本日Dリーグで行われたレジェンズ対ベイホークス戦で衝撃的な逆転劇が起こりました。
その主役は、今年のドラフトでマジックより2巡目51位で指名され、現在Dリーグのエリーベイホークスでプレイしているタイラーハービー。
ハービーは第1Q残り6分から6thマンとして出場、しかし第3Qまでで挙げた得点は第1Qのレイアップ一本のみと振るわず、チームも第4Q開始時点で93-71の22点差と敗退が濃厚な展開となっていました。
ドラマが起こったのは最終第4Q。残り9分29秒でコートに戻ったハービーはそれまでFGが1/9、得意の3も一本も決めていませんでしたが、7分37秒に1本目の3を決め、残り4分20秒の時点でも21点差ありましたが、2本目の3を決めると覚醒。
そこから更に3本の3を決め、残り43秒で点差は8点、レジェンズのTOからハービーはすかさず3を決め、更にベイホークスのスティールからボールはハービーへ、再び3、何と残り24秒で点差は2点に。
残り15秒でレジェンズのホロウェイがファールを受けましたが、この日FTを11/11とパーフェクトで決めていたものの何とここで痛恨の2本ミス。
残り1秒でベイホークスのジョンジョーダンがフローターを沈め、ついに111-111と同点に追いつき試合を延長へと持ち込みました。
3分間の延長でも4-4と決着はつかず、試合は2OTに突入、ここで再びハービーが3を2本決めベイホークスが劇的な勝利を納めました。
フル試合動画↓
最終的にハービーは第4Q以降9本の3ポイントを沈め27点(計29点)をあげ試合をひっくり返す結果となりました。
これぞ正にゾーン状態と言うのでしょう、ボールをもらった瞬間シュートを打つ事しか頭にない状態、そしてそれが落ちない。
ちなみにレジェンズのヘッドコーチはかつてNBAで3ポイントの名手&クラッチシューターとして活躍したニックバンエクセル、試合終盤ハービーの3で堪らずタイムアウトを取っていましたが、現役時代バンエクセルを相手にしていたヘッドコーチの気持ちがよく分かったかもしれませんね(笑)
彼のシュートは左利きでクイックリリースな上にフォームが若干変則的で打点も高めなので、ディフェンスとしては非常にチェックし辛い印象を受けますね、しかもNCAAで得点王にもなってるだけあってこのスコアリング能力は驚異です、プレイの幅がもっと広がり身体が出来てこればNBAでも大いに活躍が期待されますね。
ハービーは現在マジックの提携チームであるベイホークスで開幕からプレイしていますが、是非NBAの舞台でプレイする姿を見たいものです。
「ハービーの東ワシントン大 2014-2015シーズンハイライト」
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