今季自身21年目となるシーズンを新天地アトランタで迎えるビンス・カーター、41歳。現在の年齢、そして残り少ないキャリアを考えるとまだ成し得ていないチャンピオンリング獲得にこだわる事はごく自然な事と言える。しかし、彼にとってはそれはもはや重要ではないようだ。
Vince Carter isn’t about chasing rings. pic.twitter.com/IGRyOaN9CW
— SportsCenter (@SportsCenter) 2018年8月3日
「僕は今のような流れの時代(優勝するために強豪へ移籍する)に育った者ではないんだ。だからその考えが自分の中に浸透している。もちろん今の時代が悪いなんて事はない。ただ、自分にとってそれは違うんだ。」
カーターは先月ベテランミニマムとなる240万ドルでの単年契約をホークスと交わした。しかし新天地のホークスではそれ程勝ち星に恵まれる事はないだろうと見られているのが現状である。それでも彼がリーグ下位であるホークスを選んだのは、今でも純粋に出場時間を求めているのが根本にあったからだそうだ。
「僕はまだゲームをプレーしたいんだ。そこにプレータイムがあるなら、自分はそれを求める。」
また来シーズンに再び移籍をし上位チームに加入するという可能性を完全に否定してはいないが、もしそのチームで満足のいく貢献が出来ないのなら、「そうなるのであれば、自分はその前に引退するよ。」とも語った。
「そこには愛がある。離れるのは辛い。だが明らかに潮時となれば、そうなるまでさ。」
「でも、自分は今でもそれ(バスケのゲーム)を猛烈に愛しているんだ。」
カーター曰く彼が今季終了後に引退する可能性は90%、そして引退後は放送業界でのキャリアを視野に入れているらしく、来週にはオーランドのディズニーで開催されるジュニアNBAワールドチャンピオンシップにてゲームアナリストを務める事となっている。プレイヤーとして長く続けて欲しいのは正直な所だが、引退後もバスケに長く携わるビジョンがあるのは純粋に喜ばしい事だ。
ホークスでは若手の教育役としての貢献を期待されているカーターだが、彼の本心を考えると少しでも多くのプレータイムを得て欲しい所、最後になり得るシーズンで彼が度々ハイライトに顔を出す事を大いに期待したい。
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参考記事 : ESPN
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