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全員がスーツに身を包みゲームに臨んだキャブズがペイサーズに17点差を巻き返され敗戦

2018年04月21日
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本日行われたキャブズ対ペイサーズの第3戦、敵地で一勝をあげシリーズリードを奪いたいキャブズはチーム全員がレブロンからプレゼントされたスーツに身を包みペイサーズのホーム、バンカーズ・ライフ・フィールドハウスに姿を現した。

レブロンはここ数年間に渡って自身とビジネス関係にあるブランドの商品をチームメイトにプレゼントしてきていたが、今回はトムブラウンによりデザインされたスーツ、それを全員が着て試合会場に現れたためSNSではちょっとしたニュースとなっていた。

 

しかしチームとしての結束力が高まった感のあるこの試みも虚しく、肝心の試合は最大17点差をひっくり返したペイサーズが92-90で接戦をものにした。

同カードとなった昨シーズンのプレイオフ1stラウンドでは第3戦でペイサーズの26点リードを帳消し見事逆転勝利を収めたキャブズだったが、今回は17点差を逆転され2点差で敗れるというリベンジを果たされる事になった。

▼フルゲームハイライト▼

前半はキャブズがペイサーズのターンオーバーを誘発する事に成功し、リーグ最小の一試合平均13本のターンオーバーに止まっていたペイサーズが第1クォーターだけで7つを記録。エースのオラディポもボールが手につかないシーンがありチーム全体が空回りする展開。一方キャブズはジョージヒルのミドル、ラブがインサイドにアタック、JRスミスが3、そしてレブロンのアイソレーションと第2戦のレブロン一辺倒から一転、的を絞らせないオフェンスから31-20の二桁リードを奪う。

第2クォーターに入るとキャブズはマイルズターナのスクリーンを用いるオラディポに積極的にブリッツ(ボールハンドラーにダブルチームを仕掛ける)を仕掛けリズムを作らせない。オフェンスではレブロンが起点となり5アウトからレブロンがアイソレーション、キックアウトからタッチパスで繋ぎラブの3ポイントとディフェンスを収縮させながらボールが回りペイサーズディフェンスを撹乱。ペイサーズは攻撃の糸口が見つけられないまま17点差で前半を終える。

しかし第3クォーターに入ると形勢が逆転。キャブズはアウトサイド主体のオフェンスを展開するが3ポイントが1/10と全く入らない。対するペイサーズはファストブレイク、ドライブからスコアと確実に点差を詰め、69-63、キャブズ6点リードで最終クォーターを迎える。

ここでキーマンとなったのがNBA 4シーズン目を迎えた29歳、今季からペイサーズに加入したボヤンボグダノビッチだ。4点プレイも含め立て続けに3ポイントを沈め一気にペイサーズに流れを引き寄せる。点差は残り1分を切った所で7点、レブロンが意地の3ポイント、そしてラブがリバウンドからコーナー3を決め残り7.6秒で1点差とするが、ファールを受けたダレンコリソンがフリースロー二投目を外し、ラブが得意とするエンドラインからのフルコートインバウンドパスを回避。リバウンドを拾ったJRスミスが苦し紛れの3を放つも万事休す、92-90でペイサーズがシリーズを2-1とした。

▼17点差を巻き返したペイサーズ▼

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キャブズは今季プレイオフを含めリードを保ったまま第4クォーターに突入した試合は40勝0敗を記録していたが、今回は巻き返す事が出来なかった。敗戦の最大の要因は沈黙した3ポイント、オープンで放ちながらもコーバー、ヒル、フッド、グリーンの4人で1/11。そして苦しい時間帯でもその3に頼らざるを得ないオフェンスシステムだ。終盤にレブロンが完全な個人技で計3本の3を決めたが、もはやそれをするしかない、正にラストは今季のキャブズを象徴する展開となってしまった。最終的にレブロンは28点、12リバウンド、8アシストの活躍を見せたが、レブロンに次ぐ柱であるラブは後半に至っては最後の3を除けばシュートを放ったのは一本のみ、前半はインサイドで奮闘していたが後半は2ndチャンスに絡むこともほぼなく鳴りを潜めてしまった。

勝利の立役者となったボグダノビッチはプレイオフキャリアハイとなる3ポイント7本を含むFG11/15の30得点の大活躍、彼の連続3ポイントがチームに流れを引き寄せ勝利の要因となったのは事実だが、要所でレブロンに好ディフェンスを見せ、ディフェンスに難があるコーバーがつくや否や果敢にドライブからスコアを重ねるなど試合全体を通しての好判断、そして思い切りの良さが光っていた。レブロンも試合後「彼に好きなようにやらせてしまった」とコメント、対策が不十分だった事を認めざるを得なかった。

▼ボグダノビッチ 30点パフォーマンス▼

 

「まだたくさんプレーをするゲームが残っている。このシリーズでは未だチームとして理想的なプレーをする事が出来ていない、勝利した第2戦も含めてもだ。俺たちは再び結束して第4戦で如何にしてより良くプレーするかを見つけるだけだ。」

こうコメントしたレブロンだが、一つ気になったのは勝負所で絶対に勝つという気迫を感じられなかった事だ。キャブズがターンオーバーを犯した後、他チームメイトは走って戻る中一人ゆっくりと歩いて成り行きを見守っていた。そして3ポイントで追い上げている時も、その表情、仕草から勝利への執念のようなものは感じられなかった。

止められる確率が低い場面で無理をして怪我をする可能性も考えると正当化出来るのかもしれないが、土壇場の勝負所、しかもプレイオフの舞台でチームリーダーが率先してチームを鼓舞する姿勢がないのは気がかりな所だ。

試合後のインタビューでは、もっと周りのサポートが必要ではないかと問われ、

「俺がチームメイトに責任を押し付けると思ってるのかい?俺はそんな事はしない。彼らがより良くプレーしなければならないのは事実だが、それは俺自身も同じだ。6回もターンオーバーを犯したんだからね。第3クォーターはひどかった、シュートも決められなかったし。第3クォーターも良いプレーが出来ていたらリードを保っていたはずなんだ。俺たちは全員が一つの集団としてもっと良くプレーしなければならないと知っているよ。」

と回答していた。

キャブズはこれで1-2とリードされ苦しい立場にはなったが、まだ試合は残っている。今回はスーツ着用効果は実らなかったが続く第4戦以降で挽回なるか、引き続き目が離せない。


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About cata.

cata.
96-97シーズンよりNBAを見始め、それがきっかけで中学からバスケを始める。高校ではNBAファンサイトの運営に夢中になり青春を台無しにする。大学から渡米し7年滞在後に帰国。三度の飯より四度の飯が好きってぐらいダンクを愛するB型アラサー。

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