キャブズにトレードを志願しセルティックスへの移籍が決まったカイリーアービング。移籍を決意した理由に関しては様々な噂が飛び交っている状況ですが、この度ウォリアーズのケビンデュラントがポッドキャストでその原因を語りました。
こちらがスポーツコラムニストのビルシモンズのポッドキャストに出演した際にデュラントが話した言葉です。
「俺はリチャードジェファーソン(キャブズ在籍であり元アービングのチームメイト)からかなり面白い話を聞いたんだ。それはカイリーは本当に純粋なバスケットボールプレイヤーだって事。彼は8、9歳の頃からスキルを磨いて来た。彼のプレーを見ていれば分かると思うんだけど、誰も彼のようにはプレー出来ない。彼は純粋なバスケットボールプレイヤーなんだ。彼は恐らくプレイグラウンド(ストリート)ボールをプレーしていて、彼の父(元プロバスケプレイヤー)は彼をイカつい隣人達の元へ連れて行きバスケコートに放り込んだ。そこでただプレーしろと言ってね。そうやってゲームへの愛を育んだんだ。
レブロンジェームズの周囲にいると、たくさんの事が起こり得る。外部の雑念、話、騒音がレブロンジェームズという存在の近くにいるだけで付いて回るんだ。そしてカイリーはこんな感じだった。”さて、俺たちはファイナルで敗退した。次のシーズンはレブロンがチームを去るのか否かの話題で持ちきりになるだろう。俺は新しい挑戦の準備が出来ている。”そんな心境が彼がチームを去りたい気持ちを駆り立てたのだろう。彼は全てのいざこざから自由になって、ただ無心でバスケが出来る状況を求めたのではないかな。」
アービングは、レブロンの陰に隠れるのが嫌だ。チームの中心としてゲームをコントロールしたいと発言したとの報道もあり、レブロンを嫌っていると噂されていましたが、デュラントが指摘するのはそれよりも何よりもアービングは純粋にバスケに集中出来る環境を求めたというもの。
ちなみにデュラントはこのポッドキャストで、アイザイアトーマスがあれ程セルティックスファンに愛される存在になったにも関わらずトレードされた件についてはこう語っていました。
「そこに忠誠というものはもはやないんだ。これは仕事なんだ。お金も絡んでいる。トレーナーやチームメイト、組織内の人々との関係性は忠誠があると言ってもいい、それがフレンドシップだ。そしてそれは永遠に続くものだ。でも紙の上の数字(お金の話)になると、終まいには全てを覆す。彼はこのサラリーキャップで当てはまるか、もしくは私たちの計画に沿うか?ダメだ、彼の代わりに得られるものを見てみよう。そんな感じさ、それもゲームの一部なのさ。」
続けて、君がデビューした時はそれを知らなかったよね?と問われるとこう回答。
「それは50/50ぐらいだと思っていたよ、感情と仕事の割合がね。”彼はトレードしないよ。もう9年も付き合っているんだ。”って感じだが、終いには”いや私たちはこのスポットが必要だ、もしくはこのお金が必要だ。彼を動かさざるを得ない。”そして最終的にそうなるんだ。仕事の一部だよ。近年選手達が去る時は、それも仕事の一部なんだって事さ。」
NBAバスケットボールはビジネス、純粋にバスケを愛したアービングにとってもそれは変わらない。そう考えますと今回のトレードも不思議はないのかもしれません。
SOURCE : THE RINGER
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