先日の記事でご紹介しました、カーターが今でもダンクコンテストで競えるだけの力があると発言したコチラの動画に関して、カーター本人の口からコメントが飛び出しました。
このビデオ自体が投稿されたのは10月17日ですが、実はコレは今年のモノではなく昨年に撮影されており、P3トレーニングキャンプにてウィギンスのジャンプ力にカーターが対抗できていた(こちらの記事をご参照下さい)事からその男が「コンテストで今でも若手と競えるか」と聞いてきただけの話だったという事です。
それがなぜ今このタイミングで今年のウィンドミル映像とセットでアップロードされたかは定かではありませんが、そのインタビュー自体を人々が今現在のモノと思い込み、更にカーターの発言が「2017年のコンテストに出る可能性あり」と湾曲されて伝わってしまった経緯です、この動画タイトルが「ビンスカーターが2017年のコンテストに参加する事は有り得ると発言!」となってるので誤解されるのも納得ではあります。
正直私は先日の記事でも書いた通りカーターは一言も2017のコンテストに出るかもとは全くもって言ってないので、おかしい伝わり方をしているなとは思っていました。
そして実際カーター本人が完全否定。
「その動画をよく見てくれよ、夏にセーター着ると思うかい?みんな動画についてはよく分析するけど、これもそうしてくれよ。トレーニングキャンプでセーターを着る?
出て欲しい気持ちは分かるよ、でもこれはフラストレーションが溜まるよ。自分はそんな事を言った覚えはないからね、勝てるとも言ってない。参加するとも言ってない、そして一体どうして自分から2000年の素晴らしい夜の思い出(2000年の伝説のコンテスト)を汚そうと思えるんだい?」
うむ、そりゃそうです。
ついでに追加質問で、2000年で見せた技は今でも出来るかという問いに関してはこう答えていました。
「恐らく出来るだろうね、でも他の技をやる前には1日休まないといけないな。幾つかの技は出来るはずだよ、でもコンテストで勝つには十分じゃない、現在のダンカーがやってる技に対してはね。」
カーターが2017ダンクコンテストに参戦、それを見ることが出来たら物凄く魅力溢れるコンテストになる事は間違いないと思います、なぜなら彼はあのビンスカーターだから、理由はそれだけで十分です。
ただ、カーターも発言している通りやはり私もカーターには出て欲しいとは思わない、カーター本人も大いに感じてると思いますが、ダンクコンテストは若手が己の才能を発揮し光り輝く舞台、今その貴重な1枠をカーターも奪いたいとは思わないでしょう。
80年代のダンクコンテストには毎年同じスーパースターが出場していた背景もあり、ダンクを芸術の域に高めた先駆者であるDr.JことジュリアスアービングもNBAが設立されて以来初となった(ABAで1976年に一度行われている、ドクターJはその王者)1984年のダンクコンテストに33歳で出場していましたから、当時であればかつての名ダンカーが復活なんて話があっても不思議ではないと思いますが、現代、しかも40歳を迎えるカーターとなりますとそれはやはり場違い感は否めないのかもしれません。
というわけで、噂が一人歩きした感じではありましたが期待した方々は残念、しかし昔ながらのカーターファンの方々は恐らく内心ホッとしたのではないでしょうか…
source : nba.com
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