これが王者の底力だ。
オラクルアリーナで行われたロケッツ対ウォリアーズの西カンファレンスファイナル第6戦は、後のないウォリアーズが後半に64-25のランで圧倒し115-86で大勝、見事ファイナル進出への望みを繋いだ。
▼第6戦 フルハイライト▼
前半は11/22の高確率で3ポイントを沈めたロケッツが61-51の二桁リードを奪う展開となったが、後半に入るとウォリアーズのバックコートコンビ、ステフィン・カリーとクレイ・トンプソンのスプラッシュブラザーズが大爆発。次々に3ポイントを沈め後半を64-25とアウトスコア、崖っぷちの試合で一気に決着をつけた。
そして勝利の立役者となったのはこの人、クレイ・トンプソンだろう。3ポイントが9/14と大当たり、思い切りの良いシュートセレクションから幾度となくネットを揺らした。同じく追い込まれた2年前のカンファレンスファイナル、サンダーとの第6戦でも11本の3ポイントを決め窮地を救った事もありゲーム6のクレイと恐れられた。
▼第6戦の男 クレイトンプソン▼
▼2016カンファレンス決勝 第6戦のトンプソン▼
ウォリアーズは他、ステフィン・カリーが3ポイント5本を含む29得点、ケビン・デュラントが23得点を奪取。トンプソンと合わせると計87得点、三人のみでロケッツの総得点を上回ってしまった。
The stars showed up tonight and forced a Game 7 pic.twitter.com/X1UAMoLxYJ
— Bleacher Report (@BleacherReport) 2018年5月27日
更にドレイモンド・グリーンがプレイオフ史上初となる4得点・10リバウンド・9アシスト・4スティール・5ブロックを記録し勝利に大きく貢献。グリーンは第5戦の最後のポゼッションで痛恨のキャッチミスからターンオーバーを犯してしまったが、試合後に「俺を信じられない奴は馬鹿野郎だ、俺たちは必ずここ(トヨタセンター)に戻って来る。」と発言。変わらぬ自信を覗かせていたが見事有言実行して見せた。
▼グリーン ハイライト▼
対するロケッツはエースのジェームズ・ハーデンがチームハイの32得点・7リバウンド・9アシストと奮闘したが、勢いに乗るウォリアーズにブレーキをかけるには至らなかった。またロケッツはターンオーバーがウォリアーズの12に対し21を記録、ファストブレイクからの得点を許し自らチャンスを潰していく展開となってしまったが、やはり第6戦で右ハムストリングを負傷したクリス・ポールが欠場となったことにより勝負所でのゲームメイクに難があったのは厳しい状況だった。
▼ハーデン ハイライト▼
クリス・ポールは第7戦も出場が難しいと伝えられているが、ハーデンのゲームメイクでの負担が増えるだけにサポーティングキャストのスコアリングが必須とはなる事は間違いない。ホームの力を背にいかに高確率で3ポイントを沈められるかが鍵となるだろう。そして本日15リバウンドをあげたものの得点がわずか2点に終わったクリント・カペラ、彼がインサイドでのミスマッチをつき確実に2点を重ねていく事も必須となる。
ウォリアーズが3-3のタイに持ち込んだことにより、東西共にカンファレンスファイナルが第7戦に突入という激熱な展開となったNBA。ちなみにこれが起こるのは1979年以来の事だそうだ、そしてその時は両カンファレンス共にホームチームが勝っている。
The 2018 Conference Finals have given the people what they want.
Who do you have moving on? #NBAPlayoffs pic.twitter.com/lG1CTQofsD
— NBA TV (@NBATV) 2018年5月27日
東の決勝は明日、そして西の決勝は明後日と連日行われる。もしウォリアーズとキャブズが勝てば4年連続の同カードとなるが、果たしてロケッツとセルティックスがそれを阻止する事が出来るか、注目だ。
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