驚異の高校生として全米どころか全世界にその名を轟かせたザイオン・ウィリアムソンがついに大学デビューだ。
彼が入学したデューク大は本日エキシビションゲームとしてライアーソン大と対決。スターターとして出場したザイオンは29得点・13リバウンドの大活躍で86-67の勝利に貢献した。3ポイントを3/4とコンスタントに沈め、豪快なプットバックダンク、フィジカルを活かしAND1、リバウンド量産と持ち前の身体能力を遺憾無く発揮した。
▼ザイオン 大学デビュー戦 ハイライト▼
第2クォーターには物凄い高さのゴールテンディングで観客を唸らせ、凄まじい瞬発力で素早く最高到達点に達しフィジカルでも相手を寄せ付けない鬼リバウンドはインパクト抜群。実況も「なんというリバウンドだ、冗談だろう。」と唖然、しかもそれが一度ではなく数度に渡る様はその驚異的なポテンシャルを証明するには十分だった。更にそのリバウンドから自らコーストトゥコーストでボールを運びスコアと約2m、130kgの巨漢とは思えない機動力を披露した。
高校時代の暴れっぷりから既に怪物である事は知れ渡っているザイオンだが、大学デビュー早々に人々の度肝を抜くパフォーマンス。流石に大学では高校ほど好き放題には出来ないだろうと見られてはいるが、その予想もあまりあてにならないかもしれない。少なくともペイント外に締め出さない限り止められないが、彼のドライブ、バックダウン、ボックスアウトなどを見ているとそれはほぼ不可能に感じてしまう。強い上にとてつもなく俊敏、その上テクニックも兼ね備えているのだからどうしようもない。
デューク大はカレッジ&バスケットボール殿堂入りを果たしている名コーチのコーチKことマイク・シャシェフスキーが率いているが、ポジションレスのスタイルで縛りを与えない起用法もザイオンにとっては最適の環境なのだろう。アウトサイドのプレーはもちろん、ポストアップも適度にこなし、実に伸び伸びとプレーをしている印象だ。
更にデューク大は同じくルーキーとなるESPNの2018トップリクルートランキング1位のRJ・バレットが34得点の大活躍。ザイオンとのワンツーパンチに加え、守備でも貢献をした。
▼RJ・バレット 大学デビュー戦 ハイライト▼
また怪我で今日の試合は欠場となったが、トップリクルート3位のキャメロン・レディッシュも控えている。そしてザイオンは2位、つまりESPNの評価においてトップ3のルーキーがデューク大に入学、全員フォワードとポジションが被り気味ではあるが、とてつもない爆発力を秘めたラインナップとなっている。
こちらはYouTubeにて公開されている本日のフルゲーム、試合を通して見たい方は是非チェックして欲しい。
▼デューク大 VS ライアーソン大▼
ザイオンを始め才能溢れるルーキーが揃う今季のデューク大がどこまで勝ち上がれるか、NCAAでは毎年主力の入れ替わりが激しいだけに、このロスターでのゲームを存分に楽しませてもらいたい。
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