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NBA 2017-2018シーズンの各アウォード受賞者が発表

2018年06月27日
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ファイナル終了から約3週間が経ったNBA、現地時間25日に2017-2018シーズンの各賞の表彰式典「2018 NBAアウォーズ」が行われ、MVP、新人王、最優秀守備選手賞、6thマン賞、MIP、最優秀コーチ賞などが発表された。

今回の記事ではその6部門の受賞者を紹介させて頂こうと思う。

 

MVP ジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ)

 

これまで散々候補にあげられながらも受賞を逃していたジェームズ・ハーデンがついにMVPに輝いた。

今季のハーデンは72試合に出場し、一試合平均30.4得点で自身初得点王、更に8.8アシスト、5.4リバウンド、1.8スティールの活躍を見せた。昨季は新ヘッドコーチ、マイク・ダントーニの元ポイントガードとして定着したハーデンだが、今季はクリッパーズからリーグ屈指の司令塔であるクリス・ポールが加入したことによりゲームメイクの負担が軽減され、より本来得意とするスコアリングに集中出来た側面もあっただろう、得意のアイソレーションからスコアを量産する姿が幾度となく見られていた。そしてチームが今季65勝17敗のフランチャイズ記録でのリーグ最高勝率を達成できたのはやはり彼の貢献が大きい。MVP投票では101票中86票の1位票を獲得し、他候補であったレブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスを退け見事初受賞となった。

ちなみに今回ハーデンが初受賞となったが、強豪が犇めき合う西カンファレンスでチームを首位に導いたのもあり彼がMVPにふさわしいと言う意見が多い中、真のMVPはレブロンだと言う声も多い。なぜならスタッツ上ではレブロンがハーデンを多方面で上回っており、更にレブロンは82試合フルで出場している。そしてトレードデッドライン後のキャブズはドウェイン・ウェイドやデリック・ローズ、アイザイア・トーマスなどのオールスター選手を放出した事によりロスターが弱体化したとの見方が強かった。そのキャブズを孤軍奮闘状態で東4位に導いた事も評価されるべきだという意見がかなり多いわけだ。

レブロンとハーデンの比較

正直な意見を言うと、今季のMVPが仮にレブロンだったとしても異論はないだろう。そしてある意味では納得である。しかし今回選ばれたのはハーデン。その背景にはレブロンは既にMVPを4度受賞しておりハードルが上がっている事実もあり、ハーデンは今までMVP投票で2位に甘んじ続けてきたため、今回こそは彼に受賞させるべきだという動きがあったのは決して否定出来ないだろう。だが過去の受賞者を見ても常に全員が納得する結果になるというのはなかなか無い、それこそ満票での受賞は2016のステフィン・カリーのみだ。なので、今回MVPを受賞したハーデンは素直に賞賛されるに値するだろう、今季の彼は本当に素晴らしかった。

そんなハーデンだが、今オフにMVPの座を争ったレブロンの加入も噂される中、彼自身は現在のチームに不満がない事を示していた。

「俺たちはあと少しでファイナルまで行けたんだ。だから誰かを足したり引いたりする必要はないと思っている。現状で既に俺たちは強いチームだからね。」

ちなみに今回ハーデンがMVPを受賞した事により、かつてオクラホマシティ・サンダーでBIG3となっていたケビン・デュラント、ラッセル・ウェストブルック、そしてハーデンの三人は全員がMVPを受賞する形となった。2007から2009にかけてMVPを三年連続で受賞したサンダーは素晴らしいチョイスをしていたわけだが、もし彼らがサンダーで共にプレーし続けていたら一体どうなっていただろう。個人的な意見だが優勝はかなり高い確率でしていたのではないかと思う。2012に若手揃いの中ヒートとのファイナルまで上り詰めていたことも考えると、そう考えるのは自然なはずだ。しかしそれと同時に個々が現在の高い評価を得たのはそれぞれのチームでの地位を確率したからこそであるのも事実とも言える。またしても個人的な意見だが、いずれまた三人がサンダーで共にプレーする日が来ないかと願っているが、その確率は果てしなく低いだろう。

