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伏兵グレンロビンソン三世がデリックジョーンズJr.との決勝を制し2017ダンク王者に輝く

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本日行われましたNBAダンクコンテスト2017、その結末は大方の予想を覆す結果となりました。

昨年仰天のパフォーマンスを見せたアーロンゴードン、Dリーグで素晴らしいダンクを披露しており過去に数々のコンテストで実力を証明しているデリックジョーンズJr.、そして皆さんお馴染みオールスターにも選出されているビッグマンダンカーデアンドレジョーダン、と優れたダンカーが名を連ねていましたが、、、

優勝を飾ったのはパッとキャッチコピーが思い浮かばない、強いて言うなら元オールスター選手のグレンロビンソンの息子である、

グレンロビンソン三世。

前回の記事で書きました通り身体能力の高さは特筆すべきものがあったので意外とは言いませんが、それでも今回の面々を見ますと正にダークホースが勝ったと言うべきでしょう。

それでは、早速ですが全体の流れを通して最初の試技から全てのダンクを解説していきたいと思います。

まず一番手として登場したのは優れたインゲームダンカーと知られるデアンドレジョーダン、今回初のコンテストの舞台という事で注目度も非常に高かった彼が披露したのは、何と自分のイニシャル&ニックネームであるDJと重ねてDJブースを跳びこえるというお笑い路線に走った一発でした。

アシスト役としてDJキャレドにボールを保持してもらいブースを跳び越えながらワンハンドで叩き込みましたが、ダンクそのものの迫力はあまりなく41点。

ジョーダンは本来その体格を活かしたパワーとスピードが売り&両足跳びを得意としているので、片足跳び+跳び越え系は技のチョイスとしてはベストと言い難い印象を受けました、DJ&DJはネタとしては面白いですが肝心のダンクが中途半端な形になってしまったのが残念でした。

続いて二番手に登場したのはグレンロビンソン三世、彼が披露したのは肩車をした状態の人間を跳び越えリバース気味に左手で叩き込むという技。

ここで彼はプロダンカーがよく用いる小技を使い印象アピールに成功、まず一人をフープ下に立たせましたが一度助走に入るも中断、そしてもう一人を+し二人越えかと思わせておいてまた中断、最後に肩車状態にし高さを足した状態からダンクを決めました。

ボールは若干フープに引っかかりましたが、ほぼ頭の横で叩き込む驚きの高さで満点を記録、見せ方のプロセスを含め素晴らしい一発でした。

三番手で登場したのはデリックジョーンズJr.、今回ダンクコンテストに出場するということで過去の映像が出回り一気に注目度が跳ね上がったダンカーです。

その注目の一投目はサンズのチームメイト4人を跳び越えながらのトマホーク。

高さもありスムーズに決まりましたが一度ミス&右手で一番手前に立ったマーキースクリスの肩を押している点で減点された可能性が高く全員9点の計45点、決勝に向けてまずまずのスタートとなりました。

そして最後に登場したのは優勝候補アーロンゴードン、昨年は非常に創造性溢れるダンクを披露した彼でしたが今回も初回から驚きのアイディアを見せてくれました。

何とここ数年目をする機会の増えたドローンにボールを取り付けフープ上からボールを落下、それを股の間を通しアリウープで決めるという技&全世界にIntelのドローンの宣伝もバッチリ(笑)

しかしこれを3度ミスしてしまいまさかの展開、と思いきや再トライが認められ4度目のトライで成功。今回は2度までミスが許されていましたが、1度目はボールをキャッチし損ねダンクまで持ち込むことが出来なかったのでノーカウントだったのでしょう。

後がない状況から見事に成功させたゴードンでしたが、ジャッジは度重なるミスを重く見たのかまさかの38点。実況&解説は47点ぐらいと言っていたので、低すぎる点数に会場は若干騒然。流石に点数が低すぎたので、もしかしたら一度ゴードンがベンチに引き上げたことによりお情けの一投と思われた可能性も拭いきれません。

4人中最下位となってしまったゴードン、続く2ndラウンドで最初の試技者となった彼がトライしたのは360から両足の下を通す大技。

最初のドローンダンクで決勝が固い点数を上げていれば二投目は安全な技に走った可能性が高いですが、恐らく予選敗退が濃厚となったことにより決勝用の初見ダンクを持ってきたのでしょう、しかしこれもミスを繰り返し最後まで決めきることができず34点。

