オフェンス力はリーグ最高でありながら、ディフェンスが弱点と言われるロケッツのエース、ジェームズ・ハーデンが奇跡的な守備を見せた。
本日行われた対トロント・ラプターズ戦での第3クォーター残り4分を切った所でそれは起こった。デマー・デローザンのシュートが外れリバウンドを取ったハーデンだったが、パスミスをしてしまいターンオーバー。ボールをスティールしたデローザンがそのままレイアップに持ち込もうとドライブをした際にハーデンと接触、デローザンに弾かれる形になったハーデンは一瞬諦めたかのような素振りを見せたが、直後完全に目線を逸らしながらボールのみを右手で綺麗に弾きピンチを切り抜けたのだ。
Casual, @JHarden13 😂 pic.twitter.com/qeK6whxVdg
— ESPN (@espn) 2018年12月1日
全くボールは見ていないが、デローザンと並走しながら完璧にボールだけを捉えた神業。この信じられないプレーにSNS上のNBAファンは騒然とした。
ちなみにハーデンは今季1試合平均2.5スティールを記録しており、スティールでリーグトップ。彼はディフェンスが得意ではないことで有名なため驚かれているようだが、正確に言うと彼のディフェンススキルは相当なものだ。ただ、守備への意識が低いのだ。故にカットを見逃したり、棒立ちしていたりと、とてつもなくディフェンスが下手に見えてしまうのだ。(それがミスにはなっているのでそれが下手と言えば下手だが)そして近年その守備への意識が改善されてきていると言われている。ハーデン=ディフェンスがダメというイメージが定着している方は多いかもしれないが、これを機に今一度彼のディフェンスを再評価して欲しいものである。
▼ジェームズ・ハーデン (上手な)ディフェンスハイライト▼
▼ジェームズ・ハーデン 2017-2018プレイオフ ディフェンスハイライト▼
今回彼が披露したノールックスラップは、ただ手を出したら当たっただけなのか、それともしっかりボールを叩き落とそうとしてその位置&タイミングを狙って手を出したのかは定かではないが、いずれにせよ現在スティールのリーグリーダーにもなっているように彼のディフェンスは侮れないという事だろう。
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