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ブルズのジミーバトラーが53点のキャリアハイを記録、真の次世代ジョーダンとなるか

2016年01月15日
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シカゴの象徴として君臨し続けたジョーダンが1998年シーズンにシカゴのコートを去って以来、ブルズはずっとジョーダンの幻影を追って来ていたのかもしれない。

ブルズは新スターの到来を待ちわび、ベンゴードンが活躍した時はベンジョーダンと呼び、ローズがMVPを取った時はNBAを代表するスターがついにブルズからと歓喜した。

しかしジョーダンの栄光はあまりにも眩し過ぎた、2000年以降長年低迷を続けた後再び強豪となったブルズだったが、そこにかつての王朝時代を象徴するような絶対的スターの存在は無かったのだ。

だが今シーズン、その神の領域に足を踏み入れようとしている者がいる。

それが今年で5年目のシーズンを迎えるジミーバトラー、昨シーズンにはMIPを受賞した正に急成長を見せているプレイヤーだ。

ここ数年は大黒柱のローズが怪我に悩まされ、ローズに次ぐエースとしての活躍が期待されていたが、今シーズンの活躍ぶりは急成長という一単語で済ませられない程圧倒的である。

 
今日76ersホームで行われた試合では、ローズとガソルを欠く中延長含む49分の出場、30本のFGAで15本成功、フリースローも21/25と高確率で決め、キャリアハイとなる53得点を叩き出し一時は24点差つけられていたブルズを延長の末115-111の勝利に導いた。

バトラーは得点だけに止まらずリバウンドも10のダブルダブル、アシストも6本、3スティールと攻守でチームを牽引。

今シーズンで50点以上をあげたのは今の所カリーとハーデンに続き3人目となり、53点はカリーと並び今シーズン最高タイ、そしてブルズの球団記録として50点以上達成者はチェットウォーカー(1回)、現クリッパーズのジャマールクロフォード(1回)、そしてジョーダン(30回)に続き4人目の快挙である、更に50点10リバウンド5アシスト達成者はジョーダンとバトラーのみとなる。

「ジョーダンは史上最高のプレイヤーだ、自分はただ己の役割をこなしているだけ、ジョーダンのシューズを履きながらね。」

バトラーは試合後こうコメントした、ジョーダンブランドの契約プレイヤーであるバトラーの活躍は何かこう運命的なものを感じざるを得ない。

 
元々2年連続でオールディフェンシブ2ndチームに選ばれる等ディフェンスには定評のあったバトラーだが今シーズンは特にオフェンス能力の開花が目覚ましい、本人が意識していたアウトサイドのシュートが向上し、ジョーダンばりのターンアラウンドやハーデンお得意のステップバックからジャンパーを決める多彩さが生まれ、更にインサイドではコンタクトに強いためファールも奪えると非常にバランスの良いオフェンスプレイヤーに成長した。

先日行われた対ラプターズ戦では後半だけで40点の42点を挙げ、ブルズにおいてジョーダンが89年に達成して以来となるハーフ40点オーバー記録達成者となった。

2点差で接戦をものにした試合後に、自然とバトラーを中心に円陣が組まれるブルズ、いかにバトラーがチームの信頼を得ているかが分かる。

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ちなみに今日の試合後のコメントでは、

「みんな自分の53点に注目するけど、今日勝利する事が出来たのはイートワンの活躍があったからだ、彼がもっと評価されるべきだよ。」

と発言、自然と円陣が組まれる理由がここにあるのだろう。

 
そしてその内面性に加え、チームリーダーとして認識され始めている大きな理由の一つが、かつてのジョーダンがそうであったようにクラッチタイムでの勝負強さが非常に目覚ましい点である。

昨年末に行われた対ペイサーズ戦では、OTに持ち込む3、更にアレンとコンタクトしながらレイアップを沈め、そのOTでは残り3秒でトップオブザキーから放たれたガソルのパスをワンハンドのティップインで決める神業を披露、その後のディフェンスではポールジョージに渡りかけるパスを阻止と正にバトラーが勝利を手繰り寄せた展開となった。

今日の試合でも勝負所でバスケットカウントとなるプレイを連続で決め、53点に加え接戦を制する立役者となったのがバトラーだ。

そして怪我による主力の欠場が目立つ中、必然的に出場時間が伸びるもタフにプレイし続けている。

先月のピストンズ戦ではNBA史上初となる4度の延長に突入する展開の中56分出場し、惜しくも試合には敗れたものの今日の53点を挙げるまでのキャリアハイとなる43点を叩き出していた。


 

オフェンス、ディフェンス共に高いレベルでこなしクラッチに強く、チームリーダーにふさわしい存在のシューティングガード、正にジョーダンを思い起こさせる今シーズンのバトラー、2011年のドラフトでは30位指名と決して前評判が高かったわけではないが、チームの顔であるローズ不在の中着実に自分の存在を示し、今まで積み重ねて来たものが今シーズン大きく花開いている。

以前はローズに次ぐ二番手という印象があったが、今では立場は逆転したと言える程のインパクトがある、バトラーを活かすためにローズを放出するべきという発言もファンの間で飛び出してくる事態だ。

私はバトラーの飛躍はとても喜ばしいが、そこでローズをトレードするのではなく彼も完全に復調し、毎試合リーグで最も強烈なワンツーパンチとしてブルズが旋風を巻き起こす姿を望みたい、シカゴファンにとってもローズは地元出身者でありジョーダン以来初めてブルズをエキサイティングなチームに再び蘇生させたプレイヤーで思い入れも強いだろう、成長したバトラーに復調したローズのケミストリー向上がブルズを躍進させる事は間違いない。

ブルズは現在東でキャブス、ラプターズに次ぐ3位につけている、下位まであまり勝率に差がない現状ではあるが、恐らくブルズのプレイオフ進出は固いとみていいだろう。

ポストシーズンで果たしてバトラーがどんな活躍を見せるのか、真の次世代ジョーダンとなれるか、真価が問われるのはまだまだこれからだ。


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About cata.

cata.
96-97シーズンよりNBAを見始め、それがきっかけで中学からバスケを始める。高校ではNBAファンサイトの運営に夢中になり青春を台無しにする。大学から渡米し7年滞在後に帰国。三度の飯より四度の飯が好きってぐらいダンクを愛するB型アラサー。

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