不完全燃焼に終わってしまった感のあるゴードンですが、彼は先日右足を痛めておりコンテスト辞退の可能性も囁かれていたのでその影響も少なからずあったのかもしれません。

昨年は素晴らしいパフォーマンスを見せておきながらラビーンに敗退しただけに、今年こそは優勝をと誰もが願ったと思いますが非常に残念な結果となってしまいました。

そして優勝候補が早々と予選敗退色が濃くなった状況の中登場したジョーダン。

彼が二投目に披露したのは、リバース180からのBTL、一投目とは逆に難易度が高い技をチョイスしてきましたがモーションも小さく入り方もスムーズに決める事が出来ず43点。

右→左踏切からの回転&右手ダンクは既にフープに近い位置に腕が来ているのでなかなか振りかぶるのが難しいのですが、一投目に続きこれも彼本来の良さが失われポテンシャルの高さを活かしきれていない印象を受けました。

思っていた程のインパクトを残せなかったジョーダン、恐らくボードに当てたボールをウィンドミルからのリバースや彼が得意とするアシストを使った距離のあるトマホークなどを選んでいればもっとスコアが伸びた可能性は高い気がします。

続いて2ndラウンド三人目、デリックジョーンズJr.がこの日のベストダンクと言っても過言ではない素晴らしい一発を披露。

チームメイトのブッカーにボード横に当ててもらったボールをアリウープで両足跳びBTL、文句無しの一発成功50満点を記録しました。

空中でのモーションも非常にスムーズで完璧な一投、噂通りのポテンシャルの高さを見せつけ見事95点で決勝進出が決定。

一投目で満点ダンクを見せたグレンロビンソン三世の二投目は、360ウィンドミルからフィニッシュの際に1991年の優勝者ディーブラウンが行った片手で目隠しをするという技。

やはり目隠しをするという事でフープの位置を把握する事が難しくスムーズに決める事は出来ませんでしたが一回のトライで成功、41点を記録し91点でデリックジョーンズに続き決勝に駒を進めました。

最も注目度の高かったであろう二人がまさかの予選脱落、複雑な技に走らず尚且つ己の利点を活かした二人が決勝に進むという形となりました。

予選二位だったグレンロビンソンが最初に持ってきたのは、ポールジョージを跳び越えながらボールを受け取りウィンドミル、ボール保持がうまくいかず二度跳び越えるだけのミスをしましたが成功させ44点。

ボールを受け取る位置が身体の正面なのでウィンドミル自体の角度は狭まり迫力は薄かったですが、まずまずのスタートと言えたでしょう。

そして、予選二投目で一気に注目の高まったデリックジョーンズJr. サンズのチアリーダー、マスコットのゴリラ、そしてプロダンカー集団TFBの社長であるチャールズミランの三人を並べて跳び越えながらBTLを狙いましたが痛恨の三度ミスで37点、最後のトライはチアリーダーを外しての二人でしたが決めきれず。

一発で決めていれば50点は固かったと思いますが、やはりNBAの大舞台でのダンクコンテストはプレッシャーも相当なのでしょう。

続けて二投目に移ったデリック、次はジョーダンキルガノンからのバウンドアシストを受けて飛距離のあるBTLをトライ、しかしこれも一度ミスし二度目で成功、ミスはしましたがダンクそのものは非常に洗練された一発で50点満点を記録しました。

44点を取れば優勝が決定する状況となったグレンロビンソン三世、彼が最後に用意したのは三人を並べての跳び越えリバース。

予選一投目とスタイルは似ていましたが、キャッチした後まだ伸び上がるジャンプから力強くフープに真上から突き落とす完璧な一投により見事50点満点を叩き出し優勝を決めました。

勝利した直後のインタビューで、かませ犬&ダークホースだと言われていましたがどんな心境ですか?とストレートに聞かれたのに対し、

「自分は今までずっとかませ犬だったから、これが自分にとっての始まり。」

と語っていたのが印象的でした。

 

今年のコンテストは、昨年が素晴らしかっただけに過去最低という声もありますが、総合的に見ますと最悪という程ではなかった、しかしやはりミスも目立ち良いとも言えなかったというのが正直な感想です。

こちらはyoutubeにあがっていたフル版になります。

▼NBAダンクコンテスト2017ハイライト▼

全体の傾向としてはプロダンカーの世界で定番となっているボールを保持してもらいながらの跳び越え系がかなり目立ったという印象で、これは両腕の振りを存分に使った跳躍が出来高さが出しやすくなおかつインパクトがあるので重宝されている感じを受けましたね。

その利点を上手く活かしたグレンロビンソン三世のパフォーマンスは素晴らしかったと思いますが、個人的に残念であったのは決勝に進んだデリックジョーンズJr.&グレンロビンソン三世、共に一度見せているスタイルをリピートしたという事、ロビンソンの決勝二投目は完璧な一発でしたが予選一投目と形はほぼ同じなので既視感が否めず、更にデリックは今回のコンテストで4回の試技中3回で股を通していたので技のバリエーションがもっと見たかったと思います。

過去最高のパフォーマンスと言われる昨年のゴードン&ラビーン、そして2000年のビンスカーターに共通しているのは、やはり技が多彩であった事。それに加えノーミス、更に初見の技、これらが最高のパフォーマンス条件と言えるでしょう。

NBAのコンテストという大舞台でそれらを満たすのは非常に至難の業ですが、やはり見る方としてはその興奮を期待してしまいますね。

今年は確かに最高の内容とは言えませんでしたが、盛り上がる年、盛り上がらない年があるのは当然と言えますから、今まで通り変わらず次のコンテストを楽しみに首を長くして待とうと思います。

グレンロビンソン三世優勝おめでとうございます、お見事でした!


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About cata.

cata.
96-97シーズンよりNBAを見始め、それがきっかけで中学からバスケを始める。高校ではNBAファンサイトの運営に夢中になり青春を台無しにする。大学から渡米し7年滞在後に帰国。三度の飯より四度の飯が好きってぐらいダンクを愛するB型アラサー。

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  • 伊藤こび

    お初にお目にかかります。ふと「ビンスカーター」を検索し、辿り着きました。

    私も三度の飯よりダンク好きのアラサー、青春時代はNBAのファンサイトを片っ端から見てました。
    パデキアさんとか、コービーストーリーさんとか、スラムさんとか。
    当時もNBA JAM SESSION名義でしたよね?

    過去の記事を読みまして、大大大ファンになりました!
    特にステップの記事がナイスでした!
    コービーのファンである私はあのステップの凄さを誰かに分かって欲しいと思ってたんです。

    バスケ部だった当時、このコービーのリバースを見て、NBAの凄さを実感しました。

    よければどうぞ。これの6位です。
    利き足と逆の片足踏切でクラッチ、リバースって。
    https://youtu.be/sS6hlq1OvqU

    当時が懐かしくなり、記事と関係のない長文となってしまい失礼しました。

    ダンクコンテストはレベルが上がってるはずなのに、昨年が良すぎてしまって今年はまぁまぁでしたかね。笑

    これからも応援してます!
    引退選手の記事も是非お願いします笑

    • cata.

      伊藤こびさん初めまして、コメントありがとうございます。
      いやはやまさか昔の私の知る方が現れるとは思ってもいませんでした、おっしゃる通り私は今から15年程前にNBA JAM SESSIONを運営していました。
      あのサイトは元々ダンク狂のパデキアさん、そしてビンスカーターファンサイトを運営していた私(当時はトレノと名乗っていました)、が共同で作り上げたダンク専門サイトでした。
      その後お互いに日常も忙しくなり、サイトは閉鎖いたしましたが私のダンクへの情熱は冷める事はありませんでした。
      そして長い年月を経て改めて当時のサイト名をそのまま用い、NBA&ダンクブログを始めた経緯です。
      まさか覚えている方がいらっしゃるとは、驚きです。
      そしてステップの記事お褒め頂きありがとうございます、コービーは本当にステップの天才ですよね、フープをくぐり抜けるウィンドミルなども彼ならではでしたし、本当に唯一無二のダンカーでした。
      最近はもっぱらツイッターでの活動となっていますが、ブログも楽しみにしてくださっている方も多いのでなるべく更新を心がけたいと思います。
      これからもよろしくお願いします。

      • 伊藤こび

        早速のご返信ありがとうございます。

        トレノさん!懐かしいお名前で、鳥肌が立ちました笑。
        記憶が曖昧で恐縮なのですが、当時はCG制作学校の専門学生さんでした?それは違う方…?
        いずれにしろ、当時のサイトにもコメントした事あると思います。HNは思い出せないのですが…。と、いうことは昔からのファンだったわけですね笑。

        ツイッターは守備範囲外なのですが、まだまだ読んでいない記事も多いので、これからの通勤が楽しみです笑。

        • cata.

          伊藤こびさんこちらこそ返信ありがとうございます。

          CG制作学校の専門学生は恐らくIn The Zoneのmakoto594さんですね、彼は今バスケ専門カメラマンとして活躍していますよ。

          最近更新頻度はかなり落ちてますが、そこそこ読み応えのあるダンク記事はあると思うので空き時間に是非目を通してみて下さい。

          ではでは♪