プレイオフ1stラウンドで惜しくも敗退したオクラホマシティサンダー。今季はポールジョージとカーメロアンソニーというオールスターを加え大きな期待を背負っていただけにファンの落胆も大きかった。
そのサンダーに関して、今季ホーネッツで目覚ましい活躍を見せた元オールスター、ドワイト・ハワードがESPNを通して持論を展開した。
まず大いに期待されながらも、勝ち上がれなかった。一体何が問題だったのかという質問に対しての回答。
「彼らにはもっと時間が必要だと思うよ。ケミストリーを高めるために一年では十分じゃない事もある。カーメロはデンバー時代のようなプレーをしていないし、ポールジョージはインディアナの時のプレーはしていない。ボールを支配したがるプレイヤーが3人も同じチームにいたら、それは難しいのは当然だよ。彼らはプレイヤーとしてもっと自らを犠牲にしなければならない。最初の年はとても大変だったろうね。」
続けてジェイレンローズに「誰が一番己を犠牲にする必要があると思いますか?」と問われた彼の答えは、ウェストブルック。
「ラスだね。彼がより多くボールを持つからね。カーメロとポールジョージがただ突っ立って見てるだけの時がある。もっとカーメロの手にも渡るべきだし、彼は優秀なクローザーだからね。ポールジョージは第1クォーターから第3クォーターまでで20~30点取れる選手だ。ラスはただ皆んなを巻き込めばいいんだよ、試合の早い段階でね。彼らにプレーをさせるんだ。彼はこれまでのキャリアで個人の記録としては全ての栄誉を得ている。だからこれからは周りのプレイヤーをいかに良くするかに焦点を当てるべきだ。」
ちなみにそのウェストブルックだが、NBA関係者の間ではサンダーは彼をトレードするべきだとの声が増えているとの報道がされている。その理由は単純明快、いくら彼が優れたプレイヤーと言えど、肝心の勝利に結びついていないからだ。
Increasing number of people around the league think Thunder should consider trading Westbrook, per @ZachLowe_NBA https://t.co/FRT6AqXJJP pic.twitter.com/kfs3T0Id2g
— Bleacher Report (@BleacherReport) 2018年5月8日
そしてカーメロは頑なにベンチ出場を拒み、ポールジョージは既に再び移籍する意思を固めているとも言われている。
チームとして機能した試合では圧倒的な強さを見せるだけに、このメンバーがケミストリーを高めれば来季は更なる向上が見込めるだろうが、現時点でこの3人が再びチームメイトとなる可能性は低いと見られているのが現状だ。
果たしてドワイトのこの話は時既に遅しとなるか。いずれにせよ、サンダーを取り巻く環境はこれからも騒がしい状況が続きそうだ。
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