キャメロンカーク君、10歳。彼はNBAプレイオフ期間だった4月16日に癌を患っているという診断を受けていた。
彼が住むダンビルのコミュニティーではそんな彼を励ますべく力強い言葉を投げかけ、更にフェイスブック上では祈りを捧げるコメントが溢れたとカーク一家は語った。
そして彼の力になれるならと、ある図書館員とその友人がペイサーズファンであるキャメロン君のために何かしてあげられる事はないかとペイサーズに直接コンタクトを取ったが、そこで彼にとって信じられない出来事が起こった。
その問い合わせがあってから間も無くして、彼の元に一通の手紙が同梱された小包が届いたのだ。
▼キャメロン君の母、キャリーさんのツイート▼
This man is hands down one of the best role models in a long time! His speech after Game 7 was phenomenal & Cameron receiving this today proves his words are genuine! Thank you @VicOladipo you put a huge smile on my son’s face and made mom & dad’s hearts happy! #CaptainKirk pic.twitter.com/W4mYyHiRGr
— Carrie Kirk (@carrie_kirk) 2018年5月3日
この男は疑いの余地なく最高の模範的存在の一人だわ!彼の第7戦の後の演説は素晴らしかった、そしてキャメロンが今日これを受け取ったことが彼の言葉が本物と証明しているわ!ありがとうビクターオラディポ、あなたは息子に特大の笑顔を生んだ上に、父と母の心も幸せにしたわ!
それは今季からペイサーズの柱として大活躍しているオールスター、ビクターオラディポからの励ましの手紙だった。
「2018年4月27日
やぁキャメロン君!
君が白血病と戦っているという事を聞いたよ。そして僕は君に強くあって欲しいと励ましたかったんだ!!本当に恐いし、今もどかしい時を過ごしていると思う。でも君は自分自身を信じなければならない。そして君の周りの人々はみんなこれを乗り越えるために協力してくれる。
神が君に新しい日々と向かい合える強さ、癒し、そして特別な恵みを与えてくれますように。君に与えられた道がなんだとしても、決して諦めないと覚えておいてくれ。神が君の人生にどんなプランを立てたのかは絶対に分からないからね。
僕は君が治療を通して最善であれる事を祈る、そして医師や看護師、両親の話をよく聞いて、ポジティブであれるよう励ますよ。彼らはこの戦いに勝つために必ず君の力になってくれるからね!チームメイトの全員、そして僕から #キャメロン強くあれ!
幸を祈ります。
ビクターオラディポ
4番
インディアナペイサーズ」
キャリーさん曰く、この手紙を受け取った普段シャイなキャメロン君は一度固まった後、「ビクター手紙を送ってくれてありがとう!!本当に最高だよ!!」と満面の笑みではしゃいだそうだ。
オラディポの神への信仰心、そして心温まるその言葉はカーク一家の心に光を灯した。
「私はすでに彼のファンだったけど、この手紙を読んで、とても大事な存在の方が息子のために時間を割いて神への信仰心を伝えてくれるなんて、本当に嬉しいわ。オラディポと私たちには契約が結ばれたわ、ずっと貴方のファンでいるって。」
キャメロン君にはこれから3年の闘病生活が待ち受けているが、皆のサポートを受けながら、そしてオラディポの言葉を心に刻みながらきっと乗り越えてくれるだろう。そうカーク一家は信じている。
ちなみに最終第7戦まで競った末に惜しくもキャブズに敗れたオラディポ率いるペイサーズだが、キャリーさんは
「息子がレブロンに対して発した言葉はとても教えられないわ。」
と笑いながら答えたそうだ。(笑)
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