ついに開幕したNBA、気合の入るプレイヤー同様ファンも熱を帯びるわけですが、本日行われたサンダー対シクサーズ戦であるファンが有り得ない行動に出ました。
第1クォーター残り4:52、シクサーズのターンオーバーからファーストブレイクでウエストブルックがAND1を稼ぎコート外で直立していた所、丁度目の前にいたアイバーソンジャージを着用したファンがいきなり両手の中指を突き立て、
「F**K YOU!!」
とシャウト、しかも二回。
ちなみにこの映像はリーグパスでは映像が乱れるように処理され見れなくなっていました。
この無礼極まりない行動に対しウエストブルックは冷静に対処、審判にあのファンの行動は問題があるのではないかと諭し、当然ながらファンは退場処分に。
ウエストブルックは試合後のインタビューで、
「あれはクレイジーだろ?まぁ俺は改心したからね、以前はあれで$25000の罰金を食らったわけだから今回は気にしなかったよ。あのファンもしょうがないよ、ファンはプレイヤーに言いたい事が言えてしまうし、ああいった事も出来るからね。とにかく俺の仕事はバスケットボールをする事だから、それだけさ。」
と発言、ウエストブルックは昨季のプレイオフでマブスファンにコートサイドで「あれはトラベリングだ。」と言われた事に腹を立て、「お前に話しかけた覚えはない、奥さんと大人しくそこに座って黙ってやがれ。」と言い放ち罰金処分を受けていました、それから学習し今回は大人の対応を見せたというわけですね。
ちなみにウエストブルックはフリースローの際に、別のファンから「KDに見捨てられた奴め!」との罵声も浴びていましたが、チームメイトのアダムスがファンに注意を投げかけウエストブルックを庇っていました。
「そんなにきつい事は言ってないよ、それは出来ないからね。ゲームに対する尊厳がなきゃダメなんだ、俺たちはバスケをプレーしているんだから。アリーナに来て俺たちが触れられないのをいい事にやりたい放題ではいけない、それはしてはいけない事だ。そしてウエストブルックに退場はしてもらいたくなかったから、その彼に落ち着こうって諭したんだ。」
ただでさえオフにデュラントに関するコメントを何度も求められうんざりしていたでしょうから、アダムスのこうした気遣いはウエストブルックにとっては有難いものだと思います。
これからチームを引っ張っていくであろう柱となる二人がこれだけの良好な関係性を築けているというのは、サンダーファンにとっては大変嬉しい事ですね。
そして肝心の試合の方では、ウエストブルックは32点、9アシスト、12リバウンドとトリプルダブル未遂の大活躍でサンダーをシーズン初勝利に導きました。
今季はチームの柱であったデュラントがチームを去った事により、昨季以上にスタッツが伸びるのではないかと予想されているウエストブルック、精神面も成長した彼の奮闘を大いに期待したいものです。
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