
96-97シーズンよりNBAを見始め、それがきっかけで中学からバスケを始める。高校ではNBAファンサイトの運営に夢中になり青春を台無しにする。大学から渡米し7年滞在後に帰国。三度の飯より四度の飯が好きってぐらいダンクを愛するB型アラサー。

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