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試合に出られず苛立ちを募らせるジョエルエンビードの価値に迫る

2018年04月18日
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ジョエルエンビードが飢えている。

NBAデビューから二年目にして念願のプレイオフ進出を果たしたフィラデルフィア76ers、その中心選手である彼はレギュラーシーズン終盤のアクシデントにより左眼窩を骨折、プレイオフが開幕した現在も欠場が続いている。

そしてヒートとの第二戦にチームが敗れた後、エンビードはインスタグラム上でフラストレーションを露わにしていた。

「赤子同然でいるのには超うんざりでもう疲れた。」

 

「俺はこの街にプレイオフ進出を約束した、しかし俺はコート上にいないんだ。何よりも俺はコートに立っていたかった。」

 

シクサーズはエンビードが離脱後も連勝を続けレギュラーシーズンからプレイオフ初戦にかけて好調をキープしていたが第二戦で惜しくも敗戦、エンビードはきっと自分がいれば勝っていたと確信していたのだろう。

今季エンビードはオールスターにも選ばれその実力は誰の目からも明らかだが、実際に数字で表してみると如何にチームにとって彼の存在が大きいかを痛感せざるを得ない。

まずエンビードはここ2シーズンで出場した94試合でUsage Percentage(その選手の使用率)においてどの新参プレイヤーよりも高い数字を出している(34.1%)。今季の数字においては、シャキールオニール、デビッドロビンソン、アキームオラジュワン、パトリックユーイングといったレジェンドセンター達の計64シーズンを総合してもエンビードを越えるものはない程だ。ちなみにマイケルジョーダンは、1984シーズンのデビューから1986シーズンまでで30.9%を記録している。如何にエンビードがシクサーズにおいて重宝されているかが分かるだろう。

そして彼がコート上にいる間のスコアリングマージンで計算すると今季のシクサーズは68勝をあげるチームとなる。しかしエンビードがベンチとなると34勝止まりとなってしまう、レギュラーシーズンの最後の16連勝試合を加味してその勝ち星止まりとなり、昨季に当てはめるとエンビードがプレーしていれば52勝、彼なしでは21勝というデータが出ている。エンビードの有無で強豪と弱小の差が生まれるということになる。

またエンビードは出場時間の伸びに比例してより良いパフォーマンスが出来る事を証明しており、今季30分以上プレーしている試合の平均得点は25.7点、そして35分以上プレーしている10試合での平均は28.9点、11.6リバウンド、2.3ブロックとなる。これは殿堂入りを果たしているセンタープレイヤー達と遜色ない立派な数字だ。

更にエンビードがコート上にいる間はチーム全体のシュート効率が向上しており、Second Spectrum(NBA公式オプティカルトラッキングプロバイダー)のデータによるとエンビードがいる場合、主要シューティングスポット11箇所の内10箇所から高効率のシュートが打てているそうだ。特に3ポイントの距離では5箇所全てのシュート効率が上がる。

時折ポイントセンターの役割もこなすエンビードだが、今季彼は1試合につき1回のペースでボールを運んでいる。そしてSecond Spectrumによると彼がボールを運ぶ際のポゼッションにおける平均得点は1.21。これはロケッツのジェームズハーデン(1.15)、ウォリアーズのステフィンカリー(1.14)よりも高い得点となっている。その上得点に繋がり易いファストブレイクは全体の1/3(1.19)で、2/3はハーフコート(1.22)でガードの役割を担っている。ハーフコートで彼が起点となる場合に得点に繋がり易いことは如何に彼がオールラウンドに活躍出来るプレイヤーであるかを証明している。

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そして極め付けは彼のディフェンスだ。Second Spectrumによると彼が守備についた選手のeFG%(effective field goal percentage)は41%、これはリーグ最高の数字だ。シクサーズはインサイドのディフェンスにおいて今季リーグ9位の守備力を誇るが、エンビードがコートにいる間は一気にリーグ1位となる。

最後に今季のシクサーズのベストスターティング5、ベンシモンズ、JJレディック、ロバートコビントン、ダリオサリッチ、そしてジョエルエンビード。このラインナップは100ポゼッション換算で昨季のチャンピオンチーム、ウォリアーズのベストスターティング5よりも優れた数字を叩き出している。

2017-2018 シクサーズ → オフェンス:117.1 – ディフェンス:95.7 = +21.4
2016-2017 ウォリアーズ → オフェンス122.4 – ディフェンス:98.4 = +20.0

以上ESPNから引用させて頂いたデータだが、これを見るとエンビードが出場していれば第2戦をシクサーズがものにしていたと考えるのは自然なことかもしれない。エンビード離脱後にシクサーズがチームとして向上したとも言われてはいるが、彼の存在の有無が大きな差を生むことには変わりはない。

 

 

エンビードは早く出場許可が欲しいと苛立つ一方だ、今はレギュラーシーズンではなく負けたら終わりのプレイオフという事を考えるとシクサーズとしてもいち早く出したい所ではあるだろう。

果たして明後日の第3戦でエンビードのプレーは観れるのだろうか、大舞台での彼の活躍を誰もが心待ちにしている。

▼オールスター前までのハイライト▼

参考記事 : ESPN


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About cata.

cata.
96-97シーズンよりNBAを見始め、それがきっかけで中学からバスケを始める。高校ではNBAファンサイトの運営に夢中になり青春を台無しにする。大学から渡米し7年滞在後に帰国。三度の飯より四度の飯が好きってぐらいダンクを愛するB型アラサー。

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