先日初来日を果たしたウォーリアーズのエース、ステファンカリーがチームUSAのキャンプで新技を披露していたようです。
それがこちらの動画の8秒辺りで見せているプレイ。
ディフェンダーの股の間にボールを通してからのステップバックジャンパーです。
基本的にこの技は股下を通してからそのまま身体だけ右か左からペネトレイトするのが普通ですが、そこから更にワンドリブルでステップバックに持って行くのは何ともカリーらしいというかハーデンらしいというか(ぇ
しかし実際にコレを使うとなると一旦ボールを一定距離身体から離すようになってしまいますし、更にスムーブに行えないと相手の目の前にボールを突き出す形になってしまう、とこれらのリスクを考えると使用がなかなか難しいムーブだと思います。
そしてポイントとなるのが、ボールを離す時の一歩目の踏み出しステップの俊敏さ、つまり通してから踏み出すのではなく通しながら移動する動作を素早く行うのがキーと言えるでしょう。
ちなみにこの技、カリーが独自に考えたのかと思いきや、実はカリーが主催したキャンプに来ていた高校生のデニススミスというプレイヤーが数度やっているのを見てアイディアを盗んだようです。
USAキャンプでカリーがそのムーブを初披露したのを見て、デニススミスがツイッターで自分がその技をカリーに教えたとつぶやきました。
I put @StephenCurry30 on them moves be using at USA
— Dennis Smith Jr. (@Jhooper_3) 2015, 8月 12
そしてカリーも、
Yep! Always a student of the game bro. https://t.co/XAeoHJn3cf
— Stephen Curry (@StephenCurry30) 2015, 8月 12
「その通り!いつでも学びの姿勢を忘れない。」
と返信。
カリーはそのキャンプでスミスが股抜きペネトレイトをしているのを見て、「これは自分も使えるかもしれない、ジャンパーを打つ際にスペースを作る動きか何かに使えそう、、、」と考えたようです。
こちらがスミスがやっていたその例のムーブ、確かに洗練されている、、、
股抜きは主にストリートボールなどで相手を騙したりといったショームーブとして使われる傾向にありますが、これを見る限り反則でもないですし、しっかり身につければかなり有効な技となり得るかもしれませんね。
ちなみに、あなたが試合中にこの技をやる側ならいいですが、もしやられてしまったなら大袈裟に内股でバスパンを抑え、真顔で「マリリンモンロー。」と言えば悔しさも紛れるかもしれません、そうでもないかもしれません。
カリーが来シーズンこの技を使うかは謎ですが、彼がまた更に魅力的なプレイヤーになった事は間違い無さそうです。
最後に、かつてAND1のメンバーとして神業的なハンドリングを披露し、よく相手の股下を通していた伝説のストリートボーラー、ホットソースの動画を貼っておきます、この手首を返しながら股通すムーブが好きでしたねぇ。
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