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ペリカンズが第4戦に勝利、ブレイザーズを4戦スウィープで撃破しカンファレンスセミファイナル進出決定

2018年04月22日
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シーズン13連勝を記録しリラード&マッカラムを中心にチームとして成長、昨シーズンから着実に力をつけたブレイザーズがまさかの4戦スウィープで今シーズンを終える事になると一体誰が予想しただろうか。そしてチームの大黒柱であるデマーカスカズンズを怪我で失ったペリカンズがカンファレンスセミファイナルに進む未来を誰が想像していただろうか。

ペリカンズの3連勝で迎えたスムージー・キング・センターで行われた第4戦は131-123でペリカンズが勝利。過去7戦シリーズで3-0となったカードはこれまで127回あり全てリードしたチームが勝ち抜けているというデータの通り、今回もブレイザーズが巻き返す事は出来なかった。

ちなみに6位シードが3位シードをスウィープで敗るのは2001シーズンのホーネッツ(対ヒート)以来、また1stラウンドが7戦制になった2003シーズン以降で6位以下のチームが全勝するのは史上初となる。

▼第4戦ハイライト▼

シリーズを左右するキーマンに挙げられていたブレイザーズのデイミアンリラードはこれまで三戦で計55点と不調、シリーズを通してペリカンズのブリッツに阻まれハーフラインまで追い込まれる事もしばしばあり、単発で決められる事はあってもペリカンズはノらせたら恐い男リラードに全くリズムを作らせなかった。初戦でFG6/23と絶不調だった際は、これがシリーズを通して続く事はないと思われていたが、ペリカンズは見事にブレイザーズのオフェンスのコアを破壊する事に成功。本日も45分とほぼフル出場に近いプレータイムだったが19点止まり、レギュラーシーズンの平均で26.5点を挙げていたリラードが4戦で30点どころか20点を越えるのが一度のみ(第3戦の20点)とは大誤算だったに違いない。

リラードと共にチームの柱であるCJマッカラムはシリーズが進むにつれ調子を上げ、第4戦でFG15/22で38点と気を吐いたが、ペリカンズは同じSGのドリュホリデーが絶好調。1オン1ではドライブからインサイドを割り、要所で思い切りの良い3ポイントを決め41得点。そして大黒柱アンソニーデイビスがFG15/24、フリースロー15/17と高確率でシュートを沈めゲームハイの47得点を記録。ストレッチ5としてコートを広く使い3ポイントを炸裂、そしてリバウンドに飛び込み2ndチャンスからスコアと手がつけられない状態と化した。ペリカンズは最後の29得点中28点を二人が叩き出す展開、中と外のエース二人に確実に仕事をさせブレイザーズを引き離した。ちなみにデイビスとホリデー二人での計88得点は、1973年のジョンハブリチェックとジョジョホワイトに並ぶプレイオフ史上最多得点タイ記録だ。

▼二人で88得点を叩き出したデイビス&ホリデー▼

そしてこのシリーズを振り返る際に欠かせないのはラジョンロンドの存在だ。本日もゲームハイの16アシストでチームを牽引、的確なボールシェアでペリカンズは水を得た魚のようにスコアを重ね、アンソニーデイビスとのホットラインも強烈、奇襲となるアリウープはブレイザーズにとって脅威となった。試合の展開を読みながら今誰にボールを渡すべきか的確な判断を下しゲームをコントロール、また自らドライブでチャンスメイクする術は流石優勝を経験しているベテランPGとしか言い様がない。今季開幕前にブルズから解雇されたロンドを獲得した事は今季のペリカンズにとって一番のファインプレーだっただろう。今回の活躍を受けて”プレイオフロンド”という言葉が生まれたのも大いに納得だ。

▼16アシストでチームを牽引したロンド▼

 

2015シーズン以来となるプレイオフ進出を果たし自身初の一回戦突破を果たしたアンソニーデイビスはシリーズを振り返りこう語った。

「ロンドが ”己のレガシーを築き上げろ、偉大になるんだ。” と言ってくれたけど、そこに向かっているのを見せる事が出来るのは嬉しいね。」

「自分は毎試合チームが勝てるよう自身の全てを出し切って助けとなろうとしているだけなんだ。そしてニューオーリンズでレガシーを築き上げる。人々に俺たちはホンモノだって知らせるためにね。」

4戦での平均がFG57%、33.3点、12リバウンド、2.8ブロックとエースとして申し分ない活躍を見せたデイビス、今季途中にもペリカンズから移籍する可能性の噂が挙がっていたが、今回の前進によりペリカンズでのキャリアに確かな手応えを感じた事だろう。

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▼アンソニーデイビス全4戦ベストプレー▼

またペリカンズのヘッドコーチであるアルビンジェントリーはそんなエースの活躍を手放しで賞賛した。

「今回のような接戦でのこの活躍は、おそらく自分がここでコーチを始めてからの彼のベストゲームと言えるだろう。彼は私達に負けさせる事をしなかった。」

 

そしてシリーズを通してプラン通りのバスケットボールを遂行できたペリカンズとは対称的に、突破口を見つけられないまま完敗を喫する事になってしまったブレイザーズ。4戦でフィールドゴール成功率が35.2%、18.5得点と精彩を欠き「ペリカンズは素晴らしいディフェンシブプランを用意していた、俺たちに今まで見た事がない策を講じてきた」と語っていたリラードは素直に相手を称えた。

「(デイビスにとって)大きな意味を持つだろう。(同期である)俺たちの6年間で彼はプレイオフに出たのが一度、しかもゴールデンステイトにスウィープされた。そしてあれだけの実力がありながらこの数年間ポストシーズンでプレー出来ないなんて想像も出来ないよ。だから彼を讃えたい。彼の成功が自分達に対してじゃないのを望んだけど、最後には、競争者として、潔く負けは認めなければならない。素晴らしいものには名誉を与えるべきなんだ。」

リラード、そしてブレイザーズはここ5年間プレイオフに出場し続けているもののカンファレンスファイナルには辿り着けていない、そしてスウィープは昨シーズンの対ウォリアーズに続き二年連続となる。

「これはいつも以上に傷つくものになるだろうね。なぜなら俺たちは今季素晴らしいシーズンを送って、とても高い期待を受けていたからね。俺たちは自分達自身により良いプレーを期待していたが、彼ら(ペリカンズ)とは逆の方向に向かってしまった。」

ブレイザーズはリラードを中心にチーム作りを続けていたが、今回の敗退はチーム構想を根本から見直すきっかけとなり得る程の大敗となってしまったかもしれない。ちなみにリラードは単純に絶不腸として大きな敗因に挙げられているが、レギュラーシーズンの最後に左足首を痛めており、プレイオフなので強行出場していたと伝えられていた。しかし仮にそれが影響を与えていたとしても決して言い訳には出来ないのが現実だ。

現在の主力ロスターをキープすれば来季も恐らくプレイオフ進出は固いだろう、しかしその先に勝ち上がるには何かが足りない。来季その答えを見つけ、カムバックを果たす事が出来るか。そしてウィーバー州立大学というほぼ無名校から成り上がった雑草魂を持つリラード、この経験をバネに来季プレイオフの舞台でリラードタイムを見せてくれる事を大いに期待したい。

そして見事勝ち上がったペリカンズだが、セミファイナルではウォリアーズとスパーズの勝者と対戦する事になる。ペリカンズと同じく3-0でリードしているウォリアーズが勝ち上がると見られているが、現在のペリカンズであればカンファレンスファイナルまで勝ち上がってもなんら不思議はない。

ちなみに今回の1stラウンドだが、ESPNのアナリスト達は22人全員がブレイザーズの勝利を予想していた。

 

シーズン途中にカズンズを欠き誰もがポストシーズンでの成功を予期していなかったペリカンズ、失うものは何もないと言わんばかりの快進撃を続ける彼らがこの先一体どんなドラマを見せてくれるのか。今では彼らを甘く見る者はいない。


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About cata.

cata.
96-97シーズンよりNBAを見始め、それがきっかけで中学からバスケを始める。高校ではNBAファンサイトの運営に夢中になり青春を台無しにする。大学から渡米し7年滞在後に帰国。三度の飯より四度の飯が好きってぐらいダンクを愛するB型アラサー。

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