ふと寝る前にネタを思いついたので、日をまたいで連続更新します。
2000年にカーターが革命的なダンクを披露してからというものの、アメリカを中心にヨーロッパ(特にフランス)などでもダンクが、
「DUNKINGBALL」
というバスケと独立した一つのスポーツとして認知されるようになって来たのが2000年中期辺りだったんですが、実はこの時アメリカではあるESPN提供のダンクのTV番組がやってたんですよ。
私は当時アメリカに住んでいましたが、自室でTVを見れる環境になくパソコンだけでしたのでインターネットを通じて番組をチェックしておりました。
その内容は、全米の各都市でその地域の凄腕ダンカーを集め予選ラウンドを行い、各地のチャンピオンが最終的に一カ所に集って全米No.1のダンカーを決めるというもの。
MCには91年のNBAダンクコンテストで優勝したディーブラウン、更に審査員として86年の優勝者スパッドウェッブ、89年の優勝者ケニースカイウォーカー、ヒートのデイモンジョーンズ、そしてゲスト審査員にドミニクウィルキンス、テリーポーター、グレッグアンソニーとなかなかに錚々たるメンバー。
そして気になる対戦方式は、やはりダンクの番組ということでその辺りは一工夫されてまして、フリースタイル、タンデム、そしてバートという3ラウンドの合計点により競い合うというものでした。
フリースタイルラウンドというのは自分の得意技で勝負するものでごく普通、タンデムダンクラウンドはパートナーのアシストを使ってダンクということで、これはNBAでも既に試みられていた事なので新鮮さはさほどありませんでしたが、何より個人的に斬新だなと思ったのが、Vert Dunk。
つまり垂直に跳び、設置されたバーを跳び越えてダンクを決めるという、ガチンコ高跳びダンクバトルです。
もう説明するより見てもらった方が早いですね、こちらは1stシーズンの決勝の様子です、スカイウォーカー対ハイライザーの対戦、どちらがより高いバーを越えてダンクを決める事が出来るか。
いやいや単純にバーを越えるだけでも難しいのに、更にダンクとなるとそこまで高いバーじゃ無理なんじゃないの?と思われるかもしれませんが、案外普通に60インチ以上とか越えたりしてましてね、なかなか見応えがあったんですよ。
最終的にはAbove and Beyondの70インチ越えが最高記録でした、動画はこちら↓。
結局の所2シーズンしか放送はされませんでしたが、ダンクの番組がオンエアーされるなんてホントアメリカらしいですよね。
Slam Ball(トランポリンで被われたコート上でダンクにより得点を競い合うスポーツ、トランポリン使用のためダンクコンテストではダブルレッグスルーとかも軽く飛び出したりする)というスポーツも出来る辺り、バスケに限らずダンクもこの国では大きな文化の一つなんだろうなと思います。
しかしNBAにおいては近年注目のダンカーはさほど現れてないですが、ストリートの方はダンカーの身体能力のインフレが激しくつくづく人間の進化とは恐ろしいものだと実感しています。
先ほど挙げたトランポリン有りのSlam Ballのコンテストで見られるダブルBTLなんかも、いずれ普通に誰かやっちゃいそうですしね。
2009年にAir Up Thereがトライしていた動画。
↓今年のジョナサンクラーク。
それでは最後の締めとして、City Slamのベストダンク集動画を貼っておきます。
「The Best Dunks From City Slam Season 1 And 2」
それではおやすみなさい。
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