 ▼ジェームズ・ハーデン 2017-2018シーズン TOP10プレー▼

 

▼ジェームズ・ハーデン 2017-2018シーズンミックス▼

 

新人王 ベンシモンズ

新人王には一年目を怪我で全休し、二年目からのプレーとなったため新人王受賞に関してはシーズンを通して物議を醸し出していたフィラデルフィア・76ersのベン・シモンズが受賞した。

シモンズは2011年のブレイク・グリフィン同様プレイヤーとしては正式に一年目扱いとなっているため新人王の受賞は問題ないと思うが、ここまで批判にさらされているのは怪我のため一年目のシーズン序盤を欠場したものの、年明けには復帰が可能と報道されながらもあえて全休とし二年目に備えたのも大きな理由の一つと言える。

ユタ・ジャズで平均20.5得点をあげダンク王者にも輝いたドノバン・ミッチェルは新人王最有力候補の一人であったが、そういった意味ではやはり可哀想とは思ってしまう。おそらくシモンズが昨シーズンにデビューとなっていたら間違いなくミッチェルが今シーズンの新人王に輝いていただろう。しかしルール上はプレーした年が一年目、そしてシモンズが平均15.8得点・8.1リバウンド・8.2アシストとオールラウンドな活躍を見せシクサーズを52勝30敗の東3位に導いたのはやはり特筆されるべき偉業である事には間違いない。ミッチェルには気の毒だが、今季の新人王はやはりシモンズとなるだろう。

▼ベン・シモンズ 2017-2018シーズン TOP10プレー▼

シモンズはウェストブルック以前に唯一のシーズン平均トリプルダブルを達成していたオスカー・ロバートソンが記録したルーキーで26回のトリプルダブルに次ぐ、11回を記録していた。彼もまたロバートソン、ウェストブルック同様にいつかシーズン平均トリプルダブルを成し遂げてしまうのではという予感さえ漂わせている。アウトサイドが難点とされているが、それ以外の面があまりにも突出しているだけに一体どんなプレイヤーへと進化を遂げるのか将来が楽しみで仕方がない。

 

最優秀守備選手賞 ルディ・ゴベール

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今回のアウォードの中で予測が比較的難しいとされていた最優秀守備選手賞にはユタ・ジャズのルディ・ゴベールが初選出された。

兼ねてから守備に定評があったゴベールだが今季は出場試合数が56試合のみ、そこが懸念されてはいたがチームへの貢献度が大いに評価された形となった。ゴベールは平均13.5得点をあげ、リバウンドで10.7、そして2.3ブロックを記録。そしてジャズはゴベールがコート上にいる間の100ポゼッションにおいて97.7失点と高い守備効率を見せていた、更にゴベールがスターターに名を連ねた試合では37勝19敗と勝ち越し、シーズン終盤には29勝6敗の好成績に大きく貢献した。ちなみにジャズからのDPOY受賞者は1989年のマーク・イートン以来となる。

▼ルディ・ゴベール 2017-2018シーズン TOP10プレー▼

 

MIP ビクター・オラディポ

最も成長した選手に贈られるMIP(Most Improved Player)に輝いたのはインディアナ・ペイサーズで移籍一年目となったビクター・オラディポ。

オーランド・マジックでポイントガードとしてデビューした彼だったが、その得点力が買われシューティングガードに転向、そしてオクラホマシティ・サンダーに移籍となった昨季も平均15.9得点とまずまずの活躍を見せていたが、今季はチームのエースとして覚醒。フィールドゴール47.7%、3ポイントフィールドゴール37.1%で平均23.1得点・5.2リバウンド・4.3アシスト・2.4スティール(リーグリーダー)の大活躍を見せ、FG%、3FG%、得点、リバウンド、アシスト、スティール、ブロックでキャリアハイを記録(ブロックはキャリアハイタイ)、更に自身初のオールスター、オールNBA3rdチーム、オールディフェンシブ1stチームに選出されほぼ満票となる101票中99表の1意票を獲得し受賞となった。

チームの顔でありリーグを代表するスターであったポール・ジョージと引き換えにインディアナに来たオラディポだったが、ここまでの活躍を見せるとは誰もが予想はしていなかっただろう。戦力ダウンしたかに見えたペイサーズを今季48勝させ昨シーズンを上回る勝率(42勝)をあげたのは本当にお見事だった。

▼ビクター・オラディポ 2017-2018シーズン TOP10プレー▼

プレイオフでは一回戦でキャブズに7戦の死闘の末惜しくも敗退となったが、シリーズ終了後にすぐさまトレーナーにメッセージを送りトレーニングを開始する意欲を見せるなど貪欲な姿勢を貫いている彼だけに来季も更なる成長が期待出来そうだ。

 

6thマン賞 ルー・ウィリアムズ

最も優れたベンチプレイヤーに贈られる6thマン賞に輝いたのはロサンゼルス・クリッパーズのルー・ウィリアムズ。

今季のウィリアムズは79試合中60試合でベンチからの出場となっていたが、プレータイムは平均32.8分とスターター並みの出場時間を得ていた。そしてキャリアハイ&チームハイとなる平均22.6得点を記録、もはやベンチからのオフェンス起爆剤どころかチームのエースと言うのが正しいだろう。1月10日の対ウォリアーズ戦では50得点の大爆発を見せオールスター候補になるほどの躍進も見せていた。ちなみに彼が6thマン賞を受賞するのは今回が二度目で、2015年にラプターズで初受賞を果たしている。

▼ルー・ウィリアムズ 2017-2018シーズン TOP10プレー▼

 

最優秀コーチ賞 ドウェイン・ケイシー

トロント・ラプターズをフランチャイズ記録となる59勝23敗での東首位に導いたドウェイン・ケイシーが最優秀コーチ賞を初受賞、他候補であったボストン・セルティックスのブラッド・スティーブンス、そしてユタ・ジャズのクイン・シュナイダーを抑え見事受賞となった。プレイオフではレブロン率いるキャブズを相手にホームコートアドバンテージを持ちながらスウィープで敗退するという残念なシーズンエンドとなり、その責任を取らされる形で解雇されていたが、後にデトロイト・ピストンズのコーチに就任。ディフェンスの強化、そして選手育成に定評のある彼がピストンズをどう変化させて行くのか、来季もNBAのヘッドコーチを継続する事となったケイシーの手腕に再び注目したい所だ。

そして今回の受賞を受けて、ラプターズとピストンズの両チームから祝福される妙な展開に(笑)

▼ドウェイン・ケイシーの声を追った動画▼

 

昨年に続きファイナル終了後となった各受賞者発表だが、今年はファイナルが最短で終わってしまったのもありシーズンの熱が冷めてからの発表という感覚があったのが正直な所だ。実は私自身一週間ぐらい前にはこの発表がある事すらすっかり忘れていた程である(笑)来年も恐らくファイナル終了後の発表となるだろうが、個人的にはこれらの賞はレギュラーシーズンの成績のみの判断となるので以前のようにプレイオフ期間中で良いのではないかという気もする。現在は今回紹介した6部門以外にも様々な賞があるので、こうした式典でまとめて発表するのが理想的なのかもしれないが、少々首を傾げざるを得ないのは私だけではないだろう。いずれにせよ来季のNBAが待ち遠しい。


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About cata.

cata.
96-97シーズンよりNBAを見始め、それがきっかけで中学からバスケを始める。高校ではNBAファンサイトの運営に夢中になり青春を台無しにする。大学から渡米し7年滞在後に帰国。三度の飯より四度の飯が好きってぐらいダンクを愛するB型アラサー。

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