2000年代のNBAを見ていた者ならば誰もが憧れたであろう男、183cmとNBAでは小柄ながらも抜群の得点能力でリーグを席巻した伝説のカリスマスコアラー、アレンアイバーソン。
▼アレンアイバーソン キャリアミックステープ▼
そんな彼に激似だと話題のプレイヤーがいる、それが現在ニューヨークニックスに所属しているトレイバーク、25歳だ。
NBA VALUE PICKS: Trey Burke has gone over 17.75 FPTS in his last two games. Is he tonight’s top target under $4K? https://t.co/fzoJmYzjdz pic.twitter.com/IA8Cwpo7SW
— DraftKings (@DraftKings) 2018年2月8日
バークはミシガン大学3年目でアーリーエントリーし2013年のドラフトで9位指名を受けNBAデビュー、ジャズとウィザーズでプレーをしていたがプレータイムが年々減少し、今季は開幕直前にニックスと契約したものの後に解雇、傘下のGリーグからのスタートとなっていた。
▼トレイバーク Gリーグハイライト▼
Gリーグでは26試合に出場し、FG48.9%、3PFG41.8%、FT83.1%で平均26.6得点、5.3アシスト、2スティールと目覚ましい活躍を見せ、1月14日の対ペリカンズ戦からNBA復帰を果たしていた。
そんな彼がなぜ今アレンアイバーソンに似ていると言われているのか、それは今季から髪型をコーンロウにしアクセサリーなどのスタイルもアイバーソンそっくりになっているのが第一の理由だ。ちなみに彼は元々アイバーソンのファンであったそうだ。
まずこちらのアイバーソンとバークの比較動画を見て頂こう。
▼トレイバーク、アレンアイバーソンクローン▼
過去にNBAでプレーしていた頃は髪型もそれほど特徴的ではなく、一年目にルーキーながらジャズでスターターPGを務めオールルーキー1stチームに選ばれるなど輝かしいキャリアを送るかと思われたがそれ以降は徐々に失速していった。大学時代の評価は高かったものの大きな注目を集めるまでには至らなかったわけだが、現在は見た目がアイバーソンそのもの、更に元々身長はアイバーソンの183cmに対し185cmと公表では2cmの差、更に体型に加え顔も比較的似ているため、端から見たらアイバーソンがニックスのユニフォームを着てプレーしているかのように見えファンの関心を引き寄せているのだ。
そして極め付けはプレー自体もアイバーソンと瓜二つ、ドリブルのリズム、クイックネス、クロスオーバーを含めた身体の使い方、シュートフォームも全身を使って高くジャンプ、両足が若干前に飛び出しフェイダウェイ気味になる型などそっくりである。
こちらは先日の対クリッパーズ戦で見せたクロスオーバーからのステップバックジャンパー、ニックス公式も「これはかなり似てる…」とアイバーソンを想起させるツイートでこのプレー動画を投稿していた。アイバーソンを見て育った者は、きっとアイバーソンと重なって見えるだろう。
This looks a lot like… pic.twitter.com/pB6AAvfITO
— NEW YORK KNICKS (@nyknicks) 2018年3月3日
このウォリアーズ戦でデュラント相手に見せたヘジテーションもアイバーソンのようだとSNSを騒がせていた。
.@TreyBurke puts the moves on KD! pic.twitter.com/4h9IQ6UCOf
— NBA TV (@NBATV) 2018年2月27日
インタビューでのバーク、もはや雰囲気がアイバーソンでしかない。
もちろん良いプレーが出来ていないのであればここまで話題になることはない、ニックスデビュー後は貴重なベンチプレイヤーとしてホーナセックHCも認める素晴らしいプレーを披露している。現時点で18試合に出場、出場時間は平均16.4分だがFGは53%、3PFGが37.8%、平均10.5点、3.6アシストと少ないチャンスの中で最大限貢献をしている。ちなみに出場時間を36分に換算すると平均23.1点、7.8アシストとなりオールスターレベルの活躍だ。
先日の対マジック戦、そしてセルティックス戦では二試合連続で26得点を記録、プレータイムも徐々に安定して来ている。
▼対マジック戦 26点、6アシスト▼
▼対セルティックス戦 26点、8アシスト▼
アイバーソン同様優れたスコアラーでもあるバークだが、彼がアイバーソンと異なっている点は自らのシュートが第一ではなく率先してチームメイトを活かす意識を持っている事、故にショットセレクションも優れている。そして広いコートビジョンも兼ね備えており度々目を見張るアシストで得点を演出する点も魅力だ。
現在の彼は是が非でもNBAでのチャンスを掴みたい所、そういう意味では人々の注目を集める事も重要だろう。このアイバーソンスタイルももしかしたらその辺りが狙いというのもあるのかもしれない。実際今こうして話題になっている事によってアイバーソンが好きだったファンが彼に注目し始めているのは事実である。
ニックスは先月チームの柱であるクリスタプスポルジンギスがシーズンエンドとなる怪我を負った事もありプレイオフはかなり厳しい状況となっている、チームは来季に向けてタンク突入とも言われているがバークにとっては今がアピール所、是非来季以降もNBAでプレーを続けアイバーソンのようなカリスマPGへと進化を遂げて欲しいものだ。
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