ハイスコアリング6thマンからスターターの大エースへ、今季からクリッパーズの一員としてプレーしているルーウィリアムズが大活躍を見せている。
ウィリアムズは12月22日以降の13試合で31.2点のアベレージを記録中、これはこの期間で最低8試合プレーした選手において最高得点となっている。クリッパーズで一年目となる今季の通算平均得点は23.3得点、そして彼が25点以上をあげた試合では11勝4敗と彼の活躍がそのまま勝利に繋がっている形だ。先週の西カンファレンス週間最優秀選手賞も受賞した。
まるで今季の彼は2タイムMVPであり2度の優勝を経験している大スター、ステファンカリーと肩を並べるレベルのパフォーマンスを見せている。
ウィリアムズは現在キャリアハイとなる41.6%の3ポイント確率を誇っており、ここ13試合では46%ともはや一流シューターと言っても全く過言ではない。そして昨季左ウイングからの3ポイントは32%だったが今季は42%へアップ、同位置からは既に127本の3ポイントを放っておりこれはリーグ最多の試投数となっている。更にフリースローの成功率は91%の高確率、最近ではフリースローラインに立つ頻度も増して来ている。
先日のウォリアーズ戦では第3クォーターのみでの27点を含むキャリアハイの50得点で勝利に貢献したが、これはクリッパーズでは1990年のチャールズスミス以来の50点ゲームとなった。ちなみに単一クォーターで27得点は球団記録とクリッパーズの歴史に早くもその名を刻んでいる。
▼ルーウィリアムズ 50点ゲームハイライト 対ウォリアーズ戦▼
ここ一月のウィリアムズの活躍はクリッパーズが息を吹き返す大きな要因となっており、チームはシーズン開幕から11勝18敗と負けが込んでいたが、その後ウォリアーズやロケッツなどの強豪を破り11勝3敗でプレイオフ圏内に食い込んできた。
オフにクリスポールとのトレード相手の一人としてクリッパーズにやって来たウィリアムズ、2015年に6thマン賞を受賞し現在31歳とベンチからのオフェンス起爆剤ベテランとしての役割が定着してきていた感があったが、今季はキャリアを新開拓したと言えるだろう。スターター起用が増え平均プレータイムもキャリア初の30分越えとなっている。
▼ルーウィリアムズ 6thマン賞 2015シーズンハイライト▼
「ルーウィリアムズはオールスターか?」
If any of you even care about me at ALL, you will vote for Lou Williams to be an All-Star. #NBAVote pic.twitter.com/bdBrThMpOo
— Jen Statsky (@jenstatsky) 2018年1月16日
昨日までオールスターファン投票期間だったこともありこんな疑問も飛び交っていたが、今季の活躍を見る限りでは彼は間違いなくオールスターと言えるだろう。
ウィリアムズは残りのキャリアをクリッパーズで送る事を希望しているようで、チームと契約延長の交渉を行なっていると伝えられているが、プレイオフ進出の可能性が十分にありこのパフォーマンスが続くのであればチームとしても手放したくはないだろう。しかし彼の株が上がっている今、チームも若返りを図りたいプランがある事を考えるとトレードとなる可能性も拭えないかもしれない。
いずれにせよシーズン後半戦の彼の活躍に大いに注目したい。
それでは最後にダンクブログらしく、彼が2004年のCity of Palmsダンクコンテストで見せた豪快なBTLを紹介することにしよう。ダンク好きではなくとも見て損はない極上の一発だ。
見出し画像 : Copyright 2017 NBAE (Photo by Layne Murdoch/NBAE via Getty Images) & Edited by cata.
参考記事 : ESPN
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