自身8年連続、通算9度目となるNBAファイナルの舞台を明日に控えたレブロン・ジェームズ、これまで今プレイオフでの全選手中最多となる1試合平均34.0得点、2位となる41.3分出場、そして3位の8.8アシストを記録している33歳。もはや超人とも言われている彼にとって、アスリートの寿命に逆らうことは一つの大きなチャレンジとなっている。
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— ESPN (@espn) 2018年5月28日
「人々は常にNBA選手の全盛期は27歳まで、良くても31、32歳なんて話をしている。」
「でも、自分はそれが分からない。そう思ったことは一度もないんだ。自分が限界に達したと信じたことはない。メディアはよくあなたの天井はどこですか、なんて聞いてくるけど、俺に天井はないと常々言っている。自分はただ己を出来る限り最大まで高める事に挑戦したいし、自分がなれる最高を目指しているんだ。」
NBAでのキャリアは既に15年目となるが、レブロンは明日のファイナル第1戦でレギュラーシーズンとプレイオフの通算出場試合数で101試合に到達する。これは単一シーズンでのキャリア最多記録となる。これまでの記録はマイアミ・ヒートでの初シーズンである2010-2011シーズンの計100試合だった。
レブロンは3月にESPNのカシディー・ハバース記者に現在の自分はキャリア最高の仕上がり具合を感じていると伝えていたが、その手応えは今でも変わっていない。
「彼女がその話を信じたかは分からない、そして君達も信じてくれるかは謎だ。でも俺は確かにそう感じたんだ。そのキャリア最高の調子をシーズン通して保つ事が出来た。ファイナルでもそれが続く事を願っているよ。」
彼は今季出場試合数で過去最多を更新するだけでなく、休みなく出場を続けている事も特筆されるべきだろう。キャリア初となるレギュラーシーズン全82試合に出場、そしてプレイオフも3ラウンドを通して既に18試合を戦い抜いている、ちなみにプレイオフでは現在235試合連続で出場中だ。
「ずっと出場し続ける事が出来て自分は恵まれているよ。それが自分が何よりも誇りに思っている事なんだ、チームメイトのために毎日コートに立てるって事がね。」
「おそらく一年で一度か二度は練習を休んでいる、なぜならノースイーストオハイオに住んでいて一年の内に四季があれば病気にもなるもんさ。でも一年を通してチームメイトの力になれてリーダーである事が出来ている、それが俺の仕事なのさ。」
ボストン・セルティックスとのカンファレンスファイナルではその強靭な肉体&スタミナも永久のものではないと痛感され、キャブズのタイロン・ルーHCはレブロンが第5戦で疲労していたと語り、第6戦ではチームメイトのラリーナンスJr.がレブロンの右足にぶつかりしばし足を引きずるシーンも見られた。しかし絶対に負けられない最終第7戦では自身プレイオフで初となる48分間のフル出場を記録、見事チームを勝利に導いたその姿は彼のフィジカルのタフネスさはもちろん精神力の強さも見せつける結果となった。
▼東カンファレンス決勝 第7戦 ハイライト▼
レブロンはセルティックスとの死闘を終えた後の月曜には家族で野外料理を楽しみリラックスしていたが、その晩、ゴールデンステイト・ウォリアーズとヒューストン・ロケッツの西カンファレンスファイナル第7戦が始まる頃には既にファイナルへの臨戦態勢にシフト。そしてその時ウォリアーズの持つ王者のDNAにより彼らが勝つと感じていたそうだ。
レブロンはウォリアーズとのファイナルにおいて過去3年で1-2と負け越しているが、2015年には敗退したもののMVP投票で11票を獲得、翌2016年には史上初となる1-3からの逆転劇を演じファイナルMVPに輝き、そして昨年の2017年には史上初のシリーズ平均でトリプルダブルを記録した。
進化を続ける彼がこの2018年のファイナルにはどんな活躍を見せてくれるのか。
「明日で(今季)101試合連続でユニフォームを着ることになる。もし運が良ければ、あと何回着ることになるのかな?まぁ見ててくれよ。」
▼2017-2018 レギュラーシーズン&プレイオフ 好プレーハイライト▼
参考記事 : ESPN
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