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愛に包まれたブーイング、コービーがボストンで最後の勇姿を披露

2015年12月31日
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コービーが引退を発表してからというものアウェイのゲームが全てコービーのフェアウェル試合と化している今シーズンですが、本日行われた今年最後の試合は、レイカーズにとっての最大のライバルであるボストンセルティックス。
 

 
今までであればボストンのホームTDガーデンで歓迎されるなんて事は全くないコービーでしたが、今日は試合開始前からブーイングに重なり温かい声援も送られておりました。

やはりコービーの最後ともなるとボストンファンも声援を送るものなのだ、と心がほっこりしたのも束の間、試合が始まりコービーがボールを持つや否や特大ブーイング、実況も「これはこれで彼への賛辞なのですね。」とボストンファンならではの歓迎の仕方に理解を示していました。

コービーはスロースタートでしたが第2Q残り4分を切った時点で初FGを決め、その後のトランジションで自らリバウンドを取りすぐさまレイアップも沈め連続得点、ボストンファンもコービーが得点を決めた瞬間は大歓声と何とも異様な空気が漂っておりました。

レイカーズは途中出場となったランドル、バスがインサイドで奮闘、更にラッセルが巧みにボールを捌き、58-56と2点リードし折り返す展開。

コービーは第3Q残り半分を切ろうという所でエイブリーをスピンムーブで振り切りソフトにボースハンドでダンクを決め6得点目、更に第3Qまでで10リバウンドとDFFでも貢献、ベンチメンバーも2Qに続きコンスタントに得点を重ねレイカーズは86-76と点差を11点に広げ最終クォーターへ。

しかし最終第4クォーターに入るとセルティックスが反撃を開始、ターナーがレイカーズのインサイドを崩し一気に8点を奪取、レイカーズもコービーがFT2本、更に3を決め二桁点差をキープしますが、ターナーがDFFを引きつけリーにさばきイージーバスケット、続いてファールを誘いFTを決め、点差は徐々に縮まり始めます。

試合は残り2分を切った所でブラッドリーのスティールからレイアップでついに2点差、試合の行方が分からなくなりましたが、ここでこの日の主役コービーが値千金の3ポイントをヒット。
 

 
点差を5点に広げコービーがコービーである様をTDガーデンに集ったファンに見せつけました。

すると、次のポゼッションで何と会場からはコービー、コービーの大合唱。

その後のタイムアウトでコービーはコートサイドにいた家族の元へ駆け寄り手をかざすと、後方にいたボストンファンの子供達も手をかざし、それに気づくとすかさず手を差し伸べていました。

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そして残り25.8秒でファールを受けたコービーはFT一本を決め、15点目。リバウンドは11と今シーズン初のダブルダブルを記録し、112-104で見事敵地での勝利を飾りました。

ボストンのTDガーデン最後のゲームで見せ場を作ったコービー、試合後のコメントでは、

「自分がボールを持った瞬間ブーイングが鳴り響いたのを聞いて、「あぁ、、、ただいま。」って言ったよ。」

と発言、ボストンガーデンではブーイングされてこそ、この場所にいるんだという実感があったのでしょう。

しかしそれと同時にこの場所でコービーコールを聞くというのもまた感極まるものがあったと思います。
 

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試合前にはTDガーデンのフロアの一部が贈呈されておりました。


 
マジックVSバードの時代を含め、古くから続いているレイカーズとセルティックスのライバル関係があり、なおかつコービー自身2008年にはボストンにファイナルで敗退し、2010年には第7戦に及ぶ死闘の末リベンジを果たした場所、今日の一戦は本当に特別な試合となったことでしょう。
 
試合後に観客に一礼しコートを去った姿がそれを物語っている気がします。


 
たくさんの思い出を噛み締めてTDガーデンを後にしたコービー。

今日がこの場所でコービーを見るのは最後となりますが、人々の記憶からはその姿が消えることはないでしょう。

コービーも言うように、

Legends are forever.

伝説は永遠だから。


 
「コービーのボストンでのベストプレイ集動画」

 
余談ですが、本日で2015年も終わりとなります、ここ数ヶ月は更新が停滞している期間が長かったですが記事を読んで下さった方々、本当にありがとうございました。

そして2015年はツイッターに動画共有機能がついたのもあり、あちらでの活動が増加した一年となりました。重ねてツイッターでフォローしてくださってる方々にも感謝したいです、それ用のツイートもしましたのでここで貼り付けておきます。


 
みなさん今年も大変お世話になりました、2016年もどうぞよろしく御願いいたします。

それでは良いお年をお迎え下さい。

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About cata.

cata.
96-97シーズンよりNBAを見始め、それがきっかけで中学からバスケを始める。高校ではNBAファンサイトを運営。大学から渡米し7年滞在後に帰国。2015年からツイッターでNBA情報発信を始める。レブロンと同い年の会社員。

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