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5年連続ファイナル進出を果たしたレブロン、再評価される神との距離。

2015年05月31日
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こんにちは、私です。毎度の事ながらお久しブリーズビートキャンプです。

ここ二週間は出張で北は北海道(しかも最北端の稚内)から南は鳥取(噂のスタバは場所だけ確認しましたが時間がなくスルー)までぶっ通しで撮影にいっておりました。

ガーッと更新期間が空いた時は大抵どっか行ってると思って頂ければ幸いです、逆に更新が集中している時はアパートに帰宅出来ていてそれなりにNBAの情報をチェック出来ている状況と言えるでしょう、もし「今日は離乳食を作ってみました」とか言い始めたらこいつリア充し始めやがったと思って下さい。

さてさて、私が日常に悩殺さr、忙殺されている間にNBAはいつの間にかFINALS決まっちゃっている状態となっておりました、時が過ぎるのは本当に早いものです、レブロン(の生え際)を見ているとそう実感せざるを得ません。

かつてのレブロンは、

クラッチに弱い

消極的すぎる

何でも一人でやり過ぎ

外が下手

フリースローも下手

ヘッドバンドが浅い

っていうか太い

生え際が常にシーソーゲーム

とリーグトップのスーパースターとして脚光を浴びながら、賞賛されると同時に常に非難の的にされていましたね。

しかし最近ではどうでしょう、プレイヤーとしてかなり熟して来たレブロンの評価は純粋にとても高いものとなっています。

今シーズンのキャブスはリーグNo.1 PGとも言われるカイリーアービング、同じくリーグ屈指のPFのケビンラブがいましたからもちろん優勝候補筆頭には挙げられていましたが、POでは両者共に怪我に悩まされ、ラブは完全離脱、アービングもベストのパフォーマンスを発揮出来ない状況とかなり厳しい状況に追い込まれましたが、

キャブスには、レブロンジェームスがいました。

みなさん恐らく既にご存知の通り、カンファレンスファイナルでは平均でほぼトリプルダブルの脅威のスタッツでチームを牽引し、スウィープでホークスを撃破。

この勝利により、レブロンは1950〜60年代のボストン王朝時代に8連覇を達成したセルティックス選手達以来のNBAファイナル5年連続進出という快挙を成し遂げました。

かつては、「勝てないスター」とのレッテルを貼られ続けましたが、今シーズンのレブロンを見ていると真の意味でビッグになったなと思わされます。

今のレブロンは、正に勝たせられるスター。

ここまで全てのプレーを高レベルでこなし、チームを勝利に導く事の出来るプレイヤーはそうそういないでしょう。

それを印象づけたのは、やはり肩の脱臼で戦線離脱したラブ、膝の故障によりプレータイム&プレーのクオリティーに制限が出来てしまったアービング、二人のスターの離脱がありながらもホークスを全く寄せ付けなかったプレー。

ヒート時代にはウェイドとボッシュがいればそりゃ勝てるよ、今シーズンもアービングとラブがいればそりゃ勝てるよと言われてましたが、今の状況になって、改めてレブロンがいかに自らチーム全体の総合力を底上げ出来るプレイヤーかということを実感せざるを得なくなったでしょう。

 

2007年のファイナルの時は、レブロンはほぼ一人で勝ち上がりました、強豪ピストンズを一人で破り、そしてファイナルではスパーズの完成された組織力の前にあえなく敗退。

しかし8年の時を経て、レブロンはレブロン個人の持つ力をどう使えばチーム自体が機能するのか、それを熟知してきました。

今でもレブロンはボールを持ち過ぎるといった批判はありますが、今のレブロンは大いにチャンスを作れるプレイヤーなのでボールを持ちすぎるぐらいが丁度良いのかもしれません、以前は周りを頼るよりも自ら行った方がベターという思考が多少なりともあったのが、今ではボールを持った上でどうチームにチャンスを与えられるか、自分で行く場合と、囮になるためのプレー、そのバランスが非常に磨かれた印象があります。

ただハッキリ申し上げますと、チームの総合力が高い究極の形というのは、やはりブルズが黄金時代に見せたチーム全員が主役となるようなトライアングルオフェンス、そして現代スパーズが見せる優れたパッシングゲームであると思います。

しかし、今シーズンのキャブスは現メンバーとしては結成一年目、更にブラットHCがNBAのコーチとしてはルーキーであり(ウォーリアーズを率いるカーも一年目ですが、プレイヤーとしてブルズ&スパーズで優勝を経験している差は大きい)、組織力を生かしたオフェンスを構築し指示するというのもかなり難しい状況であるので、単純にレブロンが主体となって切り崩し、それに周りが合わせる現在のスタイルというのが「今勝つため」には一番なのでしょうね。

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そして、それをすぐ実行してチームをファイナルに導けるレブロンというプレイヤーはやはりNBAの歴代スターの中でも抜群の支配力を持っていると言わざるを得ません。

今現在改めてレブロンはあのバスケの神様マイケルジョーダンと比較をされていますが、既に現時点でレブロンはジョーダン以上と評価する方は案外多い様です。

かつてブルズのライバルであり、バッドボーイズと呼ばれたピストンズの一員として二連覇に貢献したビルレインビアは、ジョーダンよりもレブロンを間違いなく選ぶと発言しています。

 

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「ジョーダンは点を取れるし、ビッグショットを決められる、時折信じられないプレーを見せてくれる、すごいダンクとかね、でもレブロンは18リバウンド取れるし、15アシストも出来る、更に彼が望めば50点も取れる。」

 

「三拍子揃った彼はとんでもないよ、そしてあのサイズだ、フィジカルでもゲームを支配出来る。」

 

「今の彼のチームを見てみなよ、他にあのチームをファイナルに導けるプレイヤーがこの世にいると思うかい、いないね。」

 

「恐らくジョーダンでさえも。」

 

この発言は、それ=レブロンが上かはともかく、事実を突いてる気がします。

とある方の発言で、ジョーダン5人は強いかもしれないが、レブロン5人は最強だと言う由縁がここにある感じがしますね。

こちらはバスケットボールリファレンスのサイトから、ジョーダンとレブロンの比較データの画像です、クリック拡大してご覧下さい。

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こうして見てみると、両者共オールラウンドという意味でスタッツはそこそこ似通っているのが分かりますね。

得点力は流石ジョーダンに軍配ですが、レブロンはジョーダンよりも得点以外に意識を置いたプレイスタイルなので、ジョーダンよりもリバウンド、アシストが優れています、そう考えるとレブロンの方がバランスが良くオールラウンダーであるとは言えるのでしょう。

ただこれに関しては得点:リバウンド:アシストの割合がジョーダン11:7:7なのに対し、レブロンが9:8:8、のようなもので単純にどちらが優れているとは言えません。

ちなみに通算記録に関してはレブロンは高卒デビューですし、ジョーダンのように空白の期間がないので、最低でも35,6までプレーすればジョーダンの記録はほぼ更新していくと思います。

以上の事から、事スタッツに関しては両者共に甲乙着け難い状況であるので、ジョーダンとレブロンの比較で肝となのは、単純にリングの数、となるような気が個人的にはしています。

ファイナル進出回数では現時点でレブロンは6回とジョーダンに並んでいますから、後は一つでも多くチャンピオンになる事。

 

今ファイナルで勝利を収められれば、神との距離がまた一歩、近づくことになるのでしょう。

前評価ではウォーリアーズ優勢の声が多いですが、現キャブスのメンバー同様ウォーリアーズもファイナルは初舞台、ファイナル経験豊富なレブロン次第でキャブス勝利は大いに有り得ると思います。

 

ガンバレブロン。

何か締めとしては寒いな。

 

改めて、

ケッパレブロン。

 

真夏が近いという事で許して下さい。

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About cata.

cata.
96-97シーズンよりNBAを見始め、それがきっかけで中学からバスケを始める。高校ではNBAファンサイトを運営。大学から渡米し7年滞在後に帰国。2015年からツイッターでNBA情報発信を始める。レブロンと同い年の会社員。

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2 comments

  1. tkお疲れ。(´ω`)

    毎回、更新のたび、楽しく読ませてもらってるよ~。ノシ

    俺も本文の内容については概ね同意見だね。
    レインビアの評価についても頷ける。
    レブロンとジョーダンで一番違うのはメンタルとフィジカルがどの割合で
    ゲームを圧倒的に支配できているか…?というバランスだと思う。

    残り5秒、2点負けてる…って状況を何回救えるか…?
    って勝負ならジョーダンかなぁ…と思うけど、
    48分トータルの支配力の及び具合で言えば、間違いなくレブロンだろうね。

    オールラウンドさ加減で言えば、88-90 頃のジョーダンが、一番レブロンに近い事をしていた気がする。(チームの事情や方針、あの時は、ダグコリンズさんが何でもジョーダンにやらせる方針だったから。)

    冗長なコメント失礼。w (´・ω・`)ゞ

  2. cata.

    先生お疲れ様です(笑)
    定期的にチェックして下さってるようで嬉しいです♪

    ジョーダンはコリンズの元でプレーしていた時は確かによりオールラウンドな働きをしていましたね、フィルがトライアングルオフェンスを導入してからはジョーダンが主役になりすぎないチーム作りをしましたからね。

    支配力と言う意味では、レブロンがジョーダンより劣ってるとは確かに言い難いですね、そしてクラッチタイムと試合通しての考察はなかなか鋭い所を突いていると思います。

    キャリアを終える頃にはレブロンがどんな選手になっているか、これからもまだまだ楽しませてくれそうですね。

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