先日のバスケアジア女子選手権決勝で見事中国を破り、リオデジャネイロ五輪出場を決めた日本女子バスケットボール代表チーム。
若手とベテランのバランスも良く、チームが上手く機能した今回の代表チームですが、やはり中でも一際注目を浴びたのは前大会に続き今大会もMVPを獲得した、現WNBAシアトルストームに所属する渡嘉敷来夢選手です。
渡嘉敷選手は190cmを越える恵まれた体格と抜群の運動神経を持ち、100年に一人の逸材とまで言われていますが、その類い稀なる身体能力は何と女子選手にしてダンクを決める事が出来る程というから驚きです。
そこでNBA、バスケ、そしてダンク情報を扱うこのブログとしてはチェックしないわけにはいかないと思いましたので、早速そのソースを貼っていきたいと思います。
まずこちらはあるテレビ番組で披露されたボースハンドダンク。
そしてJBA公式のfacebookページにて、同じくウォームアップでのボースハンドダンクです。
#go_hayabusa 「バスケットボール女子日本代表国際親善試合2014」最終日!今年度の女子日本代表活動において、日本で試合を行うラストマッチ。ウォームアップ中に繰り出す渡嘉敷 来夢選手のダンクシュートにも大注目です!ぜひ会場へお越しいただき、世界へ羽ばたくハヤブサジャパンへのご声援をよろしくお願いします。■7月30日(水) 仙台大会 スケジュール (会場:ゼビオアリーナ仙台)※開場時間 17:30 ※当日券発売・会場発券機 16:30〜[第9戦] 18:30〜 日本代表(FIBA世界選手権) vs モザンビーク代表この試合の模様は、18:20より「CSフジテレビNEXT」にて生中継され、25:00より録画中継される予定です。解説は元女子日本代表の“エース”大山妙子さんです。http://www.fujitv.co.jp/otn/b_hp/914200148.html■応援.comにてインターネットLIVE中継http://oh-en.com/oh-en/basketball/national-team/2014-friendlymatch/1312■試合経過は大会サイトにてhttp://www.japanbasketball.jp/event/exhibition_women/2014/
Posted by 日本バスケットボール協会 (JBA) on 2014年7月29日
別所ではハンドボールでのワンハンドダンクも載っていましたが、とりあえずバスケットボールではないという事でここではスルーさせて頂きます。
さてタイトルでも分析と書きましたので、早速コメントして行きたいと思うのですが、まず最初の動画で言われていますように渡嘉敷選手の指高はおよそ250cm。
となりますと、叩き付けるまではいかなくとも上からボールを直接フープに沈める(事をダンクと呼ぶと仮定する)動作をする上で、フープよりボール一個分突き出せる高さ、最低でも中指の先から手のひらの中心ぐらいまではフープ上に出ないといけません、つまりフープまでの高さが305cm、故に55cm飛べばフープに届く+ボールを突き出す分、先ほど挙げました中指の先から手のひらの中心辺り、これがおよそ15cm程必要となりますと、最低でも渡嘉敷選手がダンクを成功させるには70cmは飛ばないといけない計算となります。
女子選手にとって70cmのジャンプというのはなかなか難しいレベルなのが現実でしょう、しかもそれが渡嘉敷選手の指高を持ってしての話ですから、いかに女子選手でダンクを成功させるのが至難の業であるかがお分かり頂けるかと思います。
そして私はいくら渡嘉敷選手と言えども、恐らく70cm程のジャンプでワンハンドでギリギリ決めるのが限界なのではないか、という推測を勝手に立てておりました。
ところがすっとこどっこい、見事にボースハンドで決めてるじゃないですか、土下座して詫びをいれさせて下さい、むしろ私の脳天にブームシャカラカして下さい。
ダンクが出来る方やダンクにトライした事がある方はお分かりだと思いますが、ダンクが余裕で出来る人は両手の方が安定性がありますしやりすやすいのはもちろんなんですが、ダンクに高さの余裕が無い方にとっては両手ですと片手の場合とは異なり、腕から肩にかけて上方へのストレッチが最大限使えず高さが若干落ちる分更に難易度が上がるのです、そして空中で両手の自由が制限されるため優れたボディバランスも必要とされます。
各所では渡嘉敷選手の最高到達点は325cmと公表されているようですが、実際今回両手でダンクを決めていると言う事を考えますと、それよりも高く跳べているのではと個人的には思います。
ちなみに片手ですとハンドボールでのダンク動画はあり、バスケットボールのものがない、そしてバスケットボールでトライしているものは全て両手でこなしている事から推測しますと、ボールをホールドする上でキーとなる手の大きさ自体はもしかしたら其れ程大きくはないのかもしれませんね、しかしそれでもボースハンドで補って決めれるのは流石の運動神経です。
このように一際優れた身体能力を誇り現在WNBAの舞台で活躍する渡嘉敷選手ですが、その実力はアメリカの地元メディアからも「両手でダンクが出来るのはフェニックスマーキュリーのグライナー以外にいない。」とWNBAを代表するセンターと比較され賞賛される程です。
渡嘉敷選手は小学生時代に走り高跳びで全国一位になっているように、瞬発力に長けている上にジャンプ動作も熟練しているでしょうし、ダンクをするには正にうってつけのプレイヤーであると言えるでしょう。
ちなみに渡嘉敷選手の父はアメリカ人と日本人のハーフで身長が196cmもあるらしいです、持って生まれた才能も相当なものだったでしょうが、それを己の努力で見事開花させた事は本当に素晴らしいですよね。
いつかWNBAの舞台でもダンクを披露をしてくれる事を大いに期待したいものです。
で、締めとしたい所なのですが、今回せっかくなのでWNBAのダンク事情についてもお話ししようと思います。
まずWNBAの試合中に初めてダンクを成功させたのは、かつて高校時代に一試合101点を一人で叩き出した挙げ句相手チームが後半を棄権するという、正に女性版ウィルトチェンバレン、後にWNBAロサンゼルススパークスで02、03と連覇を果たした伝説のセンター、リサレスリーです。
動画はこちら、彼女の身長は196cmと渡嘉敷選手よりも4cm程高いです。
そしてプレイオフでは、先ほど渡嘉敷選手との比較がありましたグライナー(203cm)のこの一発が初めてのようです、ボースハンドです。
ちなみにグライナーはWNBAでは滅多に見られないダンクをデビュー戦で2本決めるという革命児。
こちらはグライナーのダンク集、やはり両足跳びでダンクが出来ますとインサイドで受け取ったらそのままダンクに持って行けるので、本数も増えそうですね。
更に3年前の動画ですが、当時グライナーが通っていたベイラー大学で行われたミッドナイトマッドネスダンクコンテストに彼女も参加した動画、女性としてはもしかしたら世界初でしょうか、順回転のワンハンド360を披露しています。
そしてWNBAで男顔負けのダンクを決めているのが、タルサショックでプレイするグローリージョンソン、女性ながら正にトマホークと呼ぶにふさわしいダンクを見せてくれます。
ちなみにダンクから話題が反れまくりにも程があるんですが、このWNBAを代表する素晴らしいダンカーであるグライナーとジョンソン、実は今年4月同性婚の挙式を控えていた中、些細な事が原因となり乱闘に発展し、仲裁に入ったグライナーの友人が負傷するなど二人とも暴行容疑で逮捕されておりました。
リーグ屈指の女性ダンカー同士が結婚とはかなり驚きですが、争うのはコート上、競うのはフープ上で、コート外ではお互いに良き理解者として仲良く暮らして欲しいですね。
それでは最後の締めとして、女性ダンカーによるベストダンクトップ10を紹介させて頂きます。
時代の変化と共にこれから女性ダンカーもどんどん増えて来そうな勢いですね。
ゲームタイムでダンクを決めるというのはかなり難易度が高いとは思いますが、渡嘉敷選手もいつか好プレイランキングに載るダンクを決める事を願って、、、応援しまくります。それではおやすみなさい。